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飯塚 晃司 院長、飯塚 麻紀 先生の独自取材記事

七光台歯科クリニック

(野田市/七光台駅)

最終更新日:2024/04/22

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック main

流山街道沿いにあり、駐車場10台分も完備している「七光台歯科クリニック」。外壁のレインボーカラーのオブジェや「for the future smiles」という標語が目を引く、飯塚晃司院長と飯塚麻紀先生が夫婦で力を合わせて育ててきたクリニックだ。2007年、3台のユニットから始まった歯科医院だが、今では7台にまで増えているという。子どもから高齢者まで幅広い診療にあたり、すべての治療において噛み合わせを大事にしている。全身の健康と見た目に大きな影響を与えているという噛み合わせ。なぜ、2人が重視するようになったのか、具体的にはどのような治療を行っているのか。季節の小物が窓辺に並ぶアットホームな院内で詳しく話を聞いた。

(取材日2023年12月16日)

地域に密着して幅広い歯科診療を提供

まず、七光台に開業した経緯から教えてください。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック1

【晃司院長】1つは、妻が生まれ育ったなじみのある地域だったからです。まだ長女も生まれたばかりだったので、実家に近いほうが妻も安心なのではないかという思いもありました。
【麻紀先生】両親の手を借りつつ2人の子どもを育てながら駆け抜けた16年でした。今では子育てを通じて知り合ったママ友、子どもの友人たちなども通ってくれていて、うれしく思います。
【晃司院長】患者さんの大半は七光台の方ですが、中には私が開業前に春日部市や三郷市のクリニックに勤務していた頃からの方もいます。1時間以上かけて通ってくださるのはありがたいですね。

こちらではどのような治療が受けられるのでしょうか。

【晃司院長】ごく一般的な歯科診療は一通り行っています。私も妻ももともとは補綴を専門としていましたが、地域の方々の要望に応えたいと奮闘する中で治療の引き出しも多くなりました。当院のような地域密着型のクリニックにはさまざまな患者さんがいらっしゃるので、1つの分野に特化しているだけでは不十分です。現在では虫歯、歯周病の治療はもちろん、入れ歯、インプラント治療、矯正、審美歯科などにも対応しています。
【麻紀先生】中でも私が力を入れているのが審美面にも配慮した治療です。お口の中の問題を解決すれば、結果的に見た目に与える影響も少なくないと考えています。

お口の中の問題が見た目の印象にもつながっているのですね。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック2

【麻紀先生】例えば、欠損歯、食いしばり、歯ぎしり、噛み合わせの異常などは、口元の印象に変化を生じる原因にもなり得ます。さらに、ものを噛む時に使う筋肉が過剰に発達してしまう咬筋肥大や顎関節症を発症することもあるので注意が必要です。マスクを着用する生活が長く続き、以前にはなかった食いしばりの癖がついている人もいます。食いしばりは歯にヒビが入ったり欠けたりする原因にもなるので、放置しないようにしてください。
【晃司院長】ただ、食いしばりはなかなか自覚できません。食いしばりの癖がある人は舌や頬に歯型がついていることも多いのですが、「食いしばりでお困りではないですか?」と尋ねても、だいたい「困っていません」とお答えになるでしょう。
【麻紀先生】口の中を人と比較することもありませんし、なかなか自覚は難しいですよね。顎の骨に出っ張りができる例もあるので、1つの目安にしていただければと思います。

噛み合わせを正しく整え口腔内から全身の健康を守る

すべての治療において噛み合わせを重視しているのはなぜですか。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック3

【晃司院長】噛み合わせは口腔内のみならず全身に関わる問題だからです。歯や顎関節が痛い、歯がしみるといったことだけではなく、頭痛を引き起こすこともあります。顎関節の近くには動脈が通っているので、ここを圧迫するような悪い噛み合わせは頭痛の誘因にもなり得るのです。
【麻紀先生】悪い噛み合わせは頭痛だけでなく、腰痛、肩凝り、腱鞘炎、冷え性、関節痛、腹痛、むくみなどを引き起こす場合もあります。実は、私自身も噛み合わせの不調からひどい頭痛に悩まされ、毎日のように薬を飲んでいました。このような自分自身の体験を患者さんに話せるのも強みだと思っています。

噛み合わせの診療はどのように行うのでしょうか。

【晃司院長】例えば、1本の歯だけが原因で噛み合わせの異常が起きているならば、対象となる歯の補綴治療を試みます。その他、こわばった咬筋をほぐすためのマッサージ法をお伝えしたり、マウスピース型装置を使用したりと、アプローチは患者さんそれぞれですね。また、噛み合わせと相関関係がある姿勢についても、注意深く観察しなければいけません。歩いている姿、立ち姿、骨盤や肩の高さ、足の長さなどを隅々まで見て、間違った癖があるようならば修正するための方法をお伝えします。
【麻紀先生】また、舌の位置と噛み合わせも無関係ではありません。舌全体が上顎の裏についている正しいポジションになるように導いていきます。
【晃司院長】噛み合わせの治療は年齢を問わず高齢者でもできますが、できれば子どものうちから気をつけていきたいところです。

診療にあたって何を大切にしていますか。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック4

【麻紀先生】例えば、お子さんの最初の歯科体験で恐怖を与えないことです。すでにどこかで怖い思いをしているならば、それを取り除くことから始めます。遊びも取り入れながら無理をせずに進めていけば、どの子もいつの間にか治療ができるようになるでしょう。どうしても時間はかかりますが「じっくりやっていいよ」と主人がフォローしてくれるからこそできることです。また、高齢の方からは主人が好評なんですよ。2人の個性がまったく違うというのも、日々の診療の中で役立っていますね。
【晃司院長】2人の良さをそれぞれ生かしながら、口の中全体を長い目で見る。真に患者さんの将来の笑顔のためになる治療を大切にしていきたいと考えています。

子どもから高齢者まで予防歯科にも注力していきたい

今後の展望についてお聞かせください。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック5

【晃司院長】1本の歯だけではなく口腔内全体を診て、口の問題に由来する全身のトラブルの改善をめざすような、「顎・口腔全般に対応する歯科医師」をめざしたいと思います。そのためには、今後とも勉強会にも積極的に参加する予定です。また、現在のところ歯科衛生士は2人ですが、あと3人くらい増やして予防歯科にますます注力していきたいですね。
【麻紀先生】食いしばりで歯を失う人をなくしたいです。奥歯に負荷がかかるスポーツ選手は奥歯を駄目にしやすいのですが、実は一般人にも同様のリスクがあります。食いしばりの癖がある成人は、女性で約150kg、男性で約200kgの力が奥歯にかかってます。予防歯科では虫歯や歯周病だけではなく、食いしばりの問題についても診ていきたいです。

お忙しい毎日ですがリフレッシュ法などはありますか。

【晃司院長】20歳の頃から親しんでいるサーフィンが息抜きです。週に2日は九十九里浜に出かけています。アマチュアの大会に出場したこともありますが、今はひたすら一人で波に乗っているだけで楽しいです。もう35年も続けていますが、一度として同じ波はないというのが奥深いですね。
【麻紀先生】休みの日はだいたい子どもたちと過ごしています。開院当初は赤ちゃんだった長女は高校生、長男は中学生になりましたが、一緒にいられるのには限りがありますからね。今しかできないことだと思いますし、大切な時間です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

飯塚晃司院長、飯塚麻紀先生 七光台歯科クリニック6

【麻紀先生】お子さんに恐怖心が芽生える前に、遊びに来る感覚で立ち寄っていただければと思います。フッ素塗布だけ、ブラッシング指導だけでも構いません。クリニックは痛くなる前に行けば怖いことはしない場所なのだと、お子さんたちに認識してもらえるようにしていきたいですね。
【晃司院長】クリニックに足を運ぶと満足してしまう患者さんもいらっしゃいますが、実は私たちは健康を守るためのお手伝いをしているだけです。主役は患者さんご自身ですから「歯を守りたい」という強い気持ちを持っていただければと思っています。ご自宅でのメンテナンスに積極的に取り組めるようにサポートしていきますので、小さなお悩みでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(一回法)/30万8000円〜、インプラント(二回法)/35万2000円〜、歯列矯正(メタルブラケット)/79万3100円〜、歯列矯正(マウスピース型装置)/88万円〜、セラミック治療/8万8000円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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