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小田 晃三 院長の独自取材記事

おだ歯科医院

(大阪市東淀川区/上新庄駅)

最終更新日:2026/05/22

小田晃三院長 おだ歯科医院 main

上新庄駅近くで30年近くにわたって、地域の歯科医療を支える「おだ歯科医院」。小田晃三院長と、矯正歯科を専門とする妻の小田一美副院長が連携し、一般歯科からインプラント、審美歯科、矯正歯科、小児歯科まで幅広い診療を行っている。中でも小田院長が力を注いでいるのは予防歯科。日本歯科医師会と厚生労働省が提唱し、1989年に始まった「8020運動」の理念のもと、80歳で20本の歯を保つことを目標に、定期検診や予防の大切さを伝えている。歯科医療大国スウェーデンの施策や、先進の歯科医療に関する知見も取り入れながら、同院ならではの予防歯科を実践する小田院長。生涯にわたって健康な歯を維持するために大切なことや定期検診を始めるタイミングについて、小田院長にじっくりと話を聞いた。

(取材日2026年4月8日)

予防歯科を中心に地域の口の健康を守る歯科医院に

こちらの歯科医院について教えてください。

小田晃三院長 おだ歯科医院1

ここで歯科医院を開業してから、もうすぐ30周年を迎えます。上新庄駅から徒歩4分という立地もあり、会社勤めの方からお年寄りまで幅広い年齢層の患者さんにご来院いただいています。近隣の小学校の校医も務めていることから、お子さんも多く来られますし、家族ぐるみで来ていただくことも少なくないですね。幅広い診療に対応していますが、中でも力を入れているのは予防歯科です。定期検診やクリーニングにも保険が適用され、当院でも予防を中心に取り組んできました。予防に力を入れているからこそ、お子さんに来ていただけることはうれしいですし、何より価値があると思っています。これからも力を入れて診ていきたいですね。

予防の中心となっている取り組みは何でしょう?

80歳で20本の歯を残すことをめざす「8020運動」です。始まった当初は、80歳で平均残存歯が4~5本でしたが、現在は18本と、4倍ほどにまで増えています。世界に目を向けると、スウェーデンでは現在、80歳で21~22本の残存歯といわれています。スウェーデンは歴史的に砂糖の消費量が多く、かつては世界でも残存歯の少ない国の一つでした。そこで、国を挙げて予防に取り組み、今では世界でもトップクラスの残存歯を誇る国になりました。日本も平均18本ですから、かなり近い水準まできています。

8020運動の取り組みは大切なのですね。

小田晃三院長 おだ歯科医院2

そうですね。スウェーデンとの大きな違いは、定期検診の受診率です。スウェーデンでは、一定の年齢まで矯正治療を含むすべての歯科治療が無料です。そのため、定期検診の受診率が高いのです。その結果が、80歳で21~22本の残存歯となっているのだと、私は考えています。一方で、日本は定期検診の受診率は20代で約50%、60代でも約60%にとどまります。それでも80歳で平均18本の歯が残っていることを考えると、定期検診の受診率が上がれば、さらに多くの歯を残せる可能性があるのではないかと思います。健康な歯を維持するためには、定期検診を受け、予防に取り組むことが何より重要です。

一人ひとりに必要なケアを見極めて取り組む予防歯科

こちらの予防歯科の特徴を教えてください。

小田晃三院長 おだ歯科医院3

当院の予防歯科はかなり徹底していると自負しています。患者さんの口腔内を見て、エックス線やCTなどを撮ることでお口の中の状態を把握。そこから、「その人が生涯自分の歯で食べていくためには、何が一番問題になるのか」を見極めます。その上で、虫歯治療の履歴が多い方には虫歯予防を、歯周病による腫れや出血が見られる方には歯周病の進行を抑えるためのケアを重視するなど、一人ひとりの特性に応じた対応を行います。歯がなくなる三大原因は、虫歯と歯周病と破折です。破折は、食いしばりや歯ぎしりによって起こり、腰が痛い、足が痛いと言って食いしばると90歳でも歯が割れてきます。成長期までは、顎の発達のために噛むことは大切で、しっかり噛む子は歯並びが良くなるといわれています。しかし高齢になると、固い物を無理に噛んだり、不用意に糸を歯で切るといった行為が夜中の食いしばりを起こし歯の破折につながることもあるため注意が必要です。

予防は何歳から始めても遅くはないのですか?

意外に思われるかもしれませんが、55歳から定期検診を始めれば、80歳で20本の歯を残すことは十分に可能だと考えています。60歳からでは、間に合うかどうかというところでしょう。遅くとも50代半ばを目安に定期検診を始めていただきたいですね。健康な歯が20本残っていれば、ほぼ自分の歯で食事ができます。もちろん、もっと若い時期から始めることが理想的です。通院の頻度は一般的に3ヵ月から6ヵ月に1回ですが、状態によっては毎月のクリーニングが必要な場合もあります。

虫歯予防で気をつけるべきことはありますか?

小田晃三院長 おだ歯科医院4

口呼吸になると、口の中が乾燥して虫歯のリスクは倍になるといわれています。鼻呼吸を意識し、唾液をしっかり分泌させることが大切です。唾液の分泌を低下させる恐れのある薬は600〜700種類にも上ります。例えば、うつ病の治療薬や睡眠薬、高血圧の薬、花粉症の薬、利尿剤などがあり、3種類ほど併用すると口の中がカラカラに乾いてしまう恐れがあります。そうなると、好気性のプラークが増えて、虫歯のリスクが上がりかねません。果物に含まれる甘味は果糖だと思われがちですが、ショ糖が含まれるバナナなどの果物もあります。虫歯の原因になる砂糖の摂取には気をつけておきたいところです。

歯科医院は治療ではなく「予防目的」で行くべき場所

ところで、先生が歯科医師を志されたきっかけは何でしょう?

小田晃三院長 おだ歯科医院5

高校3年生の時にケガをして、歯科医院で治療してもらったことがあるのです。ひょっとしたら歯が抜け落ちてしまうのではないかというほどでした。それでも治療してもらえたのがすごくありがたくて、「歯科医師という仕事は、人から感謝されて良い仕事じゃないか」と思ったことがきっかけでした。今、振り返ってみると、この仕事は自分にすごく合っていると思います。コツコツとプラモデルを作るような細かい作業が好きで「ここまでできた」という瞬間は楽しいですね。仕事も楽しいことが一番だと思います。

治療の際、心がけていることがあれば教えてください。

歯と歯の神経、歯周組織に対する侵襲を少なくすることを心がけています。私は歯科保存科を専門にしていましたので、なるべく歯は削らない、抜かない、何とかして残そうという考えを基本にしています。削り方一つにしても細心の注意を払っています。また、歯周病に関しても侵襲が少なくなるように心がけています。オペをした場合は、患者さんの負担も大きいと思います。結論的には、やはり予防がいかに大切かということですね。そのために、ヒアリングや説明にはかなり時間を割き、事実をしっかりとお伝えするようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

小田晃三院長 おだ歯科医院6

定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、お口の状態を把握でき、虫歯が見つかれば生活習慣などを見直すきっかけにもなります。一度削ってかぶせ物をした歯は、いずれ再治療のサイクルに入ります。継ぎ目に隙間が生じると再治療が必要となり、時間も費用もかかります。さらに、歯を削ることで状態が悪化するリスクも避けられません。その点、年に2回の定期検診を受けていれば、こうしたリスクを未然に防ぎ、良い状態を維持することもめざせます。だからこそ、若いうちから予防を心がけることが大切です。歯科医院は、治療のためでなく、予防のために通う場所だと考えています。お口の状態やケアについて自己判断せず、まずは歯科医院で相談することをお勧めします。そして、本気で歯を守りたい、将来のご自身の歯としっかり向き合いたいとお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/45万円〜、マウスピース型装置を用いた小児矯正/50万円〜、ホワイトニング/片顎2万円〜、セラミック治療/10万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。