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西川 尚範 先生の独自取材記事

西川デンタルクリニック

(大阪市北区/東梅田駅)

最終更新日:2019/08/28

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各線梅田駅、大阪駅からも地下街から泉の広場を上がりすぐ、太融寺の向かい側にある「西川デンタルクリニック」。梅田の中心部であるため、仕事をしている人はもちろん、マンション建設が盛んなこの地域ではファミリー世帯も増え、乳幼児から大人まで幅広い層が同院へ通院している。西川久義院長が1977年にこのビルで開業し、現在は西川尚範先生と親子2代で、専門分野を持つ非常勤の歯科医師たちと日々診療にあたる。2018年6月に全面改装したばかりのクリニックで、小児歯科の診療経験も豊富な尚範先生に、これまでのクリニックの経緯や、矯正歯科や訪問歯科診療など、今後さらに取り組んでいきたい治療について語ってもらった。
(取材日2018年7月10日)

梅田で開業して40年以上、院内を全面リニューアル

開業して40年以上になります。こちらで開業したきっかけは?

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父である西川久義院長は以前、堺筋本町にある国際ビル歯科で勤務していた際、開業を模索していたところ、この日本生命梅田ビルが建設されると聞き、ビル開業と同時に当院を開業したそうです。僕も、朝日大学歯学部を卒業後、大阪歯科大学付属病院での研修を終え、院長と同じく国際ビル歯科に勤務していたんです。その後、港区の橋本歯科クリニックに勤務後、6年前から当院で診療を行うようになりましたが、現在も週に2度、橋本歯科クリニックでも診療を行っています。

院内を全面改装されたばかりなのだそうですね。

開業して41年たち、設備なども古くなっていましたので、全面的に改装することにしました。院内を明るく清潔感がある雰囲気にしたいと、木目調のインテリアを採用し、診療中の患者さんのプライバシー確保のため、パーティションも一新。エントランスから診療スペースまで、車いすやベビーカーなどもスムーズに入っていただけるよう工夫しました。

どういった患者さんが来られていますか。

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もともとはお勤めの方がすごく多かったんです。開業して40年以上たち、患者さんは定年後も京都や神戸、大阪南部から梅田まで通ってきてくださる方もいる一方、遠方からは通えなくなる方も少なくありませんでした。近年、この地域でマンション建設が盛んになり、ファミリー世帯が増えてきたんですね。ビルの8階ということもあって、ここに歯科があることを知らない人も少なくないので、SNSなどでも積極的に情報発信を行うようになり、最近はお子さんから親御さん世代の方も来られるようになりました。

子どもが歯科医院に慣れるためにも定期検診が必要

小児歯科の診療経験が豊富だと伺いました。小児矯正にも力を入れているとか。

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以前勤務していた橋本歯科クリニックは港区の住宅街にあり、子どもの数も多く、小児歯科診療の経験を多く積んできました。子どもの虫歯は繰り返しがちです。親御さんが「歯を磨きなさい」と何度言っても、磨き残しなく歯磨きをすることは子どもにとって難しいんですね。小学校低学年くらいまでは、親御さんに仕上げ磨きをしてもらいたいと思います。また、長年の治療経験から、どういう歯並びの子が、その後どんな歯の状態になるかを目の当たりにしてきました。歯並びの重要性を痛感していますので、矯正治療に力を入れ、僕自身も勉強を続けています。現在は床矯正が中心ですが、難しい症例の場合は、小児矯正が専門の先生と相談しながら、良い治療方法を考えていきます。

子どもの歯の健康で気をつけていただきたいことは?

1歳半〜3歳までは公的な検診がありますので、きちんと受診される方がほとんどです。しかし、3歳以降は、学校に入るまで公的な検診がありませんよね。そうすると「虫歯になったら歯医者に行けばいい」という考えの親御さんも少なくない。そのため、検診時には必ず、悪くなったら歯科に行くという考えはやめてくださいとお伝えしています。これは、3歳以降も定期的な検診、メンテナンス、フッ素塗布を続けていただき、歯の健康を維持することはもちろん、お子さんに「歯医者慣れ」をしてもらいたいからなんです。

小さい子にとっては、歯科は怖い印象がありますよね。

虫歯になったから歯科受診となると、子どもにとっては、初めて来る場所で、見たことないチェアに座らされ、口を開けさせられ、歯を削られることになります。当院でも痛みが強い虫歯の場合は、泣いたり暴れたりしている状態でも痛みの軽減を最優先させるため、まずは治療を開始しますが、子どもにとっては怖さや不安があると思うんですよね。定期的に通っていると子どもは、歯科は「歯を磨かれるところ」「お薬(フッ素)を塗られるところ」だと認識し、慣れていきます。どこか悪いところが見つかっても、早期発見ですと少しの治療で済みますし、歯科医院に行く段階の怖さを持つことはありませんからね。

往診用ユニットを備えた訪問歯科診療にも取り組まれているそうですね。

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開業時から長く通ってくださっている患者さんが高齢になり、通院が難しくなる方が出てきたんですね。また、北区に転入される中高年の方々も増えていることもあり、往診用のポータブルユニットを導入しました。このユニットを用い、ご自宅まで伺って、虫歯の治療や義歯の調整、抜歯などの治療が可能です。現在は月20件ほど訪問歯科診療を行っております。ぜひ一度ご相談ください。

地域のかかりつけとして、自分自身が受けたい治療を

先生は、小さい頃から歯科医師になろうと考えていたのでしょうか?

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父が歯科医師でしたので、親族や周囲から歯学部に進むものだと言われ続けてきましたが、僕自身はあまり理解していなかったんですね。出身地である大阪府岸和田市でたくさん遊び、あまり勉強熱心ではなく、歯科医師になるには国家試験に合格しなければいけないと知って初めて勉強しないといけないのかと気づいたほどで(笑)。岐阜にある大学に進みましたが、僕にとっては友達や地元を大事にし、「だんじり祭り」に参加し続けることもとても重要だったため、大学時代も週末は岸和田に戻ってアルバイトをし、週明けに岐阜に戻る生活を送っていたんですよ。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

僕自身だったらどういう治療をされたいか、自分が受けたい治療を行うようにしています。説明の際も、僕だったらこの治療を選択するけれど他にもこういう選択肢がありますよとお伝えします。かかりつけである以上、患者さんの先々のことを考え、できる限り最善の治療をしないと将来的には僕自身にも返ってきますから。また、患者さんが納得できるまでの説明を、丁寧にわかりやすい言葉でお伝えしていくことです。どれだけ説明したつもりでも、治療後に、「聞いてなかった」というケースは少なくないんです。そのため、患者さんからはくどいと思われているかもしれませんが、例え話をたくさん含めながら、かみ砕いて伝わるようにと努めています。

歯の健康を維持するために、アドバイスをいただけますか?

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子どもも大人も、歯科医院選びのコツはご自身に合うかどうかだと思います。まずは定期検診に行き、歯科の雰囲気や検診内容に納得できるかどうかを実際に体験していただくことをお勧めします。近年、インターネットなど情報の検索がしやすくなり、自己診断をされる方が増えています。熱心に治療に取り組んでいただける反面、ご自身で調べたものが正しいと信じ、こちらの診断や治療方法を受け入れてくださらないケースもあります。患者さん一人ひとり、お口の中の状態は違います。患者さんの希望は伺いますが、無理なご要望である際は一時的な治療を施し、必ずその場合のデメリットもお伝えしています。当クリニックはオフィス街にありますが、お勤めの方だけでなく、地域密着で、住民の方に親しまれる歯科をめざしていきます。僕が生きている限り、生涯通してその患者さんの診療を続けていくつもりで、地域のかかりつけの歯科医師として頑張っていきます。

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