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姿勢や動作にも注目した
きめ細かな矯正治療

杉本矯正歯科医院

(堺市西区/鳳駅)

最終更新日:2023/03/31

杉本矯正歯科医院 姿勢や動作にも注目した きめ細かな矯正治療 杉本矯正歯科医院 姿勢や動作にも注目した きめ細かな矯正治療
  • 自由診療

整った歯並びになることをめざして矯正治療を希望する人も増えてきた。その一方で、なぜ歯並びが乱れるのか、その原因についてはまだあまり知られていない。「歯並びの乱れには遺伝的な要因もありますが、日常の姿勢や動作なども深い関係があります」というのは、堺市鳳の「杉本矯正歯科医院」の杉本菜穗子院長。特に成長期で骨がやわらかい子どもの場合は、姿勢や動作の影響をより受けやすいそうだ。このため同院では、「態癖(たいへき)」と呼ばれる歯並びに悪影響を与え得る癖の改善に力を入れ、歯列を整えるための治療と歯列が乱れる要因を少なくする取り組みの両面から、患者をサポートしている。杉本院長に、歯列矯正についての考えや同院の特色ある取り組みについて聞いた。

(取材日2023年2月28日)

その人に必要な矯正治療を、適した時期に提供する

Q子どもの歯列矯正はいつから始めるべきですか?
A
杉本矯正歯科医院 長年歯列矯正の治療を行ってきた杉本先生

▲長年歯列矯正の治療を行ってきた杉本先生

小さなお子さんの歯列矯正は、主に骨格の正常な発育を促すことが目的です。最初に行う受け口の早期治療はエックス線撮影や口の中に器具を入れることができるようになる年長さんから小学校1年生くらいまでが対象になります。その後の1期治療は、前歯の歯並びを整えるために重要な上顎の正常な発育を促す目的を持ちます。ただし、小学生の間に骨の発育を促すことで、2期治療で抜歯を伴わない矯正を可能にし、ある程度整った歯並びになると判断した場合にこうした治療を行います。奥歯の状態なども確認しながら、治療を行わず様子を見ることもあり、将来的に抜歯を伴う矯正が必要と考えられるお子さんについては、これらの早期治療は行いません。

Q姿勢や動作に注目しているそうですね。
A
杉本矯正歯科医院 歯並びは態癖と呼ばれる日常的な癖が大きく影響しているそうだ

▲歯並びは態癖と呼ばれる日常的な癖が大きく影響しているそうだ

お子さんの発育は就寝中に起こります。日常的に不自然な力がかかると顎の骨の発育に悪影響を及ぼす恐れがあります。とりわけ私たちが「態癖(たいへき)」と呼んでいる、うつぶせ寝、横向き寝で一方の頬に枕を当てる、頬杖をつくといった日常的な癖は、歯並びに大きな影響を与え、噛み合わせのずれにつながります。歯の状態を見れば、ある程度どのような態癖があるか判断できるので、改めていただけるようにアドバイスします。態癖は保護者や周囲の人が注意してあげることが大切ですね。態癖を改善できれば、将来的に矯正治療が必要となった場合もスムーズに歯が動いて、歯並びが整いやすくなることが期待できます。

Q大人の矯正治療の方法について教えてください。
A
杉本矯正歯科医院 患者の状態や希望に合わせてさまざまな矯正に対応している

▲患者の状態や希望に合わせてさまざまな矯正に対応している

一般的なワイヤー矯正のほか、上顎は歯の裏側、下顎は歯の表側に矯正装置をつけるハーフリンガル矯正にも対応しています。また、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応しており、近年は希望して来院される患者さんが増えていますね。ただ、ワイヤー式とマウスピース型装置とでは、得意とする歯の動かし方が異なります。このため、マウスピース型装置を用いた矯正ではめざす歯並びにするのが難しいと判断した場合は、ワイヤー矯正をお勧めします。見た目が気になる方の場合はハーフリンガル矯正の提案をするなど、なるべく患者さんの要望に合わせて矯正治療を行います。

Q歯並びを整えると、どんなメリットが期待できますか?
A
杉本矯正歯科医院 歯列矯正は見た目だけでなく、歯を失わないためにも効果的

▲歯列矯正は見た目だけでなく、歯を失わないためにも効果的

不正咬合など歯並びに問題があると、口がしっかり閉じにくく、口呼吸になってしまいがちです。口呼吸はウイルスを取り込みやすく、口の中が乾燥して虫歯や歯周病のリスクも高くなります。このため当院では小学生以上のお子さんを対象に鼻呼吸に導くための舌や口周りの筋肉のトレーニングを行います。また、歯並びが整うと歯磨きがしやすく、歯に不自然な力がかからないので、歯を失うリスク軽減が期待できる上に、将来的に歯を失ってしまった場合、口腔内に合ったバランスの良い部分入れ歯が作りやすくなります。最近は、子育てを終えた方からの矯正希望も増え、年齢を重ねた方にとっても見た目以外にさまざまなメリットが期待できると思います。

Q矯正治療を受ける際はどんなことに注意すべきですか?
A
杉本矯正歯科医院 長期の治療への配慮も行っている

▲長期の治療への配慮も行っている

矯正期間中はどうしても虫歯のリスクが上がってしまうので、普段の歯磨きに加えて、お子さんの場合は保護者の方の仕上げ磨きが大切です。また矯正期間が長期になるので、特にお子さんについては、無理なく、気長に取り組めるように、しっかり褒めて、やる気アップにつなげるなど配慮します。一方、矯正期間中は口内炎ができやすいこと、年齢を重ねた方の場合、歯並びが整うと特に下の前歯の歯茎が下がって見える場合があることも知っておいていただきたいですね。また、大人の場合も態癖は矯正後の後戻りにつながるので要注意です。当院では、矯正期間とほぼ同程度の保定期間を設け、後戻りを防ぐための装置を装着していただきます。

ドクターからのメッセージ

杉本 菜穂子院長

矯正と言っても患者さんによって状況はさまざまです。お子さんの場合は、治療を大変に感じてしまう方もいるためなるべく短期で治療が終わるように心がけています。大人の方の矯正の場合は、審美面で矯正治療を求める方も多いので、なるべく患者さんの要望も聞いた上で治療をするように心がけています。また、当院では感染症対策にも力を入れています。基本的に口腔内で使用する器具は高圧滅菌器に、ワイヤー等に使用するるプライヤー類もガス滅菌器で消毒を行っています。気になる費用については、治療開始前に総予算を提示するトータルフィー制度を採用し、分割払いにも対応しています。歯並びがの悩みはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

早期治療(幼児期:乳歯の受け口)/11万円(検査診断料を含みます)、 検査診断料/5万5000円 、1期治療(小学校低学年~)/22~44万円 、一般矯正料金(2期治療:永久歯咬合)/88万円 、大人のワイヤー矯正/88万円、ハーフリンガル矯正/110万円、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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