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鷺坂 誠宏 先生の独自取材記事

鷺沼産婦人科

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2026/02/13

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科 main

鷺沼駅前のロータリーから西に向かって緩やかに続く坂道。ソメイヨシノの並木が並ぶことから「春待坂」とも呼ばれるこの道に沿ってあるのが「鷺沼産婦人科」。1968年の開業以来、半世紀以上にわたり地域の発展と生命の誕生を見守り続けているクリニックだ。そんな同院の診療に新たに加わったのが、鷺坂誠宏(さぎさか・まさひろ)先生。東京医科大学医学部を卒業後、同大学医学部産婦人科に所属し、大学病院や関連病院などで幅広い診療に携わってきた。2025年4月からは週に1度、同院での診療を担当している。「地元がたまプラーザなので、地域には結構なじみがあって、すごく過ごしやすいですね」と気さくに話す鷺坂先生に、クリニックでの診療やそこにかける思いなどを聞いた。

(取材日2025年12月16日)

信頼できるチームで、24時間365日無痛分娩可能に

最近、こちらのクリニックでの診療に加わられたと伺いました。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科1

もともと東京医科大学の産婦人科に所属しており、大学病院や地方の病院で診療を行ってきました。たまたま後輩医師がこちらに出向していたご縁があり、そのつながりでお声がけいただいたのをきっかけに、2025年4月から週1回の診療で関わらせていただいています。私自身、地元が隣駅のたまプラーザだということもあり、このエリアには以前から親しみがありましたので、地域に根差したクリニックでの医療に携われる点にも大きな魅力を感じました。大学病院とはまた違った形で、地域の方の身近な悩みに応えられる、そんなやりがいのある診療環境だと思っています。現在は週に1度と限定的ですが、今後は徐々に診療日を増やしていく予定です。

現在は主にどのような診療を担当されていますか。

産科と婦人科の外来を中心に担当しています。加えて、無痛分娩に関わる麻酔管理や、休日夜間の当直業務にも携わっています。大学病院時代には分娩はもちろん、婦人科の診療や手術に関わることも多く、がんや子宮脱などの治療も数多く経験してきました。そうした経験を生かしながら、こちらではお産だけでなく、婦人科疾患や女性特有の悩みについても幅広く対応しています。妊娠・出産をきっかけに、これまで後回しにされてきた症状や気がかりを相談される方も多く、そうした声に広く応えられる場でありたいと考えています。

無痛分娩への取り組みについて教えてください。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科2

無痛分娩は、自然分娩と比べて良い・悪いというものではなく、一つの選択肢だと考えています。大切なのは、妊婦さんご自身が納得して選べる環境があること。当院では今秋、24時間365日無痛分娩に対応できる体制を整え、医師の配置や当直体制を整備しました。これまで大学病院などで無痛分娩を数多く経験してきた立場から、培ってきたネットワークも生かして、信頼できるドクターを集めたチームで、安全性を最優先に考えながら体制を構築しています。また、正しい情報をお伝えすることも重要と感じており、SNSや院内掲示物を通じての情報発信にも取り組んでいます。選択肢が増えることで、お産への不安を少しでも軽くするお手伝いができればと思っています。

一人ひとりの背景も踏まえ、気軽に相談できる存在に

地域のクリニックで診療する魅力について、改めてどのように感じていらっしゃいますか。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科3

地域のクリニックならではの魅力は、患者さんとの距離が近いことだと思います。大学病院では役割が細かく分かれていますが、クリニックでは一人ひとりの患者さんと継続して関われる点が大きいですね。こちらでは、疾患そのものだけでなく、その方の生活背景なども踏まえて診ることができると感じています。クリニックでの診療自体はこれまでも7〜8年経験してきましたが、改めて「地域医療の中で自分ができることは何か」を考えながら診療しています。地域の女性たちが、体についてのちょっとした悩みを気軽に相談できる存在でありたいですね。

鷺沼産婦人科の強みはどのような点にあるとお考えですか。

まず挙げられるのは院長の存在です。診療の適切さはもちろん、患者さんへの穏やかな対応も、本当にすごいなとリスペクトしています。また、助産師をはじめとしたスタッフ全体の雰囲気が非常に良く、チームワークが取れている点も大きな強みだと思っています。みんながお産に前向きで、「いいお産にしたい」という強い思いを共有しているのが伝わってきます。ここにいるスタッフはみんなお産が大好きなんですね。大学病院では忙しさに追われてしまう場面を目にすることもありましたが、ここでは一人ひとりが主体的に関わっているという印象があります。こうした医療チームの熱意こそが、妊婦さんを良いお産へと導く原動力となると信じています。

助産師の外来や骨盤ケアにも力を入れていますね。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科4

助産師の外来や母乳の外来に加え、骨盤ケアにも取り組んでいます。骨盤ケアというと産後をイメージされがちですが、実は産前や分娩中からアプローチすることで、回旋異常を避けて分娩をスムーズにすることなどが期待できるんです。助産師らから「勉強したい」と声が上がり、スタッフ全体で学びを深めているところです。医療だけでなく、ケアの部分も充実させることで、妊娠から産後までトータルで支えられるクリニックにしていきたいと考えています。

「聞く姿勢」を大切に、常にキープインタッチで

診療で大切にしていることを教えてください。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科5

一番大切にしているのは「患者さんの希望を中心に考えること」です。医学的に譲ることが難しい部分もありますが、それ以外のところでは、患者さんが何を望んでいるのかをしっかりお聞きし、できるだけそれに沿う提案をしていくことが重要だと思っています。中には怒りや不安をぶつけてこられる方もいますが、そういう時こそ決して手を離さず、根気強く向き合うよう心がけています。特にお産やがん診療の場面では、こうした姿勢が重要と考えています。お産や治療にはさまざまな選択肢がありますが、最終的に「自分で選んだ」と納得して取り組んでいただけることが、患者さんにとって一番大切なことだと思うのです。

産婦人科の医師を志したきっかけとやりがいは?

研修医としてさまざまな診療科を回る中で、出産の現場に強く魅力を感じたことがきっかけです。全力で関わることに迷いが生じる隙が一切なく、やるべきことがはっきりしている点が、自分に合っていると感じました。出産の瞬間、赤ちゃんの第一声を聞けた時は、今でも心の中で大きく胸をなで下ろしています。周囲からは表情で感情がわかりづらいと指摘されることもあるのですが、表情には出にくくとも、大きなやりがいを感じているのです(笑)。少子化が進むこの時代だからこそ、産婦人科の役割はますます重要だと感じており、社会貢献の意味でもやりがいの大きい仕事だと感じています。

最後に、地域の皆さんへ向けてひと言メッセージをお願いします。

鷺坂誠宏先生 鷺沼産婦人科6

「こんなこと聞いていいのかな」と思うような些細なことでも、遠慮せずに相談してほしいですね。妊娠や出産に限らず、婦人科の悩みは一人で抱え込んでしまいがちです。当院では、他科との連携や紹介も含めて幅広く対応できますし、必要があれば専門の医師につなぐこともできます。何でも話してもらえる存在でありたいと思っています。安心して通える場所として、地域の皆さんのお役に立てればうれしいです。

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