樋口 嘉彦 院長の独自取材記事
ひぐち歯科クリニック
(横浜市都筑区/北山田駅)
最終更新日:2025/12/18
グリーンラインの北山田駅すぐ、ニュータウンの閑静な街並みに溶け込む「ひぐち歯科クリニック」。樋口嘉彦院長は2000年にこの場所に移転開業して以来、その診療技術と気さくな人柄で地域を支えてきた歯科医師だ。インプラント治療の経験が豊富で、日進月歩で進む医療技術に対応するため、今も積極的にセミナーなどに参加し、自らの知識や診療技術のアップデートに励んでいるという。開業から25年を迎えて、内装の全面リニューアルも実施。診療にあたっては、「今まで同様、普通のことを普通にできる歯科医院でありたい」と穏やかに語る樋口院長に、同院の特徴や歯科診療への思いを聞いた。
(取材日2025年6月4日)
開院25年目を迎え内装を一新。いっそう明るく快適に
最近、内装をリニューアルされたそうですね。

そうです。開業から25年を経て内装も古くなってきていましたので、思いきって壁や床を全部新しくしました。基本的な構造は変わっていませんが、この機会に、4台の診療ユニットに、それぞれ大きなモニターを設置して、患者さんにも患部や治療の様子をよく見てもらえるようにしました。もともと入りやすいオープンな雰囲気であることにこだわっており、通りに面した1階で、全面ガラス張りのエントランスを採用していました。診療スペースはプライバシーを確保しながらも、診療中の院内の雰囲気がいつでも外からうかがえるという風通しの良さもそのままにしてあります。診療面でも大きな変わりはありません。一般歯科や小児歯科に加えて、インプラントや入れ歯の治療、マウスガードの作製にも対応しています。私のほかに、大学病院の口腔外科に在籍する先生が週3日診療を行っていますので、少し難しい抜歯なども安心してご相談いただけます。
そもそもこの場所を選ばれたきっかけなどを教えてください。
最初に開業したのは、妻の実家の近くであった港北区の新吉田でした。その場所が区画整理対象になったことから、場所を探し、当時は地下鉄開業により駅前になる予定であったこの港北ニュータウンに移転したのが2000年です。地下鉄開業には予定より時間がかかりやきもきもさせられましたが、移転後7年の期間を経て、ようやく予定どおり「駅前の歯医者さん」になれました(笑)。利便性の高い環境が気に入っていますし、徐々に街も開けて人も増えてきましたね。その後、娘も歯科医師の道を進み、一時は当院の副院長を務めていましたが、今は2024年に分院として開設した「ゆめが丘デンタルクリニック」の院長となっています。
どのような患者さんが多く来られていますか?

近くにお住まいの方を中心に、お子さんからシニア世代まで、幅広い世代の患者さんにいらしていただいています。駅前ということもあり、近隣にお住まいの方がお仕事や学校帰りに受診されるというケースも多いように思います。この街は便利で洗練されていますが、住む人たちから「エグゼクティブ志向で付き合いにくい」という感じはないですね。患者さんはもちろん、近所の方にも、飾らないありのままの自分でお付き合いすることができています。主訴については虫歯から歯周病、入れ歯、インプラント治療などのご相談が中心です。こちらに移転した時からずっと来てくださっている患者さんもいらっしゃいますし、移転前から30年にわたる方も多く、長く通い続けていただいている患者さんが多いのが当院の特徴です。家族ぐるみで3世代にわたって来てくださっている患者さんもいらして、うれしく思っています。
インプラント治療に注力。診療技術の更新にも取り組む
先生はインプラント治療の経験が豊富と聞きました。

そうです。インプラント治療を希望される患者さんも年々増加している印象です。歯を失った方にとって、残った歯に負担をかけることなく、自分の歯と同様の噛み心地をめざせるインプラントは、メリットが大きいと考えられる治療法です。その反面、どなたにでも行える治療ではないことや、費用、期間がかかるなどの面で、ほかの治療同様にデメリットももちろんあります。当院では歯を失った方どなたにでもインプラント治療をお勧めすることはありません。あくまで保険診療を中心に、きちんと専門の歯科医師とも連携を取った上で治療方針を決定しています。当院から押しつけにならないように、あくまで患者さんの判断に委ねるということを重視しています。また、インプラント治療も年々進展していますから、私も積極的にインプラントセミナーなどに参加して、自分の知識のメンテナンスや診療技術のバージョンアップを心がけています。
インプラント治療のために早くから歯科用CTも整備されたそうですね。
インプラント治療を行うためには歯科用CTの撮影が必要であることもあり、10年近く前に、院内に歯科用CTを導入しました。インプラント治療はもちろん、根管治療や歯周病治療にも3Dによる画像診断が可能となり、治療全般の精度向上に役立っています。当院のめざす「再発を防ぎ、長持ちする治療」のためには、土台を担う根管治療のレベルを上げることが不可欠ですから、根管治療にも力を入れていきたいと考えています。
先生の診療方針について聞かせてください。

診療にあたっては、患者さんの立場になり、できる限り親身になって接するように心がけています。発展が著しい歯科治療では、診断や治療についての説明が難しくなりがちなこともあります。そんな中でも、自分の家族や親戚に話すように、できるだけわかりやすく説明するように気をつけています。お話しする内容をきちんとご理解いただいた上で、最終的な治療の選択肢は患者さんに決めていただくというのが当院のスタイルですから、わかりやすい説明を大切にしています。そのためにモニターも活用していきたいですし、常に患者さんサイドに立って、治療の進め方を一緒に決めていくという方針は、これからも大切にしたいと思っています。
スタンダードな診療をベースに満足度の高い治療を追究
こちらのスタッフさんは全員歯科衛生士さんだそうですね。

そうなんです。受付から診療、会計まで、歯科衛生士でもあるスタッフが対応します。全員歯科診療についての知識と技術を持ち合わせていますので、診察の際に歯科医師に聞きそびれたことなど、細かい内容を会計のタイミングなどに問い合わせていただくこともできますよ。私自身も、ノウハウと知識を持ったスタッフのおかげで診療レベルを維持できるので、とても助かっています。長く勤務してくれているメンバーが多いので、いわば、あうんの呼吸で私をうまくサポートしてくれますし、患者さんとのコミュニケーションもよく取れていると思います。そのためでしょうか、治療後も定期的にメンテナンスに通ってくださる方が多いですね。
移転開業から25周年を迎え、どのような思いがありますか?
開業以来、一貫してめざしてきたのは「普通のことを普通にできる歯科医院」です。満足のいく治療を普通に、当たり前のように行うこと。そして、できる限りの再発を防ぎ、長持ちする治療をご提供することを目標としてきました。その思いは変わりませんね。ただ25年続けていると、小さい頃来ていたお子さんが10年ぶりぐらいに来てくださると、びっくりするぐらい大人になっていて、そんな時は歯医者冥利に尽きますね。その分、自分は年を取ったのだなとも思いますが(笑)。働き盛りであった方はだんだん年齢を重ねられていきますから、高齢になっても元気に暮らしていただけるよう、歯と口腔の診療を通して健康を支えていきたいですね。私自身は分院でも診療を担当しているので、最近はとても忙しく、仕事が趣味になっていますが(笑)、そろそろ本来の趣味である自転車に乗ることも復活させたいと思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

日進月歩で進化を続ける歯科医療ですので、常に最新の情報にふれるため、毎月勉強会に参加して、新しい知識や技術を身につけるようにしています。今後も新しい情報にふれつつ、導入できる治療などについては積極的に診療に導入して皆さまにご提供していきたいと考えています。一方で、診療方針や診療スタイルは、変えてはいけない、変わらないことも大切なのではないかと思っています。せっかく多くの患者さんに来ていただいているのですから、診療方針は変えずスタンダードに、できる限り保険診療を基本に、地域の皆さんに安心していただける歯科診療を提供していきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント/1本38万5000円~、セラミック(詰め物)/2万7500円~、ホワイトニング/2万5000円~、PMTC/5500円~、マウスガード(スポーツ用)/5500円~

