河合医院

河合医院

河合 康夫院長

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閑静な住宅地すすき野にある「河合医院」は1989年に開業して以来、プライマリーケアのできる家庭医としての役割を果たしながら、新しい医療を積極的に取り入れ、多くの人の健康な暮らしを支えてきた。30年前に渡米し、当時まだ日本では知られていなかったPMS(月経前緊張症)やPMDD(月経前不快気分障害)の治療に着眼し、薬による治療を提供してきたほか、糖尿病患者への糖質制限による食事療法ややけどの湿潤療法など、困っている人にとって有効な治療を取り入れる。そんな多用な治療を受けたいと、近隣のみならず遠方からの患者も多い。穏やかで優しい笑顔が印象的な河合康夫院長に、得意とする治療法、糖質制限や湿潤療法についてや、今後の取り組みについて語ってもらった。
(取材日2016年6月23日)

PMS、PMDDは薬で治る病気。我慢せずに受診を

―診療内容をお聞かせください。

内科、婦人科、皮膚科を中心に、レベルの高いプライマリーケア(初期治療)ができる地域の医院をめざしつつ、必要に応じて高度な医療機関へ紹介するという形をとっています。内科では特に高血圧や糖尿病、高脂血症など、皮膚科では傷の湿潤治療に力を入れています。湿潤治療とは、普通は傷を乾かして治すところを、洗浄後に薬の付いたシートを貼りつけて傷を覆うことで、治癒をはやめ、キレイに治すという治療法です。やけどなどにも有効で、覆ってしまうと痛みもずいぶん違ってきます。婦人科ではPMS(月経前緊張症)の治療を中心に、更年期障害をはじめとした婦人科疾患全般に対応しています。

―婦人科で特に力を入れて診療しているPMSとはどのような病気ですか?

日本ではあまり知られていませんが、アメリカではとても盛んに治療が行われている病気です。生理前に起こる症状で、軽い人は、乳房が張る、お腹にガスがたまる、むくむ、甘いものが食べたくなる、イライラするなどの症状が出ます。ひどい場合は、イライラが激しくなる、不安になるなどの症状によって、社会生活や仕事、家庭で支障をきたす深刻なケースもあります。こうしたひどいケースはPMDD(月経前不快気分障害)といいます。中等度以上のPMSは、生殖年齢女性の5.4%、PMDDは1.2%と報告されています。

―どのような治療法があるのでしょうか?

病気の原因として考えられるセロトニンは心の動きや感情に効く重要なホルモンで、黄体期に黄体ホルモンが出ることでセロトニンの神経に作用し、働きが悪くなるのではないかと考えられています。そういった要因から、うつ病の薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害)がとてもよく効きます。うつ病に使う薬というと皆さん驚かれますが、月経前に症状が出たら服用し、生理が来たら止めるという一時的な使い方でも十分で、PMDDの方の場合は即効性がある上、服用量も少なく副作用もほとんどありません。経験からいうと70%ほどの方に効果があるのではないでしょうか。PMS及びPMDDが病気であるということがきちんと認識され、そういった有効な薬があるということが広く知られ、適切な治療がほどこされるよう、医療関係者や患者さんを含め社会にもっと啓発していきたいと考えています。



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