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瀧野 裕行 理事長の独自取材記事

タキノ歯科医院

(京都市右京区/西京極駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急京都本線の西京極駅から東南へ歩いて約12分。西小路七条を過ぎると見えてくるコンクリート造りのビル2階に「医療法人社団裕和会 タキノ歯科医院」はある。理事長を務めるのは、JIADSの理事長やOJ(オッセオインテグレイション・スタディ・クラブ・オブ・ジャパン)の副会長としても活動する瀧野裕行先生。院内では自ら診療の先頭に立ちながら、全国での講演や講義、研究発表に飛び回るなど、その活動は多忙を極める。そんな瀧野理事長に、自身の専門として注力する歯周病治療をはじめ、院内での取り組みから診療時の心構えまでをフランクに話してもらった。
(取材日2019年10月30日)

歯周病治療をベースに多様な治療を包括的に

来年で開院25周年だそうですね。

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1995年に「タキノ歯科」としてスタートし、2006年に医療法人となりました。最初のうちは歯科医師は私1人で、スペースは現在の半分程度。当時は診療チェアも3台だけでした。その後、患者さんが増えてきたので勤務医を入れ、隣のテナントが開けば拡張するというのを繰り返しながら規模を大きくしていきました。現在は私以外に4人の歯科医師が常勤し、診療室は9室あってオープンスペースや半個室、完全個室などを用途によって使い分けています。また、患者さんの合同カウンセリングなどに使う部屋を当院に隣接した場所に用意しています。

理事長の専門は歯周病とのことですね。

はい。歯周病治療とインプラント治療が私の専門です。日本には歯周病で悩んでおられる方が非常に多いんですね。それで歯周病治療を中心とした歯科医院づくりを10数年かけて構築していったわけです。歯周病の治療といっても、当院ではすべてを含めた包括的な治療を意味します。根管治療もそうですし、かぶせ物から入れ歯やインプラントまで、すべてが歯周病治療に包括されているわけですね。まずはしっかりとした土台から見直していく、そういう意味でも歯周病治療は効率良く包括治療が行える治療法だと私は思います。

歯周病治療で大切なことは何ですか?

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歯周病は海外ではサイレントディシーズ(静かに忍び寄る病気)といわれていて、症状がほとんど出ず、自分では気づきにくいのが特徴です。歯科を訪ねた時には重度に進行しているケースも多く、そうなると治療がなかなか難しいのが実情です。ポイントは、患者さんと私たちがどれだけタッグを組んでいけるかであり、そのためにはコミュニケーションが欠かせませんし、きちんと対応するには歯科医師や歯科衛生士の数も必要です。また、当院では1回の予約時間の最小単位を40分にして、最低40分間は他の患者さんをかけ持ちすることなく、余裕をもって治療にあたるようにしています。そうした基本的な部分から積み上げていくことが大切ですね。

貴院ならではの取り組みがあれば教えてください。

当院では原則、すべての患者さんに「歯の健康教室」をご案内しています。月に2回、指定の日時に他の患者さんと一緒に参加してもらい、歯科に関するさまざまな内容をお話しするんです。若い方から高齢の方までおられますから、自分にはちょっと関係がないと思うような話もあるかもしれませんが、ご家族の方に伝えていただいたり、横の人とちょっと意見を交わしたりなど、そうしたコミュニティーのきっかけになればという期待も込めています。あとは歯周組織再生療法ですね。歯の治療で何度も削っていくとそのうちになくなっていってしまいますが、歯周組織再生療法は切除ではなく、もとの骨や歯肉、組織の状態に再生していくことを目的とした治療です。保険で受けられるものもありますから、諦めてしまう前に知っておいていただければと思います。

患者もスタッフも笑顔になれる世界をめざして

診療時に心がけていることは何ですか?

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まず治療法以前の問題として、患者さんの中にはインプラントの「イ」の字どころか、とにかく歯医者に行くのが怖いという人もたくさんいらっしゃるのが現実です。そういう方に恐怖心を取り除いてもらい、安心して治療を受けていただくための努力も当院の大切なテーマです。声かけもそうですし、できる限り痛みの少ない治療もその一つ。どれだけ気配りや洞察力、観察力をもってホスピタリティーを発揮できるかですが、それ以上に大切なのは、本心から優しい気持ちになることでしょう。

スタッフに対して指導していることはありますか?

当院には毎月のように、全国から大勢の先生方が見学に来られます。その際に決まって聞かれるのは「スタッフ教育はどのようにされているんですか?」という質問ですが、特にスタッフ全員共通のマニュアルなどを用意しているわけではありません。私が大切にしているのは、スタッフを信頼して任せるといいますか、個人の自主性を尊重し、やり遂げるまで待ってあげることです。自覚と責任感をもって自発的にやってくれるようになれば、これ以上頼もしい存在はありませんからね。あと必要なのは舵取りだけで、その方向づけだけはしっかりするようにしています。

理事長にとって、歯科のやりがいは?

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一番はもちろん患者さんの笑顔で、その笑顔が日々の原動力になっていることは間違いありません。ただそれだけではなく、スタッフやその家族など、関係者の全員が笑顔になれればと思っています。私は大勢の人と関わりながら仕事をしてきましたが、それが一つの流れになって、相乗効果でハッピーが増幅していくような世界がつくれればと思っています。診療自体も、何十年もずっと変わりなく楽しいですね。いくつになっても学ぶことがたくさんありますし、勉強会や大学で多くの後輩たちに何かを伝えていくことも大きなやりがいです。歯科治療というのは奥が深く、これで満足ということはたぶん一生ないでしょう。終わりがないぶんずっと楽しめるといいますか、やはり奥の深いものは追求しがいがあると感じますね。

デジタル技術の導入で有益な診療をめざす

ご多忙のようですが、プライベートな時間はありますか?

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勤務医の先生たちは週休2.5日なのですが、私は休みがなく、平日は診療、土日はほとんど勉強会や研究会、講習会のため、家族と過ごす時間があまり取れません。私には2人の息子がいて、長男は小学6年生で中学受験を控えているんですが、将来はどうなるのでしょうね。私の父は京都府立医科大学の教授で、私はそれに反発して歯科医師になりました。もしかすると、同じようなプレッシャーを与えてしまっているかもしれません。そして下の子はまだ小さいので、夜はもう寝ていますから、相手ができるのはせいぜい朝ぐらいです。それにしても、この子が成人して独立するまでと考えると、私も80歳ぐらいまでは頑張らねばなりませんね(笑)。

今後に向けた展望があれば教えてください。

今ちょうど、歯科医師人生の折り返し地点を過ぎたぐらいでしょうか。そこまでの成績は自分としては満足しています。ただ、これまではちょっと頑張って新しい機器を入れるだけでも評価していただけるような時代でした。そういう意味では自分はすごく恵まれていたと思いますし、逆にこれからの若い先生方は大変だろうなと思います。これからデジタルの時代に入っていくと、またガラッと変わっていくでしょう。私も将来のデジタル化についていけるように、デジタルグローバルコースというセミナーも立ち上げました。デジタル化によって患者さんにとっても私たちにとっても有益なクリニックを今後はめざして行かねばと考えています。また、良いものであれば常に率先して導入し、世間に広めていけるような存在でありたいと思います。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

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日本人は律儀な方が多いですから、多くの患者さんがおそらくずっと同じ歯科医院に実直に通い続けておられることでしょう。ただ、歯医者さんがこんなにたくさんある時代ですから、いろんな治療を受けたいと思ったり、今受けている治療に不安があるならば、別の歯科医院を訪ねてみたりするのも一つの選択肢です。今はセカンドオピニオンというのも当たり前になりました。いろんな世界、いろんな治療方法がありますから、悩みがあれば一人で悩まず、とにかく相談することです。当院は分野ごとに研鑽を積んだ、複数の先生によってチーム医療を行っています。できない、治らないと言われた方もあきらめずに来ていただければ、また違うご提案ができるかもしれません。そうやって、より理解を深めていただくことは大変有意義ですし、ご自身にとって何が良いのか、よく考えていただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/39万円~、歯周組織再生療法/12万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/40万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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