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西川 尚範 先生の独自取材記事

西川デンタルクリニック

(大阪市北区/中崎町駅)

最終更新日:2022/12/09

西川尚範先生 西川デンタルクリニック main

大阪・梅田エリアの中心部、地下街から泉の広場を上がりすぐの場所にある「西川デンタルクリニック」。開業45年、地域に密着してきたクリニックで、父である西川久義院長とともに診療にあたるのは、副院長の西川尚範先生。小児歯科において豊富な診療経験を持つ尚範副院長が近年気になっているのは、口を開けっ放しにしている子どもたちだという。また、尚範副院長は、歯並びにも噛み合わせにも悪影響を及ぼさないために、家庭ではどうやってケアすれば良いのかの指導にも注力している。時には自転車で訪問診療に走り、地域のイベントにも参加する、世話好きな大阪人らしさも魅力の副院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2022年10月18日)

地域貢献の志で、乳幼児から寝たきりの高齢者まで診療

最初にクリニックの特徴をご紹介ください。

西川尚範先生 西川デンタルクリニック1

当院は1977年に開業したクリニックですが、2018年に全面改装しました。その際、車いすやベビーカーもスムーズに入れるように院内バリアフリーにし、診療中のプライバシー確保のためパーティションも一新しました。診療は、一般歯科、小児歯科、予防歯科、訪問歯科、矯正歯科や審美歯科など幅広く扱っていますが、小児歯科、成人の予防歯科には特に力を入れ、定期通院・メンテナンスの重要性をお伝えしています。SNSなどでも積極的に情報発信も行っています。梅田の中心部に近い土地柄、患者さんは近隣にお勤めの方が多かったのですが、周辺にマンションの建設が続いているせいか、ファミリー層や小児の患者さんも増えています。

街の様子が変わっても、こちらは変わらず地域に密着しているのですね。

そうなんです。現在は地元の保育園や小学校の嘱託歯科医師・学校歯科医師として歯科検診を行っている他、1歳半健診や3歳児健診も担当しています。所属している歯科医師会の活動を通じて、地域のさまざまな取り組みにも参加しています。例えば、当院のある大阪市北区の「北区健康・食育まつり」では、歯科相談や検診などを行っています。また、訪問歯科診療は、地域貢献としても意義があると考えています。できる限り時間の都合をつけ、どうにもならないときはクリニックの開診時間前に訪問することもあるほどです。訪問範囲は北区とその周辺なので、自転車で行くこともあります。個人宅ではなく介護老人施設は平野区など少し遠くまで、定期的に車で訪問することもしています。

訪問診療についてもう少し詳しく教えてください。

西川尚範先生 西川デンタルクリニック2

歯科の訪問診療用の機材は、クリニックの診療ユニットとほぼ同じ機能のものが、コンパクトになっているだけです。たいていの治療はできるのですが、床に布団を敷いて寝たきりの方、電動ベッドで体を起こせる方などご家庭ごとに状況が異なります。口腔内の状態も患者さんによって異なりますので、それを見極めて必要な処置を進めます。訪問診療はご家族からのご依頼も多いのですが、元気な時に当院に通われていた方か、訪問診療が初診の方なのかで、できる治療が変わってくることもあります。エックス線画像やカルテのような詳細な資料があると、患者さんが何に困っていて、どう処置をするのがベストかわかりやすいんです。訪問診療が初診の患者さんで、会話も難しくなっている方では、深く治療をするのにリスクが大きいケースもあり、メンテナンスしかできない場合も少なくありません。

口の開けっ放しは健康に悪影響を及ぼす

小児歯科にも力を入れているとか。

西川尚範先生 西川デンタルクリニック3

大阪市内でもここ北区は、虫歯のお子さんが比較的少ないのではないかと感じています。親御さんたちの意識も高いので、当院でもしっかりとお子さんの歯を守るお手伝いをしたいと思っています。それでも、最近は口が開いたまま、いわゆる「お口ポカン」状態の子どもたちをよく見かけるようになりました。原因として口を閉じる筋肉が未発達で、舌が正しい位置にないため、歯並びに悪影響を与えていると考えています。歯並びが整っていると虫歯になりにくく、しっかり噛めるため、食事の消化能力や運動能力など全身の健康に良い影響を与えます。小児歯科では、口腔内外の機能が正常に発達するよう、親御さんとお子さんの両方に指導を行っています。子どもだけでなく大人の方も、「お口ポカン」の方は口腔内が乾燥して風邪をひきやすく、虫歯や口臭の原因にもなりますから、気をつけていただきたいですね。

子どもの顎や歯を健康に発達させるには、どうしたら良いのでしょうか。

例えばお子さんが離乳食の段階でしたら、口の奥までスプーンで食べ物を入れてしまうと、口の周りの筋肉をあまり使わないので、発達しにくくなります。スプーンはお口の奥まで入れず、お子さんが前歯と筋肉を使って自分で咀嚼できるよう手助けするのが好ましいですね。できる限り低年齢のうちから通院して、クリニックに慣れていただきたいです。虫歯などのトラブルが起きて初めて来院となると、診療台に座っただけで泣き出して、治療ができない子もいます。問題がない時からクリニックでお口を開ける機会をつくることで、いざというとき抵抗なく受け入れられるでしょうし、虫歯を早期に発見しやすく、歯並びの管理もしやすくなると思います。

予防歯科で重点を置いているのはどんなことですか。

西川尚範先生 西川デンタルクリニック4

患者さんのセルフケアである歯ブラシ指導と併せて、歯科衛生士による専門的なケアが重要だと考えています。訪問診療との関連でいえば、「胃ろうで栄養を取っているから、歯のお掃除はいらないのでは」と聞かれることがあります。しかし、呼吸を通じて口から菌が入りますし、口を動かさないと唾液が出にくくなります。口腔内は温かく湿っていて菌やウイルスにとっては絶好の場所ですから、口腔内で菌が繁殖を繰り返し、やがて悪臭を発したり、虫歯や炎症を起こしたり、誤嚥性肺炎の原因になることもあります。毎食後きちんと歯磨きする健康な方でも、磨き方の癖で歯ブラシが当たらない場所には汚れがたまり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。ですから、3ヵ月に1度程度は通院していただき、クリーニングするのが大切なんです。

不安を抱えて来院する患者に治療を押しつけない

診療で工夫されていることは何ですか?

西川尚範先生 西川デンタルクリニック5

気になるところは治療の前にすべて写真に撮って、患者さんにお見せしながら説明するよう心がけています。また、虫歯を見つけても、すべて治療の対象になるとは限りません。例えば小さな虫歯ができた場合、直ちに治療となると、健康な歯質をたくさん削らないといけないこともあります。これでは歯に余計な負担がかかります。患者さんの希望をお聞きし、急いで治療を望まないのであれば、定期メンテナンスで経過観察しつつ、治療のタイミングを計ります。クリーニング時には歯科衛生士が丁寧に清掃し口腔内を確認、最後に私が再度診る2人チェック体制で、虫歯やトラブルを見逃さないよう注意しています。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

「自分が患者さんの立場だったら、どういう治療を受けたいか」を常に考えて診療にあたっています。ただし、私自身がベストと考える治療があっても「必ずこうするべき」と言うのは駄目なこと。さまざまな選択肢をお伝えした上で、患者さんにご判断いただきます。私に判断をお任せいただけるのであれば、私だったらこれを受けたいと思える治療をご提案します。また、定期メンテナンスで通院される患者さん以外は、お口周りに苦痛や不安、問題を抱えて来院されるものです。良い気分で来られている方はいないでしょうから、できる限り安心をご提供し、帰る時には喜んでいただける対応を心がけています。

読者へメッセージをお願いします。

西川尚範先生 西川デンタルクリニック6

多くの方にとって、クリニック選びはとても難しいことだと思います。来院したからには治療を受けなければと考えがちですが、そんなことはありません。まずは口腔内のクリーニングを兼ねてお越しいただき、どんな雰囲気の場所か、話を聞いてくれるか、質問をしやすいかなど、ご確認いただけたらと思います。当院ではご相談だけで治療を受けずにお帰りになる方もいらっしゃるので、ご安心ください。また、他院で治療中だけど不安を感じている、他の選択肢を知りたいなどお悩みでしたら、セカンドオピニオンを求められるのも大歓迎です。大阪市北区は良い先生が多いので、そこで治療を続けることをお勧めするケースがほとんどですが、何か心配事があればお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/5万円~、セラミックを用いた補綴治療/インレー:5万円~、クラウン:10万円~
※詳しい費用に関しては、直接当院までお問い合わせくださいませ。

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