期待できるメリットは審美性だけではない
ホワイトニング
ナカニシ歯科医院
(津市/久居駅)
最終更新日:2024/05/15


- 自由診療
見た目を美しくすることをめざすために需要があるホワイトニング。新型コロナウイルス感染症への認知が進み、マスクを外すことも増えた今、歯の色を気にしてホワイトニングをしてみたいという人も多いのではないだろうか。実はホワイトニングは、見た目へのアプローチ方法だけでなく、ひいては虫歯などの予防にもつながるものなのだという。しかし、「漂白することで何か歯に負担がかかるのでは?」などと不安に思うことも多い。ホワイトニングのメリット・デメリットやホワイトニングを受ける際に注意すること、そして、歯科医院でホワイトニングを受ける良さについて、「ナカニシ歯科医院」の中西俊介院長に教えてもらった。
(取材日2023年12月7日)
目次
目標の白さを設定し、ホワイトニングの種類や回数を選択。施術後の状態を維持するために歯磨きも徹底しよう
- Qホワイトニングの種類とそれぞれの特徴を教えてください。
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A
▲それぞれのホワイトニングには特徴がある
大きく分けて、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」があり、両方を組み合わせた「デュアルホワイトニング」という方法もあります。オフィスホワイトニングは、薬液の濃度が高いので、それだけ即効性が期待できますが、通院が必要です。忙しくて通院できない人は、時間はかかりますが、ホームホワイトニングで回数を重ねてじっくり進めていく方法を選ぶとよいでしょう。デュアルホワイトニングは、自宅でホームホワイトニングをしながらその合間を縫って歯科医院でオフィスホワイトニングを受けるので、必然的に回数も増えますが、即効性が期待でき、施術後の状態を維持しやすいともいわれています。
- Qホワイトニングの施術内容を教えてください。
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A
▲丁寧にカウンセリングを行い、ホワイトニングを実施する
オフィスホワイトニングは、歯茎に保護剤を塗った後に、光を当てて保護剤を固め、歯に薬液を塗布して15分ぐらい置きます。照射する光が目に入らないように保護をして行いますが、光に過敏な方は注意が必要ですので、ご相談ください。その後、洗い流すまでが1回の施術になります。ホームホワイトニングは、薬液を入れたマウスピースをつけたまま1日2時間のホワイトニングを、2週間続けます。ホワイトニング中、食事はできませんが、話すことはできますので、接客などの見た目を気にする内容でなければお仕事にも差し支えないと思います。どちらも、目標の白さをめざして何クールかを繰り返していきます。
- Qホワイトニングを受ける回数や受ける際の注意点はありますか?
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A
▲知覚過敏がある場合は、治療終了後に施術開始
施術の回数は、目標の白さによって変わります。最初に、美容院のカラーリングで使うような色見本を参考にしながら目標の白さを決めていただき、どれくらいの回数で目標の白さになることが見込めるかお伝えしますので、イメージしやすいと思います。受ける際の注意点は、知覚過敏ですね。特に施術後の飲食の際にしみるなどの知覚過敏が出ることがあります。もともと知覚過敏のある方については、症状が悪化する可能性もありますから、先に知覚過敏の対処をしてからホワイトニングをしたほうが安心でしょう。持病の薬を服用している方は、主治医と相談の上、受けてください。また、妊婦さんや授乳中の方は避けてください。
- Q施術後に何かケアが必要なのでしょうか?
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A
▲施術後のケアも大切
施術直後は、歯の表面に色素が沈着しやすい飲食物を避けたほうがいいですね。コーヒー、紅茶、ワイン、カレー、タバコなどです。会食などでどうしても食べざるを得ない場合は、食べた後に水で口をすすいだり、可能なら歯磨きをするとよいでしょう。ホワイトニング後も、時間の経過で少しずつ黄ばんでくるのは避けられません。施術後の状態を維持するためには、毎食後に歯磨きをして、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることをお勧めします。
- Q歯科医院でホワイトニングを受けるメリットは何でしょうか?
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A
▲痛みや不安に配慮しながら、ホワイトニングを進める
濃度の高い薬剤を使用していますから、目標の白さにたどり着きやすいことが期待できるのは大きなメリットですね。また、お口の中の状態を見て、もし虫歯や歯周病があれば、必要に応じて治療してからホワイトニングをしますから、予防にもつながる側面がありますね。ホワイトニングをきっかけに、歯科医院でのメンテナンスを継続して歯をきれいに保とうという意識が生まれ、結果的に虫歯などの予防にもつながるというメリットもあります。
自由診療費用の目安
自由診療とはオフィスホワイトニング/1万9600円~、ホームホワイトニング/2万2000円~、デュアルホワイトニング/4万4000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。