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時枝 啓介 院長の独自取材記事

ときえだ小児科クリニック

(横浜市都筑区/北山田駅)

最終更新日:2026/01/13

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック main

北山田駅2番出口から徒歩2分の場所にある「ときえだ小児科クリニック」。2003年の開業以来、子どもやその親たちの健康をサポートしてきた地域のホームドクターだ。道路に面したガラス張りの院内は清潔感のある白を基調に、海を思わせるブルーが爽やかな印象で、海の生き物が生き生きと描かれた大きな絵が緊張しがちな子どもの心を和ませてくれている。喘息とアレルギー疾患を専門とする時枝啓介院長は、子どもにもしっかりとわかりやすく説明することで子ども自らが自覚を持って治療に取り組めるよう、心も言葉も尽くす診療スタイルを貫く。時枝院長に、クリニックの診療や専門分野である喘息・アレルギーの治療について話を聞いた。

(取材日2025年12月9日)

進化し続ける医療を患者に還元するのが使命

どのようなことに気をつけて日々診療されていますか?

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック1

かつて小児疾患といえば急変など緊急を要するものも多かったのですが、予防接種や健診が普及したこともあり、重症のお子さんが減ってきたように思います。今は未病段階での発見と予防が重視され、クリニックは患者さんの健康を日常的に管理する場所になりつつあります。特に喘息やアレルギー疾患は、長期的な治療や観察が必要な場合が多く、そのためお子さんにも治療へのモチベーションを保ってもらわなくてはいけないこともあります。ですが近年、この分野の医療の進歩は目覚ましく、発症のメカニズムの解明が進み、お薬も良いものが続々と開発されています。そんな先進の医療を患者さんにご提供するのも、私の使命。常に勉強し、クリニックの診療に落とし込んでいます。困っている患者さんのお役に立つこと。それがクリニックのような臨床の現場にいる者として、一番大切なことだと思っています。

診療で意識されていることは何ですか?

お子さんもある程度大きくなってきたら、私の説明を理解してくれます。喘息やアレルギー疾患の多くは治療が長期にわたります。ただ、症状が治まり日常生活に支障がなくなってくると、日々の治療も通院もどうしても面倒くさくなりがちです。しかし、症状が治まっているだけで完治していないというケースもあります。そういった中で治療や通院を継続してもらうためには、親御さんはもちろん、お子さんにも病気について理解をしてもらい、どうしてこの治療や薬が必要なのか、治療のゴールはどこか、わかってもらうことが必要です。そうするとお子さんは、親御さんが言わなくても自ら進んで吸入したり薬を塗布したりするようになります。ですから、親御さんだけでなくお子さんにも、わかりやすい図など使って丁寧に説明しています。

先生は喘息とアレルギー疾患がご専門なんですね。

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック2

大学病院では喘息を専門に診る外来を担当していましたし、呼吸器の診療をさらに深めるべく、アメリカに留学した経験もあります。また、私自身が喘息持ちですので、患者さんの気持ちや苦しみも理解しているつもりです。医師としてはもちろん、同じ経験を持つ人間としても適切なアドバイスができればと思います。以前は十分な治療を受けていなかったために、喘息が原因で亡くなってしまう若い方やお子さんも多くいらっしゃいました。勤務医時代、病院に運ばれてきた子を見て非常にショックを受けましたね。それからは「喘息でつらい思いをする子がいなくなるように、普段からきちんと病気を管理していきたい」という気持ちを胸に診療しています。

一人ひとりの子どもに合った適切な診断を

喘息の治療には、専門家としてどのように取り組んでいますか?

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック3

近年、喘息は発症のメカニズムが解明され、治療方法もお薬も進化しています。治療のためのガイドラインも続々改定されており、当院でも新しい知識や情報にアンテナを張り、より良い治療の提供に努めています。喘息は、吸入治療薬の進歩と早期の治療介入が一般化したことで、重症の患者さんの減少につながっていますが、特定の気温や気圧変化、黄砂などの気候条件により悪化する患者さんが見逃され、治療が遅れるケースが出ています。当院では詳しい問診と年齢に合わせた検査で結果を数値化。それをもとに気管支の状態を診断し、必要に応じて長期管理薬を用います。肝心なのは症状の緩和だけでなく、正常な気管支の状態を取り戻すこと。もし治療を継続しなければ肺気腫となり、元に戻らなくなります。状態に応じてお薬を調整しながら、治療に取り組みます。

アレルギー疾患の治療はどのように行われますか?

人は自分のものではないタンパク質を異物として排除する仕組み「免疫反応」がありますが、食物タンパク質だけは腸管を経由して体内に入る場合に限り免疫反応が作動しないように働きます。これを免疫寛容といいます。それを利用した花粉症の治療法が舌下免疫療法です。また、食物アレルギーの予防のために、皮膚から抗原が侵入しないよう乳児期早期から湿疹の治療をしっかり行うこと、食物アレルギーになりやすい身近にある食品は離乳食開始早期から始めることが大事です。アレルギー疾患は、湿疹などの症状が出る部位によって、さまざまな要因が考えられるため、注意深く観察し、理論建てて診査・診断する必要があり、単純なものではありません。専門的な知識を持つ医師がしっかり診断しないと、不要な除去を苦労して行うなど意味のない治療につながります。また、アトピー性皮膚炎は発症メカニズムが解明され、副作用の少ない良い治療法があります。

オンライン診療も行っていらっしゃいますね。

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック4

当院の端末と専用のアプリを入れた患者さんのスマートフォンをつなぎ、テレビ電話形式で通話し診療します。規制緩和によって初診からのオンライン診療が可能となり、通院の移動時間や待ち時間が軽減され患者さんは通院の負担から解放され、お住まいのエリアに関わらず当院のアレルギー診療を受けていただけます。ただ、検査や処置、予防接種などを行うタイミングでは、もちろん来院が必要となります。オンラインと対面を使い分けながらより良い診療を展開していきたいですね。

病児保育や在宅医療も手がけ幅広く地域に貢献

病児保育も行っておられます。

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック5

病児保育サービスのメリットは、小児専門の医師や看護師、保育士がケアすることで、ご自宅で療養するよりも適切な医療的なケアを受けられて、早期に日常生活を取り戻すことをめざせ、お子さんが教育を受ける権利を守れることです。症状に合わせた食事の形状、吸入などの医療措置、親御さんでも苦戦するお薬の飲ませ方など、私たちにはノウハウがありますので、早い治癒をめざせるのです。子育て世代にとって暮らしやすく、「この地域に住んでいて良かった」と思ってもらえるようなことをしたい。これも開業医としての社会的使命ではないかと感じています。

小児の在宅診療にも注力されていますね。

医療の進歩で、以前なら病院での医療的ケアが必要だった子どもが自宅で生活するケースが増えています。人工呼吸器をつけた子も、早ければ生後3ヵ月~半年で退院できる場合もあります。ただ、予防接種や急な発熱などで受診したい場合、親御さんの負担は大きいもの。年の近いきょうだいがいればさらに大変でしょう。当院では開業時から小児在宅医療に対応しています。きょうだいでまとめて予防接種を行うほか、お子さんのちょっとした変化を伺ったり日常生活における相談に乗ったりしています。在宅診療においてもオンライン活用のメリットは大きく、地域の訪問看護ステーションと連携しながら、必要に応じてオンライン診療も行っています。

読者へのメッセージをお願いします。

時枝啓介院長 ときえだ小児科クリニック6

今後も「専門性のあるホームドクター」として、子どもたちの健やかな成長をサポートしたいと考えています。喘息やアレルギー疾患に悩む患者さんはたくさんおられます。当院では早期の治療に努め、適切な治療を継続して行い、完治をめざしていきます。最近はインターネットなどでお子さんの症状をよく調べて来院される親御さんが多くなりました。インターネットの世界には誤った情報もたいへん多く、惑わされている方も多いことから、当院ではホームページなどを活用して、正しい最新情報を発信していこうと思っています。また適応障害をはじめとする精神疾患や自閉スペクトラム症、思春期の不登校など、今後もなくならないであろう小児特有の病気や悩みに対しても、引き続き丁寧に向き合いたいと思っていますので、お気軽にご相談ください。

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