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本多 易史 院長の独自取材記事

本多歯科医院

(京都市下京区/丹波口駅)

最終更新日:2023/10/26

本多易史院長 本多歯科医院 main

下京区の五条大宮交差点を南へ約200m。市バス・島原口バス停からすぐの大宮通沿いにある「本多歯科医院」は、親子2代にわたって続く地域に根差した歯科医院だ。院長を務める本多易史(ほんだ・やすし)先生の基本スタンスは、患者の希望に沿った治療を提供すること。現在の状態だけを診るのではなく、将来的な口腔内の変化や患者ごとのバックグラウンドにも配慮し、納得のいく治療計画の提案を心がける。さらにその活動は院内にとどまらず、歯科医師会の活動のほか近隣の校医も務め、自身が生まれ育った地域への貢献にも余念がない。そんな本多院長が大切にするモットーや、特に重視する歯周病治療とメンテナンス、地域の歯科医療にかける思いなど、現在の胸中をじっくり語ってもらった。

(取材日2023年6月10日)

患者の希望や価値観に沿いながら治療の選択肢を提案

こちらには、どのような患者さんが来られますか?

本多易史院長 本多歯科医院1

当院は昭和時代に父が開業して以来、小さなお子さんからご年配の方まで、下京区を中心に地域の皆さんのお口の健康に携わってきました。父の代から今も定期的に来てくださる方がたくさんおられます。こうした皆さんを大切にしたいという思いは、今も少しも変わりありません。その一方で、現在はインターネットなどで調べて、遠方からわざわざお越しになる患者さんも増えています。どのような方に対しても、せっかく当院に通っていただいたからには「来て良かった」と感じて帰っていただけるよう、努力を惜しまず日々の診療に励んでいます。

先生はもともと口腔外科を専門とされていたそうですね。

歯学部卒業後、私は口腔外科に興味を抱き、京都大学医学部の歯科口腔外科学教室に入局しました。京大病院での研修の後、十数年間いくつかの総合病院で歯科口腔外科分野の研鑽を積みました。仕事には非常にやりがいを感じていたのですが、やがて父の持病が悪化。地元で親しまれてきた歯科医院をなくすわけにはいかないという思いから、当時勤めていた京都市立病院を退職し、父の後を継ぐことにしました。その際に老朽化していた歯科医院を建て直し、現在のバリアフリーの姿になりました。歯科受診のハードルを少しでも下げようと明るく入りやすい雰囲気を心がけ、以前から多くの方たちに好評だった庭はリニューアルして残すことにしました。現在は個室を含めてチェアが5台。私のほかに勤務医1人が常勤し、歯科衛生士や歯科助手、歯科技工士らとともに診療体制を整えています。

患者さんと接する際に心がけていることは?

本多易史院長 本多歯科医院2

旧来の患者さんから「お父さんは話がうまかった」とよく言われるのですが、私はあまり話術が得意なほうではありませんので、その分、患者さんの話をしっかりお聞きすることに注意を払っています。治療に臨む際に心がけているのは、患者さんの本心をしっかりとくみ取り、その方のご希望になるべく沿った選択肢を提供することです。歯科医師の立場から見た理想の治療が、目の前にいる患者さんにとっての理想ではない場合があります。人それぞれの価値観によって、最適な治療法は異なります。例えば歯の根が割れているようなケースでも、患者さんが不都合を感じておられないのであれば抜かずに何とかするという選択肢もあります。治療をしなかった場合の将来的な予測も含め、それぞれの選択肢のメリット、デメリットをきちんと説明し、患者さんに納得していただいてから治療を始めるようにしています。

一期一会の気持ちで診療にあたる

歯周病のメンテナンスに注力されているそうですね。

本多易史院長 本多歯科医院3

歯が痛くなったら歯科医院で削って詰めて、あまりに状態が悪ければ抜いておしまい。昔は、そんな治療がごく当たり前でした。悪くなった所は治療せねばなりませんが、どんなに時間や費用をかけて人工の歯を入れたとしても、元の天然の歯にはやはりかないません。そもそも悪くしない「予防」という概念が、現代ではより重要と考えられるようになりました。中でも歯周病予防のためのメンテナンスは大切で、その必要性を繰り返しお伝えしてきました。そのかいもあってか、予防の重要性をご理解いただいて定期的にメンテナンス目的で来院される方が増えています。将来後悔しないためにも、ぜひ10代、20代の若い時から歯科で定期的なメンテナンスを受けていただければと思います。

メンテナンスではどのようなことを行うのですか?

一番の基本は患者さんのセルフケアですが、こびりついた歯石や磨きにくい部位のケアはプロの出番です。当院では、歯石除去、歯面研磨、歯周ポケットの洗浄などのお口のクリーニングを行います。ポイントは汚れがたくさんたまる前に定期的にメンテナンスを受けていただくことです。もう一つ大切なのは、クリーニングがしやすい環境を整えること。例えば詰め物やかぶせ物といった過去の治療箇所が、経年劣化すると周囲に汚れがたまりやすくなります。こういった場合はやり直して清掃性を高める必要があります。また、歯ぎしりや食いしばり、不正なかみ合わせなどが歯周病の改善の妨げになっているケースもあるため、口腔内をトータルにチェックしながら整えていくことが重要です。私の専門は口腔外科ですから、必要であれば外科処置も行います。けれども基本方針としては、侵襲を伴う外科処置はできる限り避け、非外科的な治療やケアによる改善をめざしています。

診療のモットーがあれば教えてください。

本多易史院長 本多歯科医院4

「一期一会」です。例えば、私はこれまでに数えきれないほどの親知らずを抜歯してきました。私にとっては数多くのうちの1本でも、患者さんにとっては一大イベントです。患者さんにとってはその1回がすべてですから、常に真剣勝負で挑み、最善を尽くすようにしています。これはほかの治療についても同様で、小さなむし歯の治療であっても、常に全力投球で治療にあたるようにしています。ちなみに親知らずを抜くのが怖いからと先延ばしにしていると、周囲の歯にまで悪影響を及ぼして事態が悪化するケースも少なくありません。親知らずだからといってすべて抜かなければならないというわけではありませんが、自分の親知らずがどのような状態か把握されていないのであれば、一度歯科医院でチェックされることをお勧めします。つけ加えて言いますと、若いほうが傷の治りが早いため、どうせ抜くのであれば、なるべく早めに抜歯されたほうが良いと思います。

定期的な歯科受診の習慣や意識の定着をめざしたい

歯科医師の仕事についてどうお感じですか?

本多易史院長 本多歯科医院5

父が歯科医師で歯科医院と自宅が一緒だったため、子どもの頃から歯科はごく身近なものでした。ただ、父は「やりたいことがあるなら好きなことをしなさい」と言ってくれましたので、歯科にとらわれることなく自分に合った仕事を模索しました。その結果、やはり歯科医師が自分には合っているという結論に達しました。実際に歯科医師として働いてみると、患者さんに喜んでいただけることが大きなやりがいとなり、まさに天職と感じています。今、私の2人の娘も歯学部へ進んで勉強中ですが、いつかは当院で働きたいと言ってくれています。それが実現できれば本当に幸せなことですね。

先生は診療外でも地域のために尽力されているそうですね。

私は歯科医師会の活動を通じて、行政との折衝や地域イベント、各種健診事業など、さまざまな活動で地域の皆さんのお口の健康向上に努めています。今、国民皆歯科健診実現へ向けた動きに注目が集まっていますが、これはぜひとも実現したいと考えています。私は幼稚園や小学校の校医も務めていますが、定期的な歯科の検診があるのは高校までです。大学生や社会人になれば、わざわざ自分で受けに行かなければなりません。そうすると口の中の異常を早期発見する機会が減ってしまうことになります。久々に歯科医院に行ったらむし歯や歯周病が進んでいた。そうならないために、歯科医師会でも制度の実現化に積極的に取り組んでいます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

本多易史院長 本多歯科医院6

かつて歯科医院は、痛くなったら行く場所でした。現在は予防の重要性に対する理解が深まり、悪くなる前に手を打っておこうという考え方が浸透しつつあります。今後も予防の大切さを積極的にお伝えし、定期的な歯科受診が当たり前という意識がさらに多くの皆さんに定着するよう努めていきたいです。私は食べることが大好きなので、いつまでも自分の歯でおいしい物を食べたいと願っています。その思いは、きっと皆さんも同じだと思います。皆さんと一緒に予防に取り組み、大切な歯をしっかりと守るお手伝いができればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/37万4000円~、セラミックのかぶせ物/9万9000円~、セラミックの詰め物/4万4000円~4万9500円、ホワイトニング/1万6500円~2万7500円

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