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通院が難しければ気軽に相談を
訪問歯科診療

花井歯科医院

(京都市伏見区/伏見稲荷駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

歯の健康は、全身の健康を維持するためにも非常に重要であることが知られるようになった。しかし、自宅や施設で過ごす患者や高齢者は、歯の治療やケアを十分に受けていないことが多いという。「歯科でも、以前から訪問診療に取り組んでいるんですよ」とほほ笑むのは、「花井歯科医院」の花井眞希先生。勤務医時代にその重要性を痛感し、祖父の代から営む歯科医院を継承した現在も、訪問診療を積極的に行っている。「最近は持っていく治療機器も軽くなり、持ち運びしやすくなりました。何も遠慮することはないので、多くの患者さんに歯科の訪問診療を利用してほしいです」という先生に訪問歯科診療の実際を見せてもらった。

(取材日2020年3月31日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような方が歯科の訪問診療を利用すると良いのでしょうか。
A

ご高齢になって足腰が不自由になったり、病気で通院が難しい方、あるいは障害などの理由で普段と異なる環境が苦手な方では、歯の治療はどうしても後回しになりがちです。でも、いつまでも元気に過ごしてもらうためには、ご自身のお口で食事をとり、口腔機能やお口の清潔を保つことがとても大切です。ですから、年齢や状況を問わずさまざまな事情で通院が難しい方に、歯科の訪問診療をうまく利用してもらいたいですね。私が訪問している患者さんの多くはご高齢の方ですが、障害のあるお子さんのお宅にも伺っています。またご自宅だけでなく、病院や介護保険施設などに訪問することもできますよ。

Q歯科の訪問診療では、どのような診療が受けられるのでしょうか。
A

ご高齢の患者さんでは、入れ歯が壊れた、とか、入れ歯が合わなくて痛いなど、入れ歯に関係したお悩みが多いですね。もちろん、歯がぐらつくから抜いてほしいとか、歯が痛いというご相談もあります。ときには、ご自宅で転んで歯茎からの出血が止まらない、とか、寝たきりの方で顎が外れて戻らない、といった急ぎのご依頼を受けることも。いずれにせよ、現在の訪問診療では、外来とほぼ同内容の診療が可能です。訪問先でも歯を抜いたり、歯型を採ったりできますので、たいていの症状には対応しています。治療だけでなく、お口のケアを定期的に受けている患者さんもいます。他に、ご家族と一緒にできるお口の機能訓練も紹介しています。

Q訪問診療に来てもらうために、準備することはありますか。
A

いえ、特別に準備してもらうことは何もありません。治療に必要な道具や機器はすべてこちらから持っていきます。治療する場所は、寝たきりの方でしたらベッドをやや起こして治療することが多いですし、歩ける方ならご自宅にある椅子に座ってもらいます。費用は、外来での再診であれば診察料に加えて再診料が必要ですが、訪問診療でしたら再診料の部分が訪問診療料になります。訪問診療料は患者さんの状況や保険の自己負担割合で異なります。もちろん、私たちがお伺いする交通費は不要です。詳しい費用は、お電話などでお尋ねくださいね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1電話などで訪問診療について相談・申し込み

同院では受付スタッフが窓口や電話で対応。患者本人や家族のほか、ケアマネジャーや病院・施設職員などからも訪問診療について相談や申し込みがあるという。同院を受診したことがない人からの申し込みも、まったく問題ないとのこと。電話では今の症状や訪問先などを確認し、初回の訪問日を決定。訪問先は同院から半径16キロメートル以内という原則があり、伏見区、東山区、南区などからの申し込みが多いそう。

22~3日以内に初回訪問、診療方針を決める

同院では、初回の訪問はできるだけ早く行うようにしているそう。申し込みから遅くとも3日以内には訪問・診察の上、治療内容を決めていく。自宅はもちろん、患者が病院や施設にいる場合でも、初回時にはなるべく家族が同席し、治療方針や治療回数、費用について説明を受ける。同院から近ければ徒歩や自転車で、少し距離があれば車での訪問になるという。

3治療を続け、完治をめざす

訪問間隔は症状や治療内容によって異なり、週1回や2週に1回とさまざまだが、入れ歯の故障などにはできるだけ早く対応しているという。1回の治療は20~30分程度。歯科医師と歯科衛生士の2人で訪問することが多いが、処置の内容によってはどちらか1人で訪問することもあるそう。家族との関係性も大切。患者の普段の様子を話したり、ときには全身の健康や病気について歯科医師からアドバイスを受けたりすることも。

4家族と一緒に口腔機能訓練

在宅で過ごす高齢者は、移動が不自由であってもその他は元気なことも多い。できるだけ自分の口で食べ続けられるように、同院では口腔機能訓練を積極的に紹介している。その場合、家族も一緒に取り組めるよう取り組んでいる。

5治療が終了、必要に応じて口腔ケアを継続

治療が終了したら、歯科医師からの提案や患者・家族からの希望に応じて、口腔ケアを定期的に続ける。歯科衛生士が訪問し、口腔内の健康状態を確認してクリーニング。毎日ケアを行う家族に対しても、ケアの方法や便利な器具などの、さまざまなアドバイスも行うそうだ。

ドクターからのメッセージ

花井 眞希院長

移動が困難であったり寝たきりの方では、自分の口で食事をし、また誤嚥性肺炎を防ぐためにも、日頃からお口の環境を整え、口腔機能を保っておくことがとても大切です。歯科では実は以前から訪問診療をしているのですが、取り組んでいる医療機関がまだまだ少ないこともあり、あまり知られていません。昔の機器は大きく重くて、車が必要でしたが、今はとても軽く便利になりました。そんな進歩もあり、歯科の訪問診療は決して大げさなことではなくなってきています。治療だけでなく、定期的な歯科検診やケアのご依頼でも構いませんので、ぜひ気軽に相談してほしいと思っています。

20200410 dr
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