八木 正樹 院長の独自取材記事
八木歯科
(大津市/唐橋前駅)
最終更新日:2026/09/25
1976年の開業より、大津市神領の地で長年地域の人々の歯の健康を守り支えてきた「八木歯科」。2026年9月に50周年の節目を迎えた同院は、幅広い年代の多くの患者に親しまれている。現在、院長を務めるのは、2014年に2代目に就任した八木正樹先生だ。先代同様、一般歯科の幅広い診療分野に携わりながらも、手がける歯科医院が少ない歯周組織再生療法や顎顔面矯正など専門性の高い治療にも取り組み、さまざまなニーズに応える診療体制を追求する。スタッフ全員と力を合わせてより質の高い治療の実現をめざす八木院長に、長い歴史の中で大切に受け継いできたもの、次の時代に向けて新たに取り組んでいくことなど、今の想いや今後の展望について話を聞いた。
(取材日2026年6月29日/情報更新日2026年9月16日)
開業から約50年間、地域の健康を支え続ける歯科医院
お父さまの代から50年近く続く歯科医院と聞きました。

先代院長である父が開業したのが1976年のこと。2026年9月に、開業50周年を迎えました。当院は地域に根差した町の歯科医院としてさまざまな歯のお悩みに対応し、遠方から来院される方もおられるほど、多くの患者さんに親しまれてきました。そのような父の背中を見て育った私は父と同じく一般歯科医を志しながら、より幅広い治療を展開するために卒業後は滋賀医科大学医学部附属病院で歯科口腔外科について研修。その後は勤務医として歯科口腔外科治療やインプラント治療をはじめ歯科全般の臨床経験を積み重ね、2014年4月、八木歯科を引き継ぎ2代目院長に就任しました。父は現在も現役歯科医師として活躍中。ともに力を合わせて、地域の歯科診療に取り組んでいます。
御院を継承するにあたり、先代から変わらず受け継いだものはありますか?
先代よりずっと言われ続けてきたのが、「一人でも多くの人に喜んでいただける治療を提供する」ということ。それは、開業以来当院が大切にしてきた姿勢であり、私自身の医療人としての土台となっていますね。そのような姿勢を守り継いでいくために、当院が掲げている理念が「より丁寧に」「より正確に」「より誠実に」という3本の柱です。先代の教えを変わらぬ軸としてスタッフ全員と共有しながら「忙しい時にこそ、より丁寧に」「一つ一つのことを、より正確に」「一人ひとりに対して、より誠実に」という3つの理念の実践に向けて、日々努力を重ねています。
診療において、先生が独自に大切にされていることを教えてください。

私自身が常に心がけているのは、「今困っている患者さんを断らない」ことです。患者さんから「このような治療を受けたい」と言われた時に「できません」と言いたくないというのが私のスタンス。当院を継承するにあたり歯科口腔外科を学んだのも、先代が行ってきた治療を新たにカバーできる領域であることと、当時注目を集め始めていたインプラント治療なら、歯周病などで歯を失ってしまった患者さんに治療をご提案できると思ったから。結果、そこで得た知見は、私自身の強みになっていると思います。院長に就任し当院を経営していく立場ですが、あくまでも“医療人としてありたい”という想いが強いですね。これからもどんどん勉強を重ねて歯科医師として成長し、「八木歯科に行けば何とかしてくれる」と、頼られる存在になりたいですね。
医療人として学び続け、治療の選択肢を広げる
2022年には、施設を拡充する大規模リニューアルも行われたそうですね。

おかげさまで年々患者さんの数が増え、待合室では立ってお待ちいただくこともあったので、より多くの方に安心して通っていただける歯科医院にするために増改築しました。土足のまま院内へ入れるようにしたことで靴を履き替える手間をなくし、小さなお子さん連れやご高齢の方も快適に過ごせるような空間にしました。また、感染対策にも力を入れ、安全で清潔な診療環境をめざしています。さらに、オペ室を備え、マイクロスコープや3D光学スキャナー、エアフローなど先進の設備機器も導入し、精度にこだわった治療と予防に向けて環境を整備しました。院内の雰囲気が明るくなったので、多くの患者さんからご好評をいただいています。
診療内容や御院の特徴について教えてください。
当院は開業から約50年にわたり、地域に根差した町の歯科医院として、小さなお子さんからご高齢の方まで、さまざまな歯科ニーズに対応してきました。一般歯科から歯周病治療、小児歯科、入れ歯治療、審美歯科、通院が難しい方のための訪問診療に至るまで、幅広い診療科目を展開しています。中でも多いのは、虫歯や入れ歯、歯周病の治療ですね。また、最近では虫歯よりも歯周病で歯を失う方が多く、インプラント治療の数も増加傾向にあります。治療が終了した大人や歯が生えたお子さんには予防歯科や定期検診をお勧めし、歯の健康を維持するためのメンテナンスにも注力。ご自身の歯を長く使い続けていただくため、口腔をトータルに捉えた診療を実施しています。
歯周組織再生療法や顎顔面矯正など、専門性の高い治療も手がけておられるのですね。

食生活や生活習慣の変化を背景とした歯科ニーズの変容と同時に、歯科医療の技術も日々進化しています。先程も述べたように、時代の変化を捉えながら常に勉強し続けるのが歯科医師としての大きな役割。そうした考えのもと、高齢化に伴って期待を集める歯周組織再生療法や、増加する子どもたちの口腔機能発達不全症に向けた顎顔面矯正など、先進の専門治療にも積極的に挑戦しています。その根底にあるのは、やはり「一人でも多くの人に喜んでいただきたい」という想いがあるから。今できる治療の選択肢を最大限に広げ、患者さんとの相互理解である「インフォームドコンセント」を徹底しながら、患者さんに納得していただける、適切な治療プランをともに考えていきたいですね。
連携の輪を広げ、歯科医療の発展に貢献したい
地域の歯科医院として、今後の目標やビジョンをお聞かせください。

開業50周年という大きな節目に改めて想うのは、地域に根差した歯科医院として人の健康を支え続けるという使命と、そうした地道な治療を通して歯科医療の発展に貢献したいという大きな目標です。口腔内の健康を追求すると、実はお母さんの胎内にいる妊娠期までさかのぼります。妊娠中の栄養管理や口腔ケアが子どもの健康に大きな影響を与えるとともに、その後の発育においても食事や正しい姿勢の指導、健康な歯を育てる予防歯科など、総合的なアプローチが不可欠。それこそが地域のより良い未来のために、今後めざしていくべき方向性だと考えています。悪くなった歯を治療するのはもちろん、健康な歯を育て、守っていくためのトータルな指導・治療・ケアを施す総合的な歯科医院として、多角的な視点からの医療を実践する医療機関をめざしていきたいと考えています。
目標実現に向けて、どのような取り組みを行っておられますか?
これらの目標を実現するのは、私1人の力では不可能です。まず、日頃の歯科診療をより充実・向上させていくために、チーム連携の強化を図っています。スタッフ全員が集まり定期的な学習会を開催する他、一人ひとりの成長を促すやりがいのある職場環境を追求しました。また、情報・意思共有を徹底し、同じ目標に向かって進んでいけるチーム医療をめざしています。そしてもう一つが、地域の医療連携を構築することです。妊娠期からのサポートを実践するための産婦人科との連携をはじめ、さまざまな診療科や行政、歯科に関する企業との連携が必要です。そういった連携によって歯科医療の発展に貢献し、より進化した歯科医療を患者さんに届けたい。そのような壮大な目標に向かって、医療人として前進していきたいですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

豊富な経験に基づく知識やスキル、充実した設備環境の他、長年当院が追求しているのが患者さんとの信頼関係です。健康な口腔内を保つには、歯科医院での施術だけでなくホームケアが最も重要な要素の一つ。だからこそ、当院では患者さんへの説明や指導にも力を入れ、相互理解と信頼関係を大切にしながら、一緒により良い健康づくりをめざしてきました。「子どもたちの健やかな成長をサポートしたい」「生涯、自分の歯で噛み、食べる喜びを感じたい」など、まずはお悩みやご希望をお聞かせください。無理のない納得の治療・ケアプランをともに考え、私たちチームと一緒に取り組んでいきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックを用いた補綴治療/8万8000円~、顎顔面矯正/44万円~、インプラント治療/42万3500円~

