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福田 真一 院長の独自取材記事

福田デンタルクリニック

(大阪市中央区/北浜駅)

最終更新日:2019/08/28

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「歯科医院にどんなイメージを持っているか?」と聞かれたとき、ほとんどの人は「歯が痛くなったら行くところ」「歯の修理屋さん」などと回答するだろう。しかし、大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅に直結する「福田デンタルクリニック」の福田真一院長の考えは少し違う。口腔のトラブルと体の健康状態を関連づけた独自の治療を展開し、歯科医院を全身の健康や食生活を見直す場所と捉えてほしいと考えているのだ。あまり耳にしたことがない理念かもしれないが、詳しく話を聞いてみると、そこには「すべては患者さんの笑顔のために」という温かな思いやりの心があった。
(取材日2018年10月4日)

診るのは歯ではなく患者という一人の人間

開業までの経緯を教えてください。

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日本歯科大学を出た後、新潟大学歯学部の解剖学教室に入局しました。そして卒業後はアメリカのフロリダ州にある「パンキーインスティテュート」で勉強を続けました。ここは、哲学を基にした独自の歯科医療を提言したL・D・パンキー先生の理念を説くための施設なのですが、当時学んだことは現在の私の診療方針に大きな影響を与えるものとなりました。その他、フロリダ大学、南カリフォルニア大学、スウェーデンのイエテボリ大学をはじめ、国内外でさまざまな勉強を続け、1993年に当院を開業しました。

診療方針に影響を与えたことというのは具体的にどんなことですか?

パンキー先生の、「歯1本にも、その人の心が宿っている」という考え方です。私はそれまで、自分の学んできた歯科医療に対して自信を持てずにいました。即物的というか、患者さんを単に治療の対象としてしか見ていないような気がして悩んでいたんです。そのため、パンキー先生が提唱する「歯科医療は全人的なものである」という理念に非常に感銘を受けたんですね。そして、その考え方こそ、「歯を診るのではなく、患者さん自身を診る」という当院の診療方針の土台になったんです。

先生は神職の資格もお持ちだと伺いました。

はい。パンキー先生の考え方に傾倒し、さらに開業してしばらくたってからですが、形成外科の医師である葉室頼昭先生の勧めで2011年に神職を取得しました。先生は「医療者であれば命について考えたことがあると思うけど、日本神道を学べば日本人の考え方や命の本質というものがよくわかるよ」とおっしゃっていて、日本人の物の考え方を理解することで相手の気持ちをより推し量れるようになるのではと思い学びました。実際に神職を取る前よりも、一回一回の診療で患者さんへの思いを込められるようになったと感じています。

命ということに関連して、先生は「口は命の入り口」との考えを掲げられていますよね。

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これは私が15年ほどご教示いただいた甲田光雄先生の教えでもあるのですが、人の体を作るのは食べ物で、食べ物を咀嚼するのは口です。また、肥満や高血圧、脂質異常症など生活習慣病の症状は、体だけでなく歯や歯茎のトラブルとなって現れることもあるといわれます。そのため当院では、口は命を紡ぎ出す最初の入り口と捉え、口腔の状態から全身の健康や食生活を見直すというスタンスを採っているんです。具体的には、「トータルヘルスケアコーチング」という治療プランを進めていて、玄米を中心にした食事療法や運動に関するアドバイスなどを行っています。痛みを取ったり炎症を鎮めたりといった対症療法はもちろん必要ですが、大切なのは根本原因を解決することです。ちなみにスタッフは全員、食養士の資格を取り、患者さんごとにどんな食事が適しているのかアドバイスできる体制を整えています。

「恕」の精神に基づき相手を心から思いやる診療を貫く

診療方針の実現のために心がけていることは何でしょうか?

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当院のことを理解していただくには、まず患者さんのことを知らなければいけません。そのため初診時のカウンセリングは、じっくり1時間ほどかけて行います。そして主訴だけでなく、住んでいる場所、職業、家族構成、趣味、病歴などさまざまなことをお伺いします。そうしたバックグラウンドを知ることは、どんな生活をしてきたのか、健康についてどう考えているのかといったことを知る上で非常に大切ですし、「口を入り口に全身の健康を考える」という方針を理解してもらうためにも必要ですから。それに時間をかけて密にコミュニケーションを取ることは、信頼関係を築くという面でも重要といえます。メンテナンスを行う歯科衛生士に関して担当制にしているのもそのためです。

患者さんとの関係性を大切にされているのですね。

「恕(じょ)」という言葉をご存じですか? 儒教用語で「思いやり」という意味なのですが、私はこの言葉を常に忘れないよう心がけています。どれほど高い治療技術を持っていても相手を思いやる気持ちがなければ、患者さんにとっては機械的な治療に感じてしまうと思うんです。例えば失った歯をインプラントなどで補った場合、新たな歯がその人の体の一部としてしっかりなじみ、30~40年にもわたって使い続けられる状態になることが理想ですが、患者さんへの思いやりなくしてはかなわないことでしょう。熱意や思いやりを持って接すれば同じように患者さんも応えてくれ、治療も良い方向に進む。そう信じています。

では、設備面に関して気を配っていることはありますか?

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私は、患者さんのためになることならば投資は惜しまないようにと考えています。多少コストがかかっても、快適に治療を受けられる環境を整えることは信頼につながり、結果として投資したもの以上の対価が返ってくると思うからです。そのため、検査・治療機器の充実をはじめ院内環境の整備にも力を入れていますよ。特に気を配っているのは衛生管理ですね。院内感染予防ため滅菌用の機器は4台導入し、専任のスタッフも3人配置しています。また歯を削るタービンは血液や唾液の逆流を防ぐ装置がついたものを150本導入し、使い回しは絶対しません。1回の治療ごとに高圧ガスで滅菌処理をするよう徹底しています。患者さんが私をどんな歯科医師かを判断する材料は、技術だけではありません。クリニックに入ってきた時の雰囲気、受付スタッフの対応、院内環境、すべてが私を映す鏡だと思って診療に臨んでいます。

受診を機に、自分自身の健康について考えてみてほしい

スタッフについて教えてください。

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スタッフは私を含めて全部で26人います。割とメンバーの入れ替えが少なく、20年以上勤務している者もいますよ。診療面に関しては、私は普段から彼らに「患者さんを自分の家族だと思いなさい」と伝えているのですが、例えば患者さんの誕生日にはお祝いしたり、ご家族が体調を崩されているようであればできる限り心のケアに努めたり、全員が高い志を持ってその心がけを実践してくれています。頼もしい限りですね。

オリジナルのメニューもスタッフ発信で始められたそうですね。

はい。口臭ケアや虫歯予防のためのフッ素塗布をはじめ、健康セミナー、ヨガ教室など多様な取り組みを行っていますが、多くはスタッフの発信でスタートしたものです。「自分が患者さんだったら何を知りたいか、どんなことをしてほしいか」と、より一般的な目線からさまざまなアイデアを出してくれますね。また月1回のミーティングではチームごとに課題を決めて経過を報告し合うのですが、自分たちで考えてリーフレットを作ったり、外部研修で学んだことを他のメンバーにフィードバックしたり、それぞれが精一杯自分の仕事に向き合っています。資格の取得にも積極的で、子どもや親御さんのサポートができるようにと、保育士資格を取った受付スタッフもいるんですよ。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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私自身、パンキー先生や葉室先生、甲田先生をはじめ多くの先輩方から教えをいただいて、自分なりの歯科医療を築いてきました。ですから今度は、私が次の世代にバトンを渡す番。これまで積み重ねてきた知識や技術、診療理念を伝えるため、後進育成に力を入れていきたいです。そしてスタッフ一同、「患者さんのために」という気持ちを忘れず日々の診療にまい進していきます。メッセージとしましては、「病は気づきである」ということですね。「病気をきっかけに健康とは何かを考えられるようになった。だから病気になって良かった」と思えると、その先の未来をより健康に生きていこうと前向きになれますよね。ですから、ここでの診療を通して人生を振り返り、今後を元気に生きていこうと思っていただけたら本当にうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※インプラント治療/43万円~
審美歯科(セラミックの修復物の場合)/2万1000円~
矯正治療/60万円~

※あくまで目安となりますので、一度クリニックへお尋ねください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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