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坂本 芳大 院長の独自取材記事

坂本内科胃腸科クリニック

(横浜市緑区/中山駅)

最終更新日:2020/04/01

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中山駅北口より徒歩1分。「坂本内科胃腸科クリニック」は、駅前のロータリーを挟んですぐの大きなビルの4階にある。待合室に入ると白い壁に飾られた絵画がまず目に入る。坂本芳大院長自らセレクトしたお気に入りだそうだ。壁ぎわにはソファーが並んでおり、午後の診療開始前には診療を待つ多くの患者で埋め尽くされていた。日本消化器内視鏡学会の消化器内視鏡専門医で、数多くの胃の内視鏡検査を行うという坂本院長は、明るく話しやすい雰囲気のドクター。取材では、内視鏡検査をはじめとする診療のことから、趣味に関することまで幅広く話を聞いた。
(取材日2018年6月20日)

内視鏡のメリットは、病気が目で確認できること

消化器内科を専門にされた理由をお聞かせください。

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医学生だった頃、仲間うちで誰がどの医局に合うかを互いに言い合う機会がありました。その時友人たちに「外科か小児科が向いているだろう」と言われたことを覚えています。あと、精神科の医師である兄の診療を手伝ったことがあるのですが、患者さんの話をじっくりと聞き、目に見ることはできない精神の状態を診療することはとても難しいことでしたし、自分には向いていないと感じました。それとは逆に興味を持ったのが消化器内科でした。内視鏡を使って病気がはっきり目で確認でき、根拠を持って治療を進められるところに惹かれ、専門にしようと決めました。消化器内科の分野は内科でありながら、内視鏡などの外科的な要素も多いですから、友人たちが外科が向いていると言ったことも、あながち外れてはいないでしょうね。

内視鏡検査を始められたのはいつ頃からでしょうか?

いわゆる胃カメラは、日本では1950年頃に診療に用いられたそうですが、私が内視鏡検査に出会ったのは今から約30年前です。当時の内視鏡は現在のように自在に屈曲しませんでしたし、太くて硬い素材でしたから、検査を受ける患者さんもたいへん苦痛を伴いました。しかし、開腹しなくとも患部を直接見ることができ、それによって診断を行えるわけですから、興味を持ったのと同時に、これから技術が発達していくに違いないだろうと確信しました。現在でも内視鏡検査を勧めると、抵抗感を示す患者さんが時折いらっしゃいますが、当院では苦痛が伴わないよう十分に配慮していますし、検査自体ほんの数分で済んでしまいます。それでいて、患部の状態がはっきり確認できるのですから、ぜひ検査を受けていただきたいですね。

内視鏡検査は簡単に受けられるのでしょうか?

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はい。当院は必ずしも検査に予約が必要というわけではありません。診療の結果、検査が必要となれば朝食を抜いて来院されている場合でしたら、その日に検査をすることも可能です。検査後もすぐに日常生活に戻っていただけますので、わざわざ仕事を休む必要もありません。カメラを口から入れる経口内視鏡検査だと吐き戻しが強い方には、鼻腔から内視鏡を入れる経鼻内視鏡検査もありますので、そちらならば不快感や違和感が経口に比べ軽減されると思います。検査を受けられた患者さんの中には、想像以上に簡単に検査が終わってしまうので、拍子抜けされる方もいらっしゃるくらいです。

先入観を持たず、変化を見逃さない診療が早期発見の鍵

最近は生活習慣病の診療にも力を入れているそうですね。

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高齢化に伴い生活習慣病の患者も増えてきていますので、月に1度、循環器内科専門の先生に来てもらい、診療をお願いすることになりました。大学病院を退職された先生で、実は私の大学の同級生なんですよ。当院では開院当初から自分の体の変化を知ってもらうために、血圧手帳と糖尿病手帳を患者さんにお渡しして、毎日血圧や体重を測定した結果を記入してもらっています。その手帳を参考にすれば治療も進めやすくなりますからね。当院の患者さんのほとんどが手帳に記入するのを習慣づけてくれています。それから訪問診療も始めました。今までクリニックに通っていた患者さんが、高齢のため足腰が弱くなり通院が困難になった人も増えてきたんです。継続して診療が受けられるように今後は訪問診療にも力を入れていきたいです。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

無我の境地といいますか、雑念をなくすようにしています。特に気をつけているのは、診療の際には一切の先入観を捨てることです。と言いますのは、先入観を持ってしまうことで、病気を見逃してしまうことがあるからです。例えば、この年齢でこの病気になるはずがない、この訴えはあの病気ではない……。そのような先入観が診断を狂わせることがありますから、患者さんの話を聞くときは、絶えず疑問を持ちながら、病気の可能性を想定しながら接するように心がけています。

日頃から胃腸の不調を抱えている人に何かアドバイスはありますか?

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食べ過ぎると胃がもたれたり、ストレスがたまると下痢気味になったりと、何らかの胃腸の不調を抱えてらっしゃる方は多いと思いますし、それらをご自身でケアされている場合も多いでしょう。ただし、同じような症状が1ヵ月にわたって続くような場合は、すぐに専門の医師の診察を受けていただければと思います。ほんのわずかな診療で、不調が解決に向かうことや、大きな病気でしたら早期発見などにもつながります。その診療時間を取らなかったばかりに、一生を台無しにしてしまってはとてももったいないことです。胃腸が弱い体質だと決めつけずに、ぜひ一度診察を受けることをお勧めします。

消化器の専門家として、地域医療に貢献していきたい

医師を志したきっかけを教えてください。

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親族に医師が多く、子どもの頃から医師というものが特別なものではなく身近な存在だったんです。高校時代の友人も医師になった者が多いのですが、周りも医師をめざす人たちの中にいましたから、あまり迷うこともなく自分も将来は医師になるのだろうと思っていましたね。15歳年上の兄がいるんですが、私が高校生くらいの頃には、兄が精神科の医師として働く姿を見ていましたから、より具体的に医師の道へ進むことをイメージできるようになったのは兄の影響もあると思います。

休みの日はどのように過ごされていますか?

最近の趣味は飛行機のマイルをためることですね。マイルがたまってランクが上がると、お得なサービスが受けられるんですよ。そのために、時間があればよく一人で沖縄へ日帰りで行っています。マイルをためるのが目的なので、ほとんど観光はしません。朝早くから飛行機に乗って沖縄に行き、国際通りを歩いたりしてその日のうちに飛行機に乗って帰ってきているんですよ。

最後に、今後やっていきたいことや、クリニックの展望についてお聞かせください。

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まずは内視鏡検査についてもっと多くの方に知ってもらいたいですね。内視鏡検査はその日に食事をしていなければ検査を受けることもできます。耳鼻咽喉科や循環器内科などのクリニックから検査の依頼を受けることも多く、それほど身近な検査なのです。医療の技術は日々進化を遂げていますので、しばらく検査を受けていない方からすると苦痛なイメージが変わるかもしれません。ぜひ気軽に検査を受けていただきたいと思います。また、消化器の専門家として今後も地域医療に貢献していきたいと思っています。当院の患者さんも高齢化で足腰が弱くなり、以前のようにクリニックに通えず診療を受けられなくなり困っている人も多いんです。そのために訪問診療も始めました。クリニックの診療と変わらずサポートしていけるよう、今後は訪問診療にも力を入れていきたいです。

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