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新美 敦司 院長、新美 しのぶ 副院長の独自取材記事

にいみ歯科・矯正歯科

(四日市市/近鉄四日市駅)

最終更新日:2025/05/21

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科 main

開業してから四半世紀以上もの間、一貫して予防歯科の重要性を伝え続けてきた「にいみ歯科・矯正歯科」は、近鉄四日市駅から徒歩10分の所にある。患者の増加に伴い、予約が取りにくい状態が続いたため、2024年に院内を一新した。メンテナンス用のフロアを増設し、新しい機器を導入したが、新美敦司院長と新美しのぶ副院長は、「これが完成形ではありません」と向上心が尽きることはない。明るく親しみやすい人柄の2人に、リニューアルの経緯や現在の診療体制などについてさまざまな話を聞いた。

(取材日2025年3月21日)

予防歯科に注力し、患者のニーズに応えてリニューアル

リニューアルオープンの経緯について教えてください。

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科1

【敦司院長】以前は1階のフロアのみで診療していましたが、2024年に2階を改修し、矯正歯科とメンテナンス専用のフロアを造りました。クリニック拡大の必要性を感じたのは、6年ほど前にさかのぼります。当院は開業当初から一貫して、予防歯科の重要性を伝え続けてきました。患者さんに予防歯科の大切さが伝わるほど、メンテナンスで来院される方が増え、ついに予約が取りにくい状況になったのです。休診日だった木曜も診療日に追加したものの、それでも予約が取りにくい状況が続いたので、今回のリニューアルを決断しました。

予防を大事にしているのですね。

【敦司院長】虫歯や歯周病の治療が終わったらゴールではなく、そこからが本当のスタートだと、私は考えます。そのため、患者さんには治療前から「次に虫歯にならないためにはどうしたらいいか」を丁寧に説明しています。また、歯科衛生士を担当制にすることで、信頼関係を築きやすく、継続的に通院しやすい環境をつくっています。予防歯科において、歯科衛生士の役割は非常に大きいものです。10人以上在籍している歯科衛生士は全員勉強熱心で、患者さんのお口の健康を保つために、日々研鑽を積んでいます。クリーニング時には、拡大鏡、時にはマイクロスコープという歯科用顕微鏡を使い、歯と歯茎の間にある歯石をしっかり取り除くよう努めています。このような丁寧なクリーニングは、お口の健康を保つ上で欠かせないものです。

クリニック名を「にいみ歯科医院」から「にいみ歯科・矯正歯科」に変更した理由は?

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科2

【しのぶ副院長】リニューアルの時期に、歯科医師である娘夫婦が当院に勤めることになりました。娘の夫は矯正歯科を専門に学んでいる歯科医師ですので、今まで対応しなかったケースの専門的な歯列矯正も行うことになり、クリニック名に矯正歯科を加えました。最近は矯正を希望される患者さんも増え、今まで通われていた患者さんの中にも「一度相談してみようかな」と思われる方もいらっしゃいます。マウスピース型装置を用いた矯正もワイヤー矯正も行っていて、患者さんのニーズに対応できるようになり、うれしく思っています。

それぞれの職種が専門性を高め、チーム医療を実践

リニューアルで設備も一新されたとか。

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科3

【しのぶ副院長】そうですね。機器は常に新しいものを取りそろえるようにしています。画像でいえば、鮮明なほうが病気の見落としが少なくなると期待できるので、患者さんにとってより良い治療を提供するために機器類にこだわっています。今回のリニューアルでは、被ばく量の少ない歯科用CT、頭部エックス線規格写真、歯の型採りを行う口腔内スキャナー、レーザー、パウダークリーニングなどを新しくしました。マイクロスコープも、精密な治療には欠かせません。今後も、良い物があれば積極的に導入していくつもりです。

在籍している歯科医師やスタッフさんについて教えてください。

【敦司院長】歯科医師は私と副院長、そして娘夫婦を含め、10人在籍しています。私の専門は歯周病、副院長は小児歯科、娘夫婦はインプラント治療と矯正歯科が専門です。その他の先生も、口腔外科や訪問歯科など各専門分野を持っています。また、専門性の高い歯科衛生士をはじめ、優秀な歯科衛生士が多数在籍しています。さらに、鮮明なエックス線写真を撮影するために研鑽を積んでいる診療放射線技師、患者さんに食事や栄養についてわかりやすく説明する管理栄養士、治療中にお子さんをお預かりする保育士など多数の専門職がいますので、スタッフ一丸となって患者さんをサポートしています。

訪問診療にも対応しているとか。

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科4

【しのぶ副院長】はい。開業して30年以上たつので、開業当時40代・50代だった患者さんたちが70代・80代となられ、中には来院が難しくなった患者さんもいらっしゃいます。そのような患者さんのご自宅や入所されている施設に出向き、お口のケアをするのが訪問診療です。ケアと同時に、お口の機能が維持できるように、舌の力やお口周りの筋肉を診させてもらい、飲み込む力が落ちないようにサポートしています。飲み込む力のサポートは、管理栄養士も得意分野ですので、連携しながら患者さんの診療にあたっています。また、お口の機能のサポートは、小さなお子さんにも大切なことです。舌やお口の筋肉が弱いと、歯並びに影響することがあるからです。そのため、お子さんに向けても、お口を育てるサポートをしています。

地域住民のために、今後も進化し続けたい

どのスタッフさんも勉強熱心なのですね。

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科5

【しのぶ副院長】そうなんです。例えば、歯科医師や歯科衛生士はそれぞれの分野の勉強会に意欲的に出席しています。スタッフが新しい情報を入れたりスキルアップは応援したいので、費用はクリニックが負担しています。勉強会やセミナーで学んだことはクリニックに持ち帰り、スタッフ間でシェアして、知識を深め合っています。また、外部からさまざまな分野の講師をクリニックに招いて、スタッフ全員で勉強会を行うこともあります。また研修医や歯科衛生士学校の実習の受け入れ先にもなっていますので、後進の育成にも力を注いでいます。

先生が診療で大切にしていることは何でしょうか?

【敦司院長】まず1つ目は、お口全体の健康を守ることです。私は、お口の病気を3つに分けて考えています。虫歯、歯周病、噛み合わせです。当院では、それぞれに専門の先生がいますので、連携しながら治療にあたっています。そして、治療したら終わりではなく、定期的なメンテナンスこそ大切であることは、先ほど説明したとおりです。もう1つ大切にしていることは、患者さんへの説明です。当院ではさまざまな治療の提案ができますが、だからこそ患者さんが迷われることもあります。治療に対する患者さんの疑問や不安を解消するために、オーラルコーディネーターという説明のプロフェッショナルが、時間を取って丁寧に説明します。患者さんと歯科医師をつなぐ架け橋のような存在です。歯科医師が説明して、患者さんがわかりにくかったところをオーラルコーディネーターが補足して説明し、患者さんの安心につなげています。

今後の展望についてお聞かせください。

新美敦司院長、新美しのぶ副院長 にいみ歯科・矯正歯科6

【敦司院長】今回のリニューアルを機に、医療機器や会計システムなどを刷新しましたが、これで完成だとはまったく思っていません。歯科の分野は、日進月歩でより良い技術や材料が開発されています。つまり、今のままであれば、いつか必ず「古い治療」になってしまうのです。患者さんのことを思えば、それはあってはならないこと。この地域の皆さまにより良い歯科治療を提供できるよう、これからもチームスタッフ全員で研鑽を積み、技術を磨き続けていきます。また、利便性の向上もめざしたいです。AIなども積極的に取り入れながら、患者さんが通いやすいクリニックにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント手術/サージカルガイド料:片顎4歯まで5万円、1次オペ(フィクスチャー埋入):1本25万円、2次オペ(アバット)チタンベース:1本3万円、上部構造ジルコニア:14万円
検査(口臭・唾液・細菌)/3つで5000円
マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~

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