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歯が抜ける、ぐらつく40代以上の人へ
手遅れになる前の歯の移植

かなざわ歯科

(大阪市住之江区/北加賀屋駅)

最終更新日:2023/06/26

かなざわ歯科 歯が抜ける、ぐらつく40代以上の人へ 手遅れになる前の歯の移植 かなざわ歯科 歯が抜ける、ぐらつく40代以上の人へ 手遅れになる前の歯の移植
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虫歯などが原因で歯を失ったとき、ブリッジや入れ歯のほかにも、歯の移植やインプラント治療といった選択肢がある。歯の移植は、歯を失った場所に親知らずなどを移植するもの。自分の歯を利用できることが大きなメリットだ。一方、インプラントは歯の根っこの代わりにチタン製のパーツを入れ、その上にかぶせ物をつける治療で違和感の少ない噛み心地が望める。「医療法人 かなざわ歯科」の金沢甲哲(こうてつ)院長は、歯の移植に早くから着目して研鑽を重ねてきた。同時にインプラント治療などの選択肢も用意することで、自分の歯を失うことを悲しみ、何とか機能を取り戻せないかと考える患者の思いに応えてきた。金沢院長に、まだあまり知られていない歯の移植の特徴やインプラントとの違いなどについて聞いた。

(取材日2021年8月11日/情報更新日2023年6月16日)

抜歯した部分に自分の歯を移植する歯牙移植に着目し、長年にわたって実践

Qどのような場合に、歯の移植を行うのでしょうか?
A
かなざわ歯科 長年にわたり、歯牙移植治療経験を積んできた金沢院長

▲長年にわたり、歯牙移植治療経験を積んできた金沢院長

歯が抜けた場合はもちろん、奥歯がぐらぐらする場合など、治療の選択肢として歯の移植も検討します。というのも、ストレスや食いしばりで歯ぎしりが強くなると、顎関節に近い奥歯がぐらぐらしてくることは珍しくないからです。さらに、磨きづらい奥歯は歯周病や虫歯にもなりやすく、より一層ぐらつくようになります。そこで、悪い部分を削ったとしても症状は悪化し、最終的には抜歯になってしまう恐れも否定できません。そのような場合、歯の移植も検討していきたいなと。歯の移植では歯科用CTを活用し、移植する歯の適合性をあらかじめ確認します。必要に応じて根っこを少し削るなど、歯が抜けた場所に合わせた形状に加工することが可能です。

Q歯を移植するという治療法は、まだあまり知られていないのでは?
A
かなざわ歯科 さまざまな治療方法を提示できる体制を整えている

▲さまざまな治療方法を提示できる体制を整えている

当院では早い時期からこの治療法に対応していますが、一般にはまだあまり知られていない治療法です。移植に用いる歯は基本的に健康な親知らずです。親知らずは、正常な噛み合わせに関与していない、いわば必要のない歯であることが多いため、抜歯して歯を失った部分に移植します。自分の歯を再利用できるのが大きな特徴ですね。親知らずを使った場合は、諸条件がそろえば健康保険が適用できることも利点です。神経を取ってしまった歯がある場合は、虫歯が再発しやすく将来的に抜歯のリスクも高いので、親知らずを残しておいても良いでしょう。ただし、親知らずに何らかの問題を抱えている場合は、無理に残そうとせずに抜くことをお勧めします。

Q歯の移植のメリットとデメリットを教えてください。
A
かなざわ歯科 患者一人ひとりに丁寧な診療・説明を心がけている

▲患者一人ひとりに丁寧な診療・説明を心がけている

歯が抜けた場合、一般的には入れ歯やブリッジ、インプラントが考えられます。歯の移植は入れ歯やブリッジのように周囲の歯を削る必要がなく、インプラントのように高額な費用はかかりませんし、自分の歯を使用するため、拒絶反応やアレルギーの心配もほとんどありません。また、歯の根っこの部分には歯根膜という組織があり、移植後に歯周組織が再生します。移植直後は固定はほとんどされていませんが、次第に周囲の組織と融合して固定されていきます。一方、外科手術が必要なので、すべての患者さんに適用できるわけではありません。また、移植後は通常の歯と同じように歯磨きなどの日常的なケアと定期的な歯科医院での検診が必要です。

Q特に40代以降は、歯のぐらつきに悩む人も多いですよね。
A
かなざわ歯科 「歯が移植できる」という選択肢があることを知ってほしい

▲「歯が移植できる」という選択肢があることを知ってほしい

奥歯がぐらつき、噛めない状態になっても我慢してしまう方も多いようです。歯を削ったり、神経を抜いたりと歯の延命治療をしていくこともありますが、そのような治療は持っても1~2年程度。すべてではありませんが、治療の間に骨が溶けて条件がさらに悪くなったり、最終的には抜歯になったりするケースがほとんどです。だからこそ、口腔内の条件が良い状態のうちに、手遅れにならないように歯の移植などの治療法も検討していただきたいなと。歯の移植については、今まで噛めなかったものも噛めるようになることが期待できますし、入れ歯のストレスを感じたり、インプラント治療のように費用に悩んだりするようなことからも解放されるはずです。

Q移植できない場合、どの治療法がお勧めですか?
A
かなざわ歯科 インプラント治療経験も豊富で患者に合わせた治療方法を提案

▲インプラント治療経験も豊富で患者に合わせた治療方法を提案

症例によって一概にどの方法が良いとはいえませんが、それぞれの治療法のメリット、デメリットを考えるとインプラントが第一選択に挙がるでしょう。外科手術を避けたい、費用を抑えたいといった理由でインプラントが難しい場合は、保険適用のブリッジか入れ歯になります。しかし、ブリッジは歯を大きく削るため、歯がしみて、結局、神経を取るケースも少なくありません。削る量が少ないインレーブリッジもありますが、はずれやすいのがネックです。一方、ばねのある入れ歯は目立つし、装着時に違和感を感じやすく、しっかり噛みづらいのがデメリットです。当院では、ばねがなく目立ちにくい、違和感の少ない自費の入れ歯にも対応しています。

ドクターからのメッセージ

金沢 甲哲院長

歯牙移植に対応している歯科医院はまだまだ少ないのですが、症例によっては健康保険も適用できる確立された治療法の一つです。一般的にはまだあまり浸透しておらず、「そんなことができるのですね」と驚かれる患者さんも少なくありません。近年は歯科用CTを活用するなど、治療の精度も格段に向上が図られています。長い期間、移植に携わってきて治療後の痛みや腫れについてもほとんど心配がないことを感じています。とてもメリットの多い治療法なので、歯を抜かなければならないと言われた方は、ぜひ移植も検討してみてください。疑問点などはお気軽に当院にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯治療(クラスプレス義歯)/9万円~、インプラント治療/30万円※診断料や処置料など別途費用がかかります。詳細はクリニックへお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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