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子どもの受け口は
負担の少ないマウスピース型装置を用いた矯正を

住友歯科医院

(堺市北区/北花田駅)

最終更新日:2024/08/02

住友歯科医院 子どもの受け口は 負担の少ないマウスピース型装置を用いた矯正を 住友歯科医院 子どもの受け口は 負担の少ないマウスピース型装置を用いた矯正を
  • 自由診療

下の歯が上の歯より前に出て、下顎を突き出すような見た目の受け口(反対咬合)。「気になるけれど、どうしたらいいのかわからない」「まだ小さいのに矯正なんてできるの?」。不安や疑問がありながらも、様子見している保護者も多いのではないだろうか。「住友歯科医院」では、3歳頃からスタートできるマウスピース型装置を用いた矯正を提供。就寝時にマウスピース型装置を装着するだけという取り組みやすさが大きなメリットとなっている。子どもの受け口と放置リスク、矯正法について、住友敏彦院長に詳しく聞いた。

(取材日2024年3月14日)

放置すれば大がかりな治療が必要になることも。小児の受け口は早期にマウスピース型装置を用いた矯正を

Q子どもの受け口(反対咬合)とはどのようなものでしょうか。
A
住友歯科医院 遺伝や舌の使い方、表情の癖などの原因が考えられる「受け口」

▲遺伝や舌の使い方、表情の癖などの原因が考えられる「受け口」

不正咬合の一種である受け口(反対咬合)は、歯を噛み合わせた際に、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態をいいます。原因は遺伝などの骨格的な理由、舌の使い方をはじめとする悪習癖の影響、また、下顎を突き出してふざけたり泣いたりするような習慣がある場合も要注意です。とはいえ、舌の動きは外からは見えず、また表情の癖も簡単にはやめられないもの。そこでマウスピース型装置を用いた矯正をお勧めしています。将来的に上顎と下顎がどう成長するかが受け口に影響するため、幼少時の矯正が確実というわけではありません。しかし、現時点で症状の改善を図っておけば、将来問題が出てきた際に最小限の矯正で済む可能性が期待できるのです。

Q受け口は、子どもが何歳くらいのときに気づくのでしょうか?
A
住友歯科医院 小児歯科検診で指摘を受け発覚する場合が多い

▲小児歯科検診で指摘を受け発覚する場合が多い

受け口は乳歯の生えそろう3歳頃からわかり、親御さんが気がつかなくても、3歳6ヵ月が対象の小児歯科健診で指摘を受けて受診される方が多いですね。かつては受け口に気づいても、成長するまで様子を見るというのがスタンダードでした。しかし現在は、歯や顎の骨がやわらかく、成長する前の段階から矯正を行うことで早期に症状の改善をめざす方法があります。大きくなって歯と顎の成長が止まってからだと、抜歯を伴ったり、高額な矯正が必要になったり、期間が長くかかったりする他、手術などを行わないと改善が望めないもあるんです。そのようなリスクを少しでも低減させるため、当院ではマウスピース型装置を用いた矯正を推奨しています。

Q受け口を放置するリスクについて教えてください。
A
住友歯科医院 早期に対応することが、将来の子どもの負担軽減にもつながる

▲早期に対応することが、将来の子どもの負担軽減にもつながる

下の歯が上の歯よりも前に出ている状態の受け口は、下の顎が前に突き出た印象のお顔立ちになります。食事の際の噛みづらさなども含め、本人に違和感がなければ問題はないと考えます。放置するリスクとして考えられるのは「受け口を治療したい」と考えたとき、大がかりな矯正や外科治療が必要になる可能性が高まる点です。歯も顎の骨も成長が止まった後だと、矯正では多くの費用や期間がかかることが予想されますし、重度なら下顎の骨を切って顎を引っ込めるという手術が必要になります。上顎の成長との兼ね合いもあり、マウスピース型装置だけですべてカバーできるわけではありませんが、早期対応で将来の負担軽減につながることも期待できます。

Q矯正の方法や費用について教えてください。
A
住友歯科医院 就寝時にマウスピース型装置を着用し、症状の改善をめざす

▲就寝時にマウスピース型装置を着用し、症状の改善をめざす

受け口の矯正にはマウスピース型装置を用い、就寝時のみ装着していただくことで咬合を誘導し改善をめざします。対象年齢はマウスピース型装置を入れられる3歳から治療をスタートできます。乳歯の生えそろう3歳頃であれば、最初は嫌がったとしても、徐々に慣れて夜間の装着も問題なくできるようになると思います。期間は早ければ半年程度で改善が見込める場合もありますが 、個人差がありますので一概には言えません。矯正後に元に戻りそうな兆候が見られた場合は、再度マウスピース型装置の再装着をお勧めすることもあります。費用は自由診療扱いとなります。既成のマウスピース型装置を使用するため、即日から矯正をスタートできます。

Q受け口の矯正でこちらのクリニックが特に大切にしていることは?
A
住友歯科医院 子ども本人と家族の状況を考慮しつつしっかりとサポートを行う

▲子ども本人と家族の状況を考慮しつつしっかりとサポートを行う

受け口の矯正は短期間で終わるものではありませんから、お子さんや親御さんが無理のない範囲で取り組むことが重要だと考えています。毎晩必ず就寝時に装着できるのなら、それだけスムーズな改善が期待できるでしょう。しかしお子さんが嫌がったり、忘れてしまったりすることだって当然ありますよね。「毎日が難しかったら週の半分だけ頑張って入れてみましょう」など、お子さんやご家庭の状況を考慮しながら、できる範囲で取り組めるようご提案しています。仮に毎日きちんと装着していても完了までの期間には個人差があります。ですので、永久歯が生えそろうまでの改善をめざすなど、長い目で見守っていくことをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

住友 敏彦院長

これまで子どもの受け口は「大きくなってから考えましょう」という対処が一般的でした。しかし実際にマウスピース型装置を用いた矯正をスタートしてからは、早期に介入することの重要性にあらためて気がつくとともに、手応えも感じています。3歳頃からの開始を推奨していますが、初めは難しくても、そのうちに慣れて矯正に取り組めるようになる子が多いと思います。私も無理に装着を勧めるようなことはせず、お子さんや親御さんができる範囲で取り組んでいただけるようにご提案します。既成のマウスピース型装置を使用するため、気軽に始められるのもポイントです。お子さんのお口のことで気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた小児矯正(咬合誘導)/7万7000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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