全国のドクター14,298人の想いを取材
クリニック・病院 157,273件の情報を掲載(2026年7月13日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市中京区
  4. 二条駅
  5. 木村歯科医院
  6. 木村 健司 先生

木村 健司 先生の独自取材記事

木村歯科医院

(京都市中京区/二条駅)

最終更新日:2026/07/07

木村健司先生 木村歯科医院 main

二条駅から徒歩約8分、昔ながらの町並みが残る閑静な住宅地の一角に「木村歯科医院」はある。60年以上続く地域密着型の歯科医院で、現在は2代目の木村恒雄先生が院長を務める。3代目にあたる木村健司先生が注力する訪問歯科診療では、歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士によるチーム医療を実践。「対話を重ね、患者さんが最良の選択をできるよう寄り添い、専門家としての技術を尽くすこと」をモットーにしている。「当たり前のことを当たり前にして、信頼を重ねていきたい」と話す木村健司先生に、話を聞いた。

(取材日2026年5月14日)

純粋な心で人を診て、丁寧に対話する

現在までのキャリアを教えてください。

木村健司先生 木村歯科医院1

歯科医師である祖父、父の影響を受けて、自分も同じ道を志しました。大阪歯科大学を卒業し、卒業後は、堺市・京都市・貝塚市・和泉市の歯科医院で勤務。インプラント治療や根管治療を主に勉強してきました。現在、木村歯科医院では父が外来診療を担当し、私は訪問歯科診療を行っております。また、和泉市・貝塚市の歯科医院では外来診療を行っております。京都市の歯科医院に勤務している時に、インプラント治療を学び、訪問歯科部門の立ち上げを経験させていただきました。それが現在当院で行っている訪問歯科診療の基礎につながっています。

木村歯科医院で訪問歯科診療を始めたきっかけを教えてください。

私の祖母がお世話になっていた施設に訪問歯科診療に行かせていただく機会があり、そこで在宅診療の奥深さを知りました。医師・ケアマネジャーさん・看護師さん・管理栄養士さん・ケアスタッフさんなど、さまざまな職種の方々が協力をしてチーム医療を実践されており、口腔ケアや摂食・嚥下治療の重要性に気づかされました。それとともに、口腔内のことで困っている方が、私の想像を超えるほど多くいらっしゃることも知りました。そして患者さんだけでなく、看護師さん、ケアスタッフさんなどからも歯科に関する要望や質問が多くあります。もともと、父も訪問診療を行っておりましたが、私が木村歯科医院に勤務するにあたって、歯科診療に加え摂食・嚥下治療も提供することで、日々楽しく過ごしていただける機会をより増やしていきたいと考えています。

患者さんを診る上で、大切にしていることは何ですか?

木村健司先生 木村歯科医院2

当院では「純粋な心で人を診る。丁寧に対話する。最良の医療で、関わるすべての人を健康に。」という理念を掲げています。まず「純粋な心で」というのは、私たちは「歯」だけを治療する集団ではなく、「人」を診る集団であるということです。そのため、損得や効率ではなく、「純粋な心」を持って目の前の患者さんに一人の人間として真っ直ぐ向き合うことを原点としたいと考えています。そして「丁寧に対話する」というのは、納得のいくまで、丁寧に、専門用語を使わず、心を通わせる対話を大切にするということです。治療前には、患者さんのご希望を最大限尊重するため、患者さんやご家族にたくさん話をお聞きします。できるだけ患者さんとご家族の想いに寄り添えるよう接しています。

モットーにある「最良の医療」について、先生のお考えをお聞かせください。

「最良の医療で」という点は、歯科医師や歯科衛生士、言語聴覚士といった患者さんに関わるすべてのスタッフが出せる力を最大限に出すことを意味しています。専門家として誇りを持ち、患者さんに最良の医療を提供したいと考えています。「当然のことを当然のこととして行いたい」ということが、スタート当初から変わらない方針です。そして訪問歯科診療では、見知らぬスタッフがご自宅に伺うことになるため、患者さまやご家族に不安を感じさせないよう、治療技術はもちろんのこと、挨拶や言葉遣い、配慮といった基本的な接遇も大切にしています。医療人として、そして歯科の専門家として、「不安を与えず、患者さんに何が提供できるか? 喜んでいただけるか? 食べることに関して何か不安がないか?」ということを常に考えながら行動しています。

チーム医療で、最良の医療を提供する

こちらではどのような体制で訪問歯科診療を行っているのですか?

木村健司先生 木村歯科医院3

現在は私を含めて歯科医師が3人、歯科衛生士10人、言語聴覚士5人が在籍しています。それぞれがチームを組んで動くことにより、口腔内だけでなく摂食・嚥下領域に対しても、対応可能です。嚥下領域に関しては、言語聴覚士がリハビリテーションを担い、歯科衛生士が口腔ケアとともに嚥下トレーニングを行っています。一般的な歯科治療はほとんど訪問でも対応可能です。また、当院の歯科医師・歯科衛生士はインプラント治療の経験があるため、インプラント治療をされている患者さんのケアにも対応することができます。

言語聴覚士が在籍しているとお聞きしましたが、木村歯科医院において、どのようなお仕事をされていますか?

歯科医師、歯科衛生士だけでなく、摂食や嚥下のトレーニングにも対応できる言語聴覚士5人も含めたチームで患者さんを支えています。1ヵ月のうち約20日は言語聴覚士を交えたチームが稼働しています。仕事内容は、1つ目に嚥下能力評価、2つ目に安全に食事をしていただくための食事観察で適切な食事形態や水分形態を提案すること、3つ目に嚥下機能維持のための練習をお願いしています。口腔内評価を歯科医師が行い、嚥下評価を言語聴覚士が行うことで、治療や診断の精度の向上に努めています。

御院の訪問歯科の「強み」は何ですか?

木村健司先生 木村歯科医院4

言語聴覚士がいるという大きなメリットを生かして、飲み込みづらい、食べづらいといった患者さんへのアプローチが可能なところは大きな強みですね。そして急患対応が早いところも当院の特徴です。例えば「入れ歯が欠けた」「痛みが強い」といった急なトラブルへも迅速に対応いたします。歯科の専門家として口腔内の健康だけでなく、大切な「食」を支えるべく、困り事になるべく早く対応することは、ずっと大切にしています。当たり前のことを当たり前に行うこと、そしてそれを継続していくことが、当院の訪問歯科診療の強みだと考えています。

看取りの方に対しても訪問歯科診療をされているようですね。

はい。人生の最期を迎える前は、全身状態が悪くなることにより、歯や粘膜や入れ歯にトラブルが多く見られるようになりますので、ご負担にならないようにお口の中のケア・治療を行います。最期までご本人さまがその人らしく生きることができるよう、支援させていただいています。

人をしっかり診て、お口を管理する

患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることは?

木村健司先生 木村歯科医院5

基礎疾患であったり、患者さんの背景など、それぞれの患者さんによって大きく状況が異なります。ですから、これで困っているからこれといった画一的な対応を行うのではなく、人対人といったイメージで私たちは動いています。「人をしっかりと観て、お口を管理する」ことを大切に、病気を診るだけでなく生活背景まで含めて「人」を観ることで、深い信頼を築いていきたいと思います。

訪問歯科診療を支えるスタッフさんに対しての思いをお聞かせください。

スタッフは、ただ歯科治療やケアを提供するだけでなく、患者さんが楽しく受けてもらえるような工夫をしてくれています。言語聴覚士も、効率の良いリハビリの方法について自ら進んで考えてくれています。接遇に関しても患者さんやご家族からお褒めの言葉をいただくことが多く、それらはすべてスタッフが真摯に日々患者さんと向き合っているからだと感じています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

木村健司先生 木村歯科医院6

当院では、人と人とのつながりを重視しております。当院はホームページがございませんが、おかげさまで今日まで訪問歯科診療を続けることができました。これもひとえに私たちと関わるすべての方々のおかげと考え感謝しています。今後も「患者さんを尊重し、安心安全にそして楽しく過ごしていただく」ことをモットーに患者さんと関わってまいります。ありがたいことに、多くの患者さんからお問い合わせがあるためお待たせすることもございますが、歯科医院に通院できずにお困りの方は、まずはぜひ一度当院にご相談ください。