先進機器を用いた虫歯治療
自然な見た目と精密な治療を追求
烏丸十条マス歯科・矯正歯科
(京都市南区/十条駅)
最終更新日:2024/12/25
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京都西陣の地・上京区で5代にわたり、地域の歯の健康を守ってきた歯科医院「医療法人社団和成会 烏丸十条マス歯科・矯正歯科」。院内には、専門的な歯科治療を可能にする医療機器・検査機器が多数導入されている。口元に調和した美しい仕上がりは、細部までクオリティーにこだわった補綴物の作製が必須だ。補綴物を詰める前に虫歯治療や、必要であれば根管治療まで徹底的に行う必要があり、先進機器を虫歯治療で積極的に用いることはさまざまな場面で有用であると、桝和成(ます・かずしげ)院長はいう。先進機器の導入を加速する一方で、機器に頼りきるのではなく、歯科技工士と連携してベストな治療をめざす桝院長。先進機器を用いた虫歯治療の流れについて話を聞いた。
(取材日2020年3月11日/情報更新日2023年2月27日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q虫歯治療で先進機器を用いるメリットを教えてください。
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A
美しさにこだわる虫歯治療は、歯科治療の中でも精密さが求められ、先進機器を治療に取り入れるのは当然のことだと考えています。ただ、先進機器を導入したからと言って、治療の方向性ががらりと変わるわけではありません。これまでの治療にプラスアルファとして機能し、かつ診断のスピードが向上することで、より精度にこだわった虫歯治療が可能になりました。治療機器は導入しても、使いこなせないと意味がありませんから、僕ら歯科医師も機器のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、日々スキルアップに励んでいます。また、機器を導入する際はしっかり情報収集し、患者さんのメリットにつながるものを厳選しています。
- Q先進機器を活用する一方、人の技術を大切にされていますね。
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A
かぶせ物や詰め物など補綴物の出来は、治療結果を左右する重要な要素です。当院では、3D光学式口腔内スキャナーやCAD/CAMシステムなどのデジタル機器を使い、質にこだわった補綴物の作製につなげています。ただ歯科治療で求められる「美」とは、調和のとれた自然な歯の色合いや形と考えており、コンピューターの技術だけでは患者さんの細かい要望を再現できないこともあります。そこで必要なのが、歯科技工士の技術です。当院には歯科技工士が在籍し、患者さんのお口の中を直接確認しながら補綴物の作製を行っています。先進機器だけに頼るのではなく、技工士の技術との融合により、クオリティーにこだわった診療を提供しています。
- Q定期検診・メンテナンスの頻度・狙いについて教えてください。
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A
治療後の状態を維持するためにも、定期検診とメンテナンスは欠かせないと考えています。定期検診の頻度は、治療している歯の本数や歯周病の進行具合、インプラントの有無、噛み合わせの状態など、口腔状態によって異なります。特に治療した歯が多いということは、口の中にそれだけたくさんの人工物が入っているということなので、天然の歯以上にメンテナンスに力を入れて、再発を防いでいく必要があります。また、当院では歯周病治療に力を入れており、独自の点数評価制度を設けています。精密検査で現状を細かく把握して、お口の状態を数値化・管理することで、治療の結果がわかりやすく、患者さん自身の予防意識の向上にもつながっています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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専用のカウンセリングルームで問診。歯や顎の関節に痛みはないか、歯並びや噛み合わせで気になることはないかなど、主訴を確認。満足のいく歯科治療を提供するには、主治医が事前に患者のバックグラウンドをきちんと把握することが重要となるため、丁寧なカウンセリングが行われる。治療開始までの流れや同院の治療方針について説明を受け、検査へ。
- 2検査・治療
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口腔の状態によって歯科用CTとエックス線検査を使い分けて検査を行い、歯の大きさや長さ、歯と歯の間隔、歯茎のラインまで細かく調べた後、問題のある歯の治療を開始。虫歯の進行状況によっては歯の治療だけでなく、歯茎や根管の細部まで治療が必要なケースもあるそう。根管治療を行う際は根管長測定機などを用いて治療が進む。
- 3型採り
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3D光学式口腔内スキャナーを用いて、口腔内の情報を偏りなく取得する。歯の情報だけでなく、歯茎の形、色合いなども、チェアサイドのモニターですぐに確認することが可能。症例によってはシリコンの印象材を使って、咬合採得を行う場合もあるそう。
- 4技工物の作製、装着
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歯科材料を決定し、補綴物の作製へ。CAD/CAMシステムを用いることで、補綴物の作製から研磨まで最短1日でできるという。ファーネスというセラミックを焼きつける機器も導入しており、自然な歯の色合いの再現に努めているそう。より細かい色調や形態の調整が必要な場合は、歯科技工士が対応。補綴物の装着は、かぶせ物の中に細菌が侵入しないよう、微小な隙間も作らないように行う。
- 5経過観察
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治療後は、虫歯の再発・再治療を繰り返さないためにも経過観察を行い、メンテナンスを受ける。自分の歯に対するケアの意識を高く持ってもらうため、健康な歯を維持するためのアドバイスに時間をかけて丁寧に行っている。虫歯治療の治療後は2年間の保証期間を設け、保証期間内は再治療が可能だそう。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックのかぶせ物/12万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。