全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 行田市
  4. 持田駅
  5. 医療法人社団弘和会 江原歯科医院
  6. 江原 弘二 院長、江原 弘剛 副院長、江原 妃奈子 先生

江原 弘二 院長、江原 弘剛 副院長、江原 妃奈子 先生の独自取材記事

江原歯科医院

(行田市/持田駅)

最終更新日:2023/05/01

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院 main

「江原歯科医院」は30年以上この地で地域住民の歯の健康を見守ってきた歯科医院。江原弘二院長と、息子の江原弘剛副院長、副院長婦人の江原妃奈子先生が、それぞれの得意分野を生かして幅広い診療を行う。清潔感ある院内は家庭的な雰囲気で、丁寧で優しい対応のスタッフの笑顔も心地良い。欧州の厳しい基準をクリアしたクラスB滅菌器を導入し衛生管理体制を強化。検査や治療のために車で遠くの大学病院まで行かなくても済むよう、精密な治療に必要な歯科用CTやセファロ型エックス線撮影装置なども備える。弘二院長、弘剛副院長、妃奈子先生の3人に、現在の診療体制や診療にかける想いなどを聞いた。

(取材日2022年5月17日/追加取材日2023年3月10日)

3人の歯科医師がそれぞれの専門性を発揮

3人の先生方がそれぞれの得意分野を生かして診察しておられますね。

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院1

【弘二院長】約5年前に副院長である息子が加わり、昨春には副院長婦人の妃奈子先生が育休から復帰。予防や一般歯科全般を広く診ている私と、入れ歯などの補綴治療やインプラント治療などを大学病院で専門的に診て、矯正歯科と筋機能矯正も得意としている副院長、長年都内の小児専門の歯科医院で勤務していた妃奈子先生の3人体制となり、小さなお子さんから高齢の方までの幅広い年齢層と疾患に、より一層適切な対応ができるようになりました。また、歯科医師が3人になり時間に余裕ができたことで、今まで以上に時間をかけて患者さんの希望や不具合の状況を聞き、適切な治療ができるようになったと思います。

診療の際に大事にされていることは?

【弘二院長】私の父は私が歯科医師をめざした時に「医は仁術。医療というのは患者さんを思いやる気持ちが最も大切だ」との言葉を贈ってくれました。それが当院の理念ですし、その思いが少しでも伝わった患者さんたちが通い続けてくれて、今ではそのお子さんからお孫さんまで来院してくれています。例えばなかなか通院が難しい高齢の患者さんが、かぶせ物が外れてわざわざ来院されたとします。エックス線検査を行ったところ根の治療が古い状態。若い時なら「私の出番だ」とばかりに根の治療を始めていました。しかし今なら根の先に病気がなく患者さんに自覚症状がなければ、よく相談した上で根の再治療はせず一日でも早くかぶせ物を入れて食事ができるようにすることも考えるようになりました。教科書的な理想の歯科治療を押しつけるのではなく、患者さん本位で最善の道を一緒に考えながら進めていくのも「医は仁術」の実践の一つだと思います。

副院長が診療に加わり変化はありましたか?

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院2

【弘二院長】大学病院から戻り「一緒に診療をしよう」と言ってくれた時は、本当にうれしかったですね。副院長はとても勉強熱心で、新しい知識や技術を取り入れることに対し貪欲です。私自身にも刺激になりますし、最近は学ぶことも多くなってきました。副院長は私が想像していた以上によく話を聞く診療姿勢ですので、私もあらためて初心を思い出して患者さんの話をよく聞くように意識しています。妃奈子先生は母でもあり小児歯科のベテランでもあるので、子どもへの接し方が上手ですね。お子さんが、私や副院長には見せてくれないような笑顔を見せてくれますよ。

患者のQOL(生活の質)の維持を考えた治療

副院長は入れ歯などの補綴やインプラント、矯正を主にご担当だとか。

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院3

【弘剛副院長】小さい時から、自然と父の後を継ぐと考えており、将来の夢は何の迷いもなく「歯医者さん」でした。それからニーズの多い入れ歯などの補綴分野を専門的に学びました。徐々にインプラント治療を希望される方も増えてきて施術件数も多くなってきましたね。インプラント治療は天然の歯に近い噛み心地と安定性が期待できる治療法ですが、万能ではありません。患者さんごとに向き不向きがありますし、ご要望もあります。患者さんのQOLも含めてよく検討して患者さんと一緒により良い治療法を考えていきたいと思っています。また当院は患者さんの主訴をしっかりと聞き取り、その原因をさまざまな角度から検査して見つけ対応していく姿勢を大切にしています。例えば上の歯の痛みで来院された方でも「副鼻腔の上顎洞などとの関連性は?」といったことも考慮しながら診断をしていますよ。

小児の筋機能矯正にも対応していると伺いました。

【弘剛副院長】当院では小児期からの矯正として、筋機能訓練を取り入れた筋機能矯正にも力を入れています。体の発達を利用して悪習癖を正すことを図り、より良い発育をめざすこの方法は、噛み合わせを整えることをめざし、口呼吸や睡眠時無呼吸症候群の予防、正しい嚥下、健全な舌の位置に導くことを目的としていて、お子さんへのメリットは非常に大きいと思います。抜歯矯正やブラケット矯正を避けることが望めるのと、筋機能が充実し一度正しい習癖を覚えると後戻りしにくく保定装置の必要がない点もメリットです。

マウスピース型装置を用いる矯正も導入されたとか。

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院4

【弘剛副院長】前歯の歯列を矯正するマウスピース型装置を使う矯正を行っています。標準矯正期間が20週と短く、矯正装置が透明なマウスピース型なので目立ちにくいのが特徴です。治療前に最終的な歯列の予想もシミュレートできるのも利点ですね。これまで矯正に興味があっても高額な治療ということで躊躇されておられた患者さんにも、短期間で比較的手軽に取り組んでいただけると思います。この矯正方法導入に伴い口腔内スキャナーも取り入れました。これまで以上に歯の型採りのストレスが軽減できますし、お口の中の状況をデジタルデータで保存し3D画像でわかりやすいので、治療の経過をたどったり、ご説明したりするのにも役立っています。奥歯を含む全顎の矯正が必要な方は従来通りのワイヤーを使う治療になります。

衛生管理体制も強化されたそうですね。

【弘剛副院長】開業当時から衛生管理には注力してきましたが、さらに院内感染を防ぐため診察室の天井にハイパワーの業務用空気清浄装置を設置し、クリーンな環境のもとで診療を受けていただけるようになりました。また歯を削るタービンヘッドの滅菌処理は、今となっては当たり前ですが、当院では消毒処理が一般的だった時代からオートクレーブを用いた滅菌処理を行っており、さらにクラスBという厳しい基準をクリアする滅菌器も導入しました。

母として実感のこもったアドバイスを

妃奈子先生は2人のお子さんのママさんだとか。

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院5

【妃奈子先生】以前は都内の小児専門の歯科医院に勤務していました。小児だけでなく歯科医院に抵抗感の強い中高年の方も来院されていましたね。子どもの頃に歯科医院に強い抵抗感を持ってしまうと払拭できません。私はそういった抵抗感をお子さんが持たないようにしたいと思っています。まずはお子さんと信頼関係を築くことが大切。治療をせず、お話しして危なくない器具を触ってもらい説明しておしまいにすることもあります。お母さん方はぜひ遅くとも1歳半を目安に歯科デビューをお考えください。その後はフッ素塗布、6歳臼歯が生えたらシーラントがお勧めです。一緒に歯科医院を治療のためではなく予防のために通う場所にしましょう。

母親になって治療スタイルは変わりましたか?

【妃奈子先生】以前は、こうあるべき、と教科書的なアドバイスをしてしまっていたように思います。もちろん、それが理想ですしできるに越したことはありません。例えば仕上げ磨き。隅々まできちんと毎食後にできれば完璧。でもぐずったり、予定があったり、できないこともありますよね。そういう時はその子の弱点だけ磨いておくとか、次のチャンスでリセットとか、そういう臨機応変さがあっていいと思います。理想論ばかりでは疲れてしまいます。ですから当院では、お口の中を見せていただいて、虫歯になりやすいところがあればお伝えして、ここだけは磨いておいてという箇所をお教えしています。何かお悩みがあれば気軽にご相談ください。

読者へのメッセージをお願いします。

江原弘二院長、江原弘剛副院長、江原妃奈子先生 江原歯科医院6

【弘二院長】近年、長年通院されていた方の訃報に接することが多くなってきました。ご家族などからお話を伺うたびに、歯科医師としてしっかりお役に立てただろうかとわが身を振り返り、お口の健康から全身の健康を守る歯科医師の仕事の大切さを痛感しています。間もなく代替わりですが副院長夫妻も地域の健康づくりに高い意識を持って取り組んでいますので、今後も患者さんたちには、通いやすく安心して治療が任せられる歯科医院として認めてもらえるよう頑張ります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/55万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~、小児矯正/44万円~、小児の筋機能矯正/33万円~、インプラント治療/38万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access