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小森 真吾 院長の独自取材記事

小森歯科医院

(知多市/朝倉駅)

最終更新日:2019/08/28

20190529 bana

名鉄朝倉駅から徒歩3分の場所に立つ「小森歯科医院」。長きにわたって地域に根をはり親しまれてきたクリニックだ。待合室には魚の泳ぐ水槽に、キッズスペースがあり、コミック雑誌やスタッフ手づくりの折り紙が置かれるなどアットホームな雰囲気が漂う。奥にはもう1つ予防歯科専用の待合室があり、落ち着いたインテリアとなっている。小森真吾院長は「治療して終わりではなく、メンテナンスを継続することが大事」と予防歯科にも力を入れる。子どもからその親世代、高齢の患者まで誰でも気軽に来られる場でありたい、と話す小森院長。ベテランらしい静かな語り口ながら、まだまだ貪欲に知識を吸収して地域に貢献したいという思いが伝わってきた。
(取材日2019年5月8日)

来院しやすい雰囲気を心がけ、開業当初から予防を重視

これまでの経緯や患者層について教えてください。

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私は高校生の頃、理系を選択しており、細かい作業も好きで、自分の適性を生かして人の役に立てれば、という思いから歯学部に進みました。大学卒業後、3年半ほど名古屋市内の歯科クリニックに勤務し、1982年にこの近くで開業、十数年前に今の場所に移転して現在に至ります。患者さんはお子さんからお年寄りまで近隣の方が中心で、20年、30年と続けてきてくださっている方も多いですね。今はインターネットで調べられたり、紹介などで、名古屋市北部や三河地域などからも来られます。症状は、虫歯、歯周病、インプラント治療、審美歯科など多岐にわたり、こまめに定期検診に来られる方も増えています。

院内のつくりや設備でこだわったところはありますか?

内装は、温かみのある色を基調にしました。開業当初から予防やメンテナンスをしっかり行いたいと考えていましたので、虫歯などの一般の診療と予防歯科では待合室も診療室も分けています。一般歯科と予防歯科では来られる目的が違いますので、そのほうが患者さん同士も落ち着くのではないかなと考えたのです。一般歯科の待合室にはキッズスペースを設けて明るい感じに、予防歯科の待合室は落ち着けるように花や緑を置き、雰囲気を変えました。機器についてのこだわりは、患部を大きく拡大して確認しながらの治療を可能にするマイクロスコープや、セラミックの型採りから処置まで最短では当日に行えるCAD/CAM冠システム、CT装置を備えていることでしょうか。できるだけ先端の技術を取り入れるようにしています。

長年、予防に力を入れてこられたのですね。

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やはり歯が悪くなって削ってしまうより、削らないほうが患者さんも私も楽ですよね(笑)。人工の歯を入れるよりも、自分の歯で一生過ごすことができたらそれが一番ですので、予防に力を入れたいと考えているんです。昔から患者さんにも「きれいな状態を維持できるように定期的にクリーニングするといいですよ」とお話していますが、最近では一般的に予防の意識も広がりつつあり、理解していただきやすくなりました。予防歯科にかける時間は約1時間。歯科衛生士が、歯の磨けていないところを染め出してチェックし、歯石を除去、さらにバイオフィルムといって細菌の膜を専用の機械で徹底的に取っていきます。気持ちが良いのでしょう、寝てしまう方や、「毎月来たい」と言う方もいらっしゃいます。大人は大体3ヵ月に1回、お子さんは半年に1回程度が理想です。

成長に合わせ骨格の良い方向に導いていく小児矯正治療

予防歯科の他にも力を入れている分野はありますか?

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小児矯正治療にも力を入れています。当院で行っているのは、顎顔面矯正治療というものです。矯正治療というと、ワイヤーをつけて歯並びだけを直すイメージがあるかもしれませんが、顎顔面矯正治療とは、歯並びが悪くなる根本的な原因である顎の成長不全の改善をめざす方法です。最近は顎の骨格が小さい子が多いため、鼻の奥から喉にかけての空気の通り道が狭く、それを広げようと頭を前に出して呼吸をするため猫背になったり、お口をぽかんと開けて口で呼吸をするようになります。親御さんは歯並びを気にして来院されるのですが、骨格の問題がたまたま歯並びに出ているということですね。顎の骨格を広げて良い方向に育成していくことで、歯もきちんと顎に収まり、口呼吸から鼻呼吸に変わり、姿勢の改善まで期待されます。成長に合わせて行うため、成長しきった後にする矯正治療よりも無理が少ない方法だと思います。定期的に無料の矯正説明会も開催しています。

矯正の装置や治療について具体的に教えてください。

装置は、急速拡大装置という金属製の物をお口の中に取りつけます。ねじがついていますので、1日1回、親御さんがねじを巻いて0.2ミリずつ装置を広げていきます。そうすることで顎の骨の幅が少しずつ広がっていくのです。広げる期間は2~3ヵ月ですが、その後、骨を固定する期間が必要で、治療はおよそ3~4年と考えていただくといいでしょう。痛みはほとんどありません。始めるのに適した年齢は6~7歳で、現在当院では多くのお子さんが治療中です。治療後は、抜歯も、ワイヤーによる矯正治療も必要なくなるケースも多いですね。反対咬合、いわゆる受け口の方はもっと早めに4歳ぐらいからの治療が望まれます。たくさんのお子さんの診療をしているため、その子が将来どのような歯並びになるかが大体予測できますので、気づいた時点で親御さんにお話しますが、矯正治療は自費治療でもあり、こちらから押しつけるようなことはありません。

親が日常気をつけることはありますか?

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まずは、仕上げ磨きをきちんとすることですね。そのときにお口全体をしっかり見てあげましょう。また、普段の食事にも気をつけるといいかなと思います。今の子どもは、ぐっと力を入れて噛むことができなくて、いつまでもくちゃくちゃと噛んでいて飲み込むことができない子が多いと感じます。柔らかいものばかりでなく、たまにはお口全体を使ってしっかり噛み切るようなおかずを出すのもいいですね。硬めのガムを噛むこともお勧めです。また、親御さん自身にも、特に妊婦さんには、お子さんに虫歯菌がうつらないよう、ご自身の口内ケアがまず重要であることをお伝えしています。

地域を大切に、気軽に来られる場に

先生が診察の際に大切にされていることはどんなことですか?

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必ずしていることは、初診の患者さんに口内の写真を撮らせていただくことです。モニターに映して、現状を知っていただくためですね。普段なかなか口の中をじっくり見る機会もないですし、自分が痛いと思った場所とは違うところで炎症が起きていることもあります。虫歯でも歯周病でも原因はあるはずですので、「なぜ悪くなったか」という原因を追究することも大切にしています。悪い部分だけではなく口の中全体を見て診断することを心がけているんです。また診療中、お口に指が入ると嘔吐反射がある方や、型採りをする際に不安だという方には笑気ガスによる麻酔を行うこともしています。

仕事にやりがいを感じるときは、どんなときでしょうか。

難しい治療の場合、3~4年と長く通院される患者さんもいます。お金もたくさんかかったのに、患者さんから「先生に会えて良かった、治療して良かった」との言葉をいただくと本当にうれしいです。治療後もメンテナンスに来てくださり、毎回健康的な歯を見るのは楽しみですね。患者さんと長くおつき合いできるのも、この仕事ならでは。痛いところは治療し、歯がない人には歯を作り、見た目の美を求める人には美しさを施す。この仕事はいろいろなことができるところもおもしろく、やりがいがあります。患者さんの歯だけでなく、口内全体、体の健康までトータルに診られることも喜びです。

最後に、今後の展望についてのお話や、読者へのメッセージをいただければ。

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おかげさまでこれまで長きにわたりやってこられましたので、今後もさらに地域の皆さんに貢献できるように、常に新しい技術に対してアンテナを張っていきたいと思います。スタッフも勉強熱心でセミナーにも積極的に参加していますので、当院全体で質の高い、良質な治療とケアを提供していきたいですね。歯は、治療して終わりではなく、そこからまた徐々に古くなっていくわけですので、良い状態を長持ちさせるために定期検診は大事です。美容院や床屋に行くような感覚で、お口も含めて身だしなみを整えようと考えていただければ。こちらから「来てください」と言うのではなく、自然に「そろそろ歯をきれいにしてこようか」という気持ちになっていただけるといいなと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/50万円~、小児矯正治療/40万円~
インプラント治療(1本)/30万円~、セラミック治療/3万8000円〜
※すべて税別

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