噛み心地と自然な審美性の両立へ
こだわりのインプラント治療
タキノ歯科医院
(京都市右京区/西京極駅)
最終更新日:2024/10/15
- 保険診療
- 自由診療
歯を失った際の選択肢として広く知られるようになってきたインプラント治療。その主な特徴には、安定的な噛み心地がめざせるといった「機能面のメリット」が挙げられることが多いが、「医療法人社団裕和会 タキノ歯科医院」では、「審美面のメリット」にも着目して治療を提供している。インプラント治療の審美面のメリットについて、瀧野裕行理事長は「外から見える金具がないので、前歯などの目立つ部分でも周りの天然歯と調和が取りやすく、自然な仕上がりが望めます。さらにかぶせ物の素材も適切なものを選べば、よりなじみやすくなるでしょう」と話す。機能面のみならず審美面にもこだわり、これまで数多くの症例を手がけてきた瀧野理事長に、インプラント治療を選択するメリットやタキノ歯科医院での治療の流れについて、詳しく解説してもらった。
(取材日2023年7月7日/情報更新日2024年9月11日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療とはどのような治療ですか?
-
A
歯周病や虫歯など何らかの原因で歯を失ったときに、その歯を補う治療法の一つです。インプラントを骨に埋め込み、上からかぶせ物を入れることで、歯の機能性と審美性の回復を図ります。インプラントがかぶせ物をしっかりと支えるので安定性が高く、自然なフィット感や噛み心地を望む人に有用な治療だといえます。ただし、外科手術を伴うためすべての人に適応するわけでありません。以前は手術に対する恐怖から治療を受けることをためらう人も多くいましたが、インプラント治療のメリットが広く知られるようになり一般的になりました。近年では審美性も注目され、天然歯にできる限り近く、自然な美しさを求める人が選択するケースが増えています。
- Qインプラント治療を選択するメリットは何ですか?
-
A
インプラントは隣り合う歯に支えを求めることなく自立して仕上げることができるので、ブリッジのように歯を削ったり、入れ歯のように歯に金具をかけたりする必要がありません。自分の歯にかかる負担を減らすことになるので、長い目でみれば自分の歯を守ることにつながります。またしっかりと咀嚼する機能の回復が見込め、咀嚼の際に顎の骨に刺激が与えられることで骨が痩せるのを防ぎます。入れ歯では歯にかける金具が見えることがありますが、インプラントではその必要がないので、審美的な口元を追求できるのも魅力の一つです。
- Q歯科医院選びのポイントを教えてください。
-
A
歯科医院を選ぶときには、インプラント治療の設備が整っていることは前提として、歯科医師の治療経験が豊富であるかにも注目しましょう。近年は素材や器具、シミュレーションソフトなどインプラント治療の技術が進歩していますが、それを駆使できるかは歯科医師の経験によるところが大きいと考えるからです。また、治療には手術を伴いますので、患者さんとしっかり話し合い、納得できる説明をしてくれる歯科医師のもとで、慎重に決断してほしいです。前歯などを治療する場合は技術的な難易度も上がります。目立つ場所なので歯科医師と審美的な価値観がマッチするかも判断軸になります。後悔しないために、ご自身でもよく考えることが大切です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1個別カウンセリング
-
まずはカウンセリングからスタート。同院では患者の口腔内の検査後、治療の映像を見ながら、歯科医師から治療のメリット・デメリットが説明される。しっかりと説明を聞いた上で、自分に必要な治療内容、治療期間、費用について確認しよう。前歯など見える部分を治療する場合は特に、好みの色合いや形になるよう仕上がりにこだわれるか、審美面についても十分に相談できるかを確認しておくことが大切。
- 2検査・診断
-
インプラント治療に必要な骨量があるかなどの診断で手術の適応が確認されたら、模型を作製するため歯の型採りや、口腔内のスキャニングを行う。全身疾患がある場合はかかりつけの医療機関での血液検査や対診が必要となる。採得した資料で最終的なシミュレーションを行い、必要に応じてインプラントの手術のためのサージカルガイドや仮歯が作製される。
- 3手術でインプラントを埋入
-
顎の骨にドリルで穴を形成し、インプラントが埋入される。複数本埋入する場合はシミュレーションソフトで作製したサージカルガイドを用いることで、より精密な深さと角度で埋入することが期待できる。手術の所要時間は同院では約2時間。麻酔や準備に約30分、手術に約40~90分かかる。手術の後は、インプラントと骨の結合には3~4ヵ月かかると想定されるため、1~2ヵ月の間隔で通院し経過を見ながら状態の安定を待つ。
- 4かぶせ物の材質や形などを決定し、装着へ
-
かぶせ物の素材は種類が豊富なので、歯科医師と相談しながら、素材の種類や色、形、大きさなどを決める。審美面で納得できる仕上がりをめざすためには、この時に妥協せず、自分が理想とするイメージや希望を細かく歯科医師に伝えることが大切。疑問があればとことん質問し、アドバイスをもらおう。インプラントと顎の骨が結合したら、出来上がったかぶせ物を装着する。
- 5歯科医院でのメンテナンスを継続
-
治療後は歯磨きなどの日常的なセルフケアに加えて、歯科医院で定期的なメンテナンスを継続する必要がある。プロの手によって自分では取りきれない汚れを落とすとともに、口腔内の環境を隅々までチェックしてもらうことで、インプラント歯周炎のリスク回避や、虫歯などの再発予防につながるという。インプラントだけでなく口腔内全体の良い状態を長く維持し得る健康習慣として、通院を継続しよう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/42万9000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。