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津田 玄一郎 院長の独自取材記事

津田眼科クリニック

(川崎市宮前区/宮前平駅)

最終更新日:2019/08/28

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宮前平駅南口から歩いて数分の場所に位置する、黄緑の目のマークが目印の「津田眼科クリニック」。院長の津田玄一郎先生は、地域医療に貢献したいという思いから宮前平の他にも、多摩区、麻生区に眼科医院を開業。“主役は患者さま”を診療スタンスとし、患者のことを第一に考え、通院する人が心地良く感じられる医院をめざしている。津田先生は、院内だけでなく、目の無料相談や往診など、院外の活動にも精力的で地域医療に貢献している。休みの日には、マラソンや登山、水泳などを定期的に行っており、スポーツマンとしての一面もあるようだ。今回は、穏やかで優しいまなざしの津田先生に、同院の診療内容や眼科医師をめざしたきっかけを語ってもらった。
(取材日2018年4月2日)

居心地の良い空間をめざし2017年にリニューアル

昨年リニューアルされたそうですが、こだわった部分はありますか?

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患者さんが過ごしやすく、待合室でゆったり待っていられるようなクリニックにしたいと思い、居心地の良さを特に重視してリニューアルしました。開業して15年たっていたので壁や床を新しくしたのはもちろんのこと、照明も専門家と相談して新しいものにつけ替えています。患者さんからは、「ホテルみたいになったね」とか「外観が変わりすぎて気づかなかった」という反応があったので、全面リニューアルとして成功したかなと考えています。検査に必要と考えている機器はすでにそろっているので、リニューアル時に導入した機器はありません。

患者さんの年齢層はどのくらいが多いですか?

基本的にお年寄りから子どもまで幅広い年齢層が通っています。割合でいうと、お年寄りと子どもが各3割、それ以外の年齢層が残りの4割といった具合です。当院ではコンタクトレンズも受けつけているので、一般の眼科よりは若い人が多いかもしれません。主な症状は、お年寄りでは白内障が多いです。年齢が上がるにつれて発症しやすい病気なので、眼科全体で最も多い症例ですね。加えて、最近高齢の方で増えているのが緑内障です。自覚症状があって来院される人もいれば、会社の健康診断で指摘されて来院されるケースもあります。ただ、緑内障を発症していても、今のところ自覚症状がない場合は患者さんの治療意識を高めるのが難しいです。ですので、患者さんの緑内障に対する認識を高めていくのも医師としてのわれわれの仕事だと感じています。

高齢者に最も多いという白内障はどんな病気ですか?

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白内障はほとんどが加齢によって起こる病気です。また、紫外線による影響も大きいので、農業関係の方やスポーツ選手など、屋外で仕事をする人は発症率が高い傾向にあります。初期症状はまぶしく感じたり、目がかすんだりなど。進行すると視力が落ちて、次第に見えなくなり、最終的には手術での治療になります。手術は10〜15分ほどで終わり、技術が進歩して方法も確立しているので、一般的には入院をしなくても問題ありません。手術をするタイミングは、病気の進行具合を見るのはもちろんですが、まずは「生活においてどれだけ不自由を感じているか?」を考えます。たとえ視力が悪くなっていても、日常生活で不自由を感じていないなら、あえて手術は進めません。逆によく見えていても仕事や運転で不自由を感じられる方には手術を進めます。そのため、患者さんの要望を聞き出すコミュニケーションを大切にしています。

目の無料相談や介護施設への往診など院外でも活動

緑内障とは具体的にどのような病気でしょうか?

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緑内障は、視神経が傷んで視野が狭くなる病気で、40歳を超えると発症率が高くなっていきます。年齢が上がるにつれて確率が高くなっていくので、40歳を超えたら一度緑内障の検査を受けることをお勧めしています。というのも、緑内障の自覚症状は気づきにくいんです。「視界の外側が見づらくなってきたな」と自覚した頃には、視野の4分の1から3分の1がすでに欠けている可能性があります。特に片目だけ緑内障の場合、正常な目が視野をカバーするので気づきにくいんですね。緑内障の検査は簡単にできます。コンピューターで視神経の状態を解析するので5分程度で判断可能です。その検査で異常が認められた場合のみ精密検査を行います。

先生の診療スタンスについてお聞かせください。

“患者さまが主役”をスタンスにしています。医療は人と接する仕事で、サービス業と同じと言っても言い過ぎではありません。医療スタッフが患者さんに接するのと、ホテルマンが宿泊客に接するのとでは、その心構えや対応に大した差はないと私は思っています。もちろん、対応の仕方はマニュアルどおりであってはなりません。家族に対するように接してくださいとスタッフには伝えています。当院の受付カウンターには診察券入れを置いていません。それは、患者さんから直接手渡しで診察券を受け取るため。ちょっとした会話を交わすことで、そこにコミュニケーションが生まれます。他にも、携帯電話やパソコンから受付順番を取得できるシステムを導入することで、待ち時間の短縮を図るなど、医療面だけではなくサービスの向上もめざしています。

院外でも医療活動をされているとお聞きしました。

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目の愛護デーである10月10日前後の期間は、目に関する無料相談を市民まつりの会場やデパートで行っています。もともとは妻と2人で新百合ヶ丘で始めた活動ですが、地域の人々からの評判が良く、今では地域の眼科医会全体で行っています。さらに、老人介護施設へ月に1度出向き、病院に通えない人への眼科検診も行っています。通常、眼科の検査は大きな機器を使いますが、往診だと持ち運べる小型の機器しか使えません。病院並みの細かな検査はできませんが、それでも困っている人がいれば少しでも助けになれたらという思いで続けています。

眼科医師であった父の背中を追って医療の道へ

先生が眼科の医師をめざしたきっかけは何ですか?

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眼科医師だった父の影響が大きいと思います。私は小さい頃から活発な子どもで、演劇に興味を持ち、将来は劇団員になりたいと真剣に考えたこともあったんです。でも、気持ちのどこかに患者さんに優しく接する父の仕事をすてきだなと感じる心があったんでしょうね。高校3年生の進路を考える時期に、医師をめざしたいという気持ちがごく自然と湧いてきて、医学部に進学することを決めました。眼科に進もうと考えたのは、父の専門が眼科だったこともありましたが、人間の体の中で目ほど美しい部分は他にないと感じ、どうやってこんな美しいものがつくられるのだろうと、純粋に思ったからです。目はカメラのレンズのような役割をする角膜と水晶体、絞りの機能を果たす虹彩(こうさい)、それらをとてもきれいな涙液が覆っています。外界からの情報の8割は目から得られるものであり、その大事な機能を果たす、美しく不思議な目のことを専門に学びたいと思いました。

休みの日はどのように過ごされていますか?

私はスポーツが好きというか、体を動かしていないと気が済まないタイプなんです。なので、マラソン、トライアスロン、遠泳と、昔からいろいろやってきました。今でも週に3、4回はスポーツクラブに行って、泳いだり走ったりしていますね。去年の12月は久しぶりにホノルルマラソンに出場しました。また機会があれば他の大会にも出たいと思っています。登山も年に1、2回は行っていますね。私は太りやすい体質なので、体重管理には常に気をつけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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今はスマートフォンやパソコンを仕事やプライベートで絶え間なく使っている人が多いと思います。ドライアイになりやすい状況なので、時折目を離してみたり、まばたきを意識的にしたりと気を使ってください。目薬を使うのも良いですね。目に関して疑問に思っていること、悩んでいることは人それぞれ違うと思います。当院では、困っていることや相談したいことがある人、来院するのが大変な人のために、書き込みができるホームページにしており、気軽に問い合わせできる環境を整えていますので、役立ててほしいと思います。

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