全国のドクター9,409人の想いを取材
クリニック・病院 160,469件の情報を掲載(2022年9月26日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市下京区
  4. 四条駅
  5. 初岡歯科医院
  6. 初岡 昌憲 院長

初岡 昌憲 院長の独自取材記事

初岡歯科医院

(京都市下京区/四条駅)

最終更新日:2021/10/12

107380 %e5%88%9d%e5%b2%a1%e6%ad%af%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

四条烏丸を少し南へ下がったビルの3階。まさに京都市街の中心部というアクセス抜群の立地にある「初岡歯科医院」は、3代にわたって患者との信頼関係を構築してきた、長い実績を持つ歯科クリニックだ。現在の院長である初岡昌憲先生は、歯をなるべく削らない、抜かないといった治療にこだわる、歯の保存的治療に関するエキスパート。しかし、患者の希望のままにどんなことでもできるわけではないと初岡院長は警鐘を鳴らす。コンセプトは、あくまで歯を長く持たせること。そのために行っている治療に対する考え方から患者へ向けたアドバイスまで、誠実な意見を初岡院長に語ってもらった。

(取材日2019年11月20日)

一番のテーマは天然の歯を長く持たせること

こちらはずいぶん便利な場所にありますね。

1

そうですね。おかげさまで大勢の患者さんに来ていただいています。うちは祖父の代から3代続いていますが、こちらのビルに当院を移したのは父の代になった1975年からで、私がここで働くようになったのは7年ほど前からです。それまで私は母校である大阪医科大学で助教として講義や研究をしていましたが、父が体を悪くしたので大学勤務をやめて当院を継ぐことになりました。現在、スタッフは正社員が5人で、非常勤の女性の先生1人とアルバイトの歯科衛生士が1人。週に1回、歯科技工士さんにも来てもらっています。

歯科診療におけるテーマを教えてください。

一言でいえば「歯の保存」です。歯というのは消耗品なんですね。永久歯は6歳から12歳ぐらいで生え変わりますが、そこからずっと細胞は入れ替わりません。基本的には再生しませんから、天然の歯をいかに持たせるかが大きなテーマとなります。どうしても削らねばならない時、抜かねばならない時は、その量を最小限にすることが重要ですが、そのためには全体を俯瞰で捉えながら、その患者さんに適した治療を提案していくことが大切ですね。例えば、ブリッジをするために他のきれいな歯を削らねばならないのであれば、入れ歯やインプラント治療にしたほうがいいという選択もあるわけです。もちろんインプラントは高額ですし、それぞれに長所、短所がありますから、そうした話をしっかりさせてもらって、その中から患者さんに選んでいただくようにしています。

患者さんに対して心がけていることは何ですか?

2

ちょっとした気遣いや、なるべく痛みが出ないようにすることでしょうか。特別なことはあまりありませんが、治療前の説明はできるだけ丁寧に行い、もし選択肢があれば、ブリッジにするか、入れ歯にするか、インプラントにするか、その中からじっくり決めていただくようにしています。ある程度の流れが決まれば、それに対して治療をしていくだけです。ただ、一般的な解説や料金などの説明は、なるべくスタッフに任せるようにしています。金銭的なことなどは私よりも、スタッフのほうが患者さんも話しやすいと思いますし、治療に集中したいという想いもあります。歯科治療というのは、単に何を使ったから一緒ということはありません。同じことをやっても歯科医師によって仕上がりはまったく違いますから、自分にしかできない歯科治療の部分に全力集中していきたいですね。

情報に振り回されず、まずは歯科医師のアドバイスを

院長は接着歯学を得意とされているそうですが。

3

接着歯学といっても特別なことではなく、どこの歯科でも治療現場では何らかの接着技術を使っています。歯に詰め物を入れる時に使う接着剤や、歯に施す事前処理などが大学院での私の研究テーマでしたから、その流れで詳しいというだけのことです。普通の治療の中で必要に応じてやっていることで、修理屋さんではありませんから、接着技術を駆使したマジックのようなことができるわけではありません。中には何かで聞きつけて、歯の抜けた部分を接着でなんとかしてほしいと来られる患者さんもいますが、「そういう方法もありますが保険は適用になりませんよ」と説明差し上げるようにしています。接着に限らず、治療法、歯科材料などは保険適用される場所や症例などが決まっています。インターネットやメディアで得た知識に頼りすぎず、まずは専門家の言葉を素直に受け入れていただければ幸いです。

修復治療にはどのような材料を用いますか?

保険診療でよく使うのはコンポジットレジンですね。コンポジットレジンは光で硬化する白いプラスチック樹脂で、歯を削った後の修復などによく用いられます。プラスチックですから、金属にくらべると強度に劣り耐用年数も短いため、昔は前歯の修復に使われていました。今は、技術や材料が進歩し、力が大きくかからなければ、奥歯に用いることも可能です。メリットとしては、歯を削る量が少なくて済みます。奥歯が銀歯ではなく白いだけでも見た目の印象は違うでしょう。保険診療ではそれぞれの治療のメリットデメリットを説明し、そこから患者さん自身に選択していただくことになります。もし強度も見た目も重要視するのであれば自由診療のセラミックをお勧めしたいですね。

こちらではホワイトニングにも力を入れているそうですね。

4

はい。オフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニングなどホワイトニング系はいちおう全部できる体制にしています。患者さんの歯の状態に合わせて適切なものを提案しているので、いろいろなケースで対応できるかと思います。ホワイトニングは、効果は人それぞれですが、大きな満足を得られる場合もありますから、興味のある方は気になる症状をご相談いただければと思います。

自分の歯の価値を知ってもらいたい

歯科医師の仕事に対してどのようにお考えですか?

5

私は京都で生まれて京都で育ち、祖父も父も歯科医師でした。子どもの頃、父から後を継げと言われたことはありませんが、それなりの勉強だけはしておけとは言われていました。結局、大阪歯科大学に進んで歯科医師になったわけですが、実際にやっていて自分に向いている仕事だと思います。技術的なことは好きなほうですし、人と話すのも嫌いではありません。あと、やはり歯を治療して患者さんに喜ばれるのはうれしいですね。とてもありがたいことだと思います。スタッフや歯科技工士さんの努力も含め診療所全体が感謝されている、そういうことも噛み締めていきたいと思います。

プライベートはどのようにお過ごしですか?

休日の楽しみは、家族みんなで遊びに行くことです。うちは妻と3人の子どもの5人家族ですが、私自身がはまっているせいで、夏休みや連休を利用して年に5、6回はキャンプに出かけます。長男が小学校高学年。まだついては来てくれますが、あと何年かすれば勝手に手が離れるので今のうちでしょう。キャンプでの私のもう一つの楽しみは、たき火をすることなんです。夜になって子どもたちが寝た後、まきを燃やして炎がゆらめくのを眺めながらお酒を飲んでいると、すごく癒やされるんですよ。たぶん自分だけの時間が欲しいんでしょうね。絶え間なく動き続ける炎を見ながら物思いにふける。それだけでも十分に行く価値がありますね。

最後に、歯科診療を受ける人へ向けたアドバイスをお願いします。

6

皆さん、歯科受診の前には、とりあえず歯をちゃんと磨いてからお越しください。決してマナーをうるさく言っているわけではありません。これから歯を治そう、良くしていこうというのに、何日も磨いていないなんて矛盾していますよね。そういう方は、ご自分の歯の価値を低く見積もりすぎていると思います。28本もあるから1本ぐらい失ってもいいと軽く考えてはおられませんか。例えば交通事故被害などの評価額では、歯1本の価値は約80万円ぐらいともいわれるんです。あなたの歯にはそれだけの価値があるということを、もっと噛み締めて大切にしていただきたいと思いますね。それが何よりの予防の秘訣かもしれません。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、ジルコニアクラウン/10万円~、セラミッククラウン/8万円~、
オフィスホワイトニング:初回片顎/2万円、全顎/3万円、2回目以降片顎/1万円、全顎/2万円
ホームホワイトニング:片顎/1万5000円~、全顎/3万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access