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酒匂 潤 副院長の独自取材記事

酒匂歯科

(大阪市鶴見区/放出駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR学研都市線・放出(はなてん)駅徒歩1分、広い道路沿いにある「酒匂(さこう)歯科」。リニューアルしたばかりの院内は新しい香りに包まれているが、80年続く歴史あるクリニック。酒匂清和院長はおなじみの患者を主に診ており、酒匂潤副院長はファミリー層を中心に担当している。幅広い症状に対応しており、副院長は長らく歯科口腔外科にて研鑽を積んでおり、日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医として、親知らずトラブルや顎関節症を得意とする。「古くからの患者さんが通いやすいようリニューアルを決心した」という優しさあふれる酒匂潤副院長に話を聞いた。
(取材日2017年5月22日)

古くからのリピーター患者のためにリニューアルを決意

新しい香りがしますね。リニューアルをされた理由は?

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医院の老朽化が直接的なきっかけですが、もう一点、開業して80年この地域で親子2代3代にわたって長く通ってくださる患者さんにとって、もう少し来院しやすい環境にしたかった。それが大きな理由です。以前の医院は入口に段差があり、中に入っても段差があり、ご年配の患者さんにご迷惑をかけているなとずっと申し訳なく思っていたんです。

こだわったところを教えてください。

設計段階から道路と同じ高さにしてほしいと伝えたので、まったく段差がないところです。靴も脱がない形にして、杖をついたままでもシルバーカーやベビーカーでも中まで入られる。廊下は通りやすいよう広くして、手すりも設置。バリアフリーの他に「居心地の良さ」にもこだわりました。これまで多くの歯科医院で勤務してきて、歯科医院って外の風景がわからない造りが多いなと思ったんです。中から外が見えないので、朝なのか夜なのか、雨なのか晴れているのかわからない。だからここは明るいクリニックにしたいと、待合室にも診療室にも自然光が入るよう窓をつくりました。また、トイレでもパウダールームでも音楽が流れるようにしたり、中と外でLED照明の色を変えたり、トイレにオストメイト、水洗音の擬音装置、ベビーベッド、ベビーチェアを配置したりして患者さんの緊張をほぐして少しでもリラックスしていただければなと思ったんです。

患者さんの反応はいかがですか?

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一様に「明るくなった、段差がなくなった」と喜んでくださっています。廊下を広くしたことで車いすで通れるようになったのも好評です。窓ガラスにもフィルムを貼ったので、通行人の目を気にせず、外の景色を楽しまれている方が多いです。座ったときの目線を計算してちょうどいい位置にフィルムを貼ってもらったんですが、これも良かったと思ってます。リニューアルは、これまで問題があったところを改善することが一番の目的だったので、告知も内覧会も一切なく、道行く人は突然こんなものができたと驚かれたのではないかと思っています(笑)。

親知らずと顎関節症に、豊富な知識と技術で対応

主な患者層と、主訴を教えてください。

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駅の反対側にマンションが建ちファミリー層が増え、小中学生がぐんと増えました。また、以前からおられるご年配の方たちも多く二層が混在した感じです。当院の患者層もそれと同じで、幅広く来られますね。なので基本的に症状も多種多様。ただ私の専門が口腔外科なので、それに関連して親知らずのトラブルとか顎関節症が多い気がします。あとは他の医院で「口腔外科に行ってください」と言われた方。私の診る患者さんはやはり診断が難しい病気の方が多いです。ただ、専門的に診るのではなく、幅広い疾患を診ていますね。

大学院で口腔外科を深く学ばれたそうですね。

大学の指導教官が顎関節症の話をされているのを聞き、これからの時代問題となってくる病気だなと直感したんです。実際にあれから20年たち、今ではかなり知られた病気になってきましたが、当時はほとんど認知されていなかった。けれどもいずれ診断治療できないといけないようになってくると思い、顎関節症を領域とする口腔外科を選択しました。そもそも口腔外科というのは1~2年で習得できる分野ではありません。「外科」はやはり時間がかかる。長く時間をかけてトレーニングを積むのであれば、大学病院に単年契約で残り続けるより、4年間大学院で研究を頑張ろうと決めたんです。もともと勉強が好きで教授からの勧めもありました。そして大学院修了後は、大学病院の口腔外科でも研鑽を積みました。

顎関節症が重症化すると、どうなるのですか?

痛みが強くなって口の開け閉めがスムーズにできなくなります。ご飯を食べにくくなったりあくびがしづらくなったりと、日常生活に支障が出てくる。原因は一つではなく積み木のように複数の事由が重なって、ある一定のところを超えると突然発症します。姿勢、歯ぎしり、TCH(歯列接触癖)という上の歯と下の歯を常に接触させる癖が関係していることもわかってきました。顎関節症の治療の場合、私が診て治る状態と、すでに大きな病院でないと治せない状態に分かれますので、大病院での処置が必要な場合は紹介します。ただ、できればそうなる前に来てもらいたいです。口が開かなくなるのは突然なので。

やはり親知らずは抜いたほうがいいのですか?

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最近は移植に使えることもあるので、周囲の歯に悪影響がないならそのまま置いておくこともあります。親知らずを含めてきれいに32本の歯があるのに、無理に抜いてしまうのはもったいない。ただ、移植に使うためにはきれいな状態で残しておく必要があります。横向きに生えているとか隣の歯の邪魔をしている場合は、抜いたほうがいいですね。親知らずで思い出したのですが、以前どの医院にかかっても「抜歯後は必ずまひが残る」と言われた患者さんが当院に来られました。診ると、歯根の1つに太い神経が巻きついていて通常の抜歯では神経を傷つけ、ほぼ永久にまひが残るのは明白。親知らずは全部抜くのが原則ですが、私は神経に近い歯根をあえて残すことを提案し、回避することができました。大学院で研究し、多くの病院で研鑽してきたことが役に立ったと印象に残る一件でしたね。

患者のために1番良いことを、追求し続けて

診療時に心がけていることは?

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私自身、ものすごく痛がりの怖がりなんです(笑)。自分が患者さんとして病院へ行ったときにいろいろ経験しているので、極力不安や痛みがないような治療を提供したいと思ってるんです。大切にしていることは、初診。何に困って来られたのか、その中でも今日は何を一番改善したいのかとか、そういったお話を聞き出すことを大切に考えています。それから自分に治せるかどうかの判断も重要です。個人病院では手に負えない可能性がある場合は、私が懇意にしている、もしくは患者さんが希望される病院に紹介しています。あと設備面では、レントゲンだけではなく口腔内カメラで口の中の写真を撮り、一目でわかる形で説明しています。わかってもらえるまでいろんなツールを活用します。

休日はどのようにリフレッシュされていますか?

私の趣味の1つは「カフェ巡り」。遠方に出かけたときでも、その街でちょっと気になるカフェに入ってコーヒーを飲みます。今回のリニューアルで、実はそういうカフェに入ったときにいいなと思ったことを取り入れているんです。また自宅に戻れば子猫と遊んでいます。「多頭飼育崩壊」といって、猫がどんどん増えて飼い主の手に負えなくなった猫とたまたま巡り会い、今そのうちの1匹を飼っているんです。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんにとって何が一番いい方法かをこれからも追求し続けたいです。多くの方にとって歯科ってマイナスのイメージがあると思うんです。そこをできる限り払拭してリラックスできる環境をつくりたい。空間的にもそうですが、機器をできるだけ一新するなど設備面も重要です。患者さんの体の中に入るものは極限まで清潔な状態にしたいので、今回は滅菌関係を徹底しました。また、水道水は夜間に汚くなる可能性があるらしいので、消毒水を使っています。私のような怖がりの方のために笑気リラックス治療も導入しました。今後はより正確な診断を実現するのに有効な機器をそろえていく予定です。なお当院では基本的に予約制ですが、緊急の場合は対応します。また、特に症状がなくとも掃除だけにでも気楽に来ていただければと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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