歯を残し健康寿命を延ばそう
CTを用いたインプラント治療
青柳デンタルオフィス
(成田市/公津の杜駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
長寿で元気に暮らす人たちの共通点の一つに、歯の健康があるのをご存知だろうか。歯を残し、自分の歯で咀嚼することが、健康寿命を延ばすことにつながるというのだ。その歯を残す方法として、インプラント治療がある。失った歯を再現することで、他の歯への負担を減らすというものだ。成田市の成人歯科検診も実施している「青柳デンタルオフィス」は、さまざまな症例の患者に対応できるよう、CT撮影装置を導入するなど、インプラント治療に力を入れている。青柳和孝院長に、インプラント治療の疑問や治療のステップについて教えてもらった。
(取材日2016年10月13日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療はどんな方にお勧めですか?
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A
歯を残したい方に向けた治療法です。失くなった歯を他の歯で補うのでなく、再現することで他の歯への負担を減らします。それが従来の入れ歯やブリッジとの大きな違いですね。また、一般的な耐用年数の平均は入れ歯3年、ブリッジ8年、インプラントが最低でも10年といわれています。インプラント治療について、高額な印象をお持ちの方も多いと思いますが、歯は毎日毎食使うものですから、使用頻度、耐用年数から考えると決して高いものではないと思います。ちなみに当院では患者さんの症例や事情に沿えるよう、7社のインプラントに対応しています。失くした箇所だけでなく、他の大事な歯を守るためにも、患者さんにご提案したい治療法ですね。
- Q治療の安全性は保たれているのでしょうか?
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A
診断機器の精度は進歩していますし、学術的な文献により治療の根拠も数多く発表されている治療法です。また、当院では安全性を保つための取り組みとして、トレーニングを積んだスタッフの在籍、チームワーク体制の充実、設備の導入など、治療のための環境整備を欠かしません。そして私自身、国内外の研修などに参加し、定期的に知識のアップデートを行っています。さまざまな技術の習得は、患者さんへ提供できる治療の選択肢を増やせるだけでなく、全体の平均値をあげ、リスクヘッジにもつながります。
- Q術後の保証はありますか?
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A
当院では規定の条件下で10年保証を設けており、インプラントの本体にトラブルのあった場合、無償で保証させていただいています。また、かぶせ物についても5年間、無償で交換が可能です。執刀医である私はクリニックに常勤しているので、何かあった時にすべて院内で迅速に対処し、患者さんの問題の完結をできるようにしています。また、インプラント治療と聞くと外科処置に目が行きがちですが、術後の歯科衛生士によるメンテナンスが非常に重要になってきます。治療のあとも長くもたせられるよう、確立されたシステムに則りアフターフォローも行うなど、治療だけでなく、安心も一緒に提供していけるよう心がけています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1CT検査を受ける
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はじめに、解剖学的にリスクのある場所を事前に解析するため、CTで骨の厚み、密度、神経や血管の走行などを検査。安全性に配慮し無駄の少ない手術を行うことで、術後の腫れや痛みを抑えることにつながるという。同院では、高精細で被ばく量の少ないCT撮影装置を使用しているとのこと。また、着席して撮影を行えるため、ブレによるデータの劣化を防げるだけでなく、患者にとって体の負担も少ないという。
- 2専門の個室でカウンセリング
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CT検査後または後日、時間を十分に割いて、専門のトリートメントコーディネーターとカウンセリング。CT画像、口腔内写真、模型を使用して現在の状態について説明を受けた後、歯科医師の作成したプランニングをもとに治療の選択肢が提示される。治療法の選択に至るまで、必要に応じ、納得いくまでカウンセリングを重ねるので、どんな歯の悩みも遠慮なく尋ねることができるだろう。
- 3シミュレーションで事前に治療内容を把握
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治療法の決定後、CT画像をもとに作画し、どこにインプラントを埋入するか、といった治療イメージの説明を受ける。シミュレーションにより、治療内容についてクリニック側との相違を防げるほか、手術で何が行なわれるかを事前に把握する。また、家族とも情報を共有できるよう、作画したCT画像をプリントアウトしたものが提供される。
- 4いよいよインプラント治療
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口腔衛生状態はその後の歯の耐久性に関わるため、事前に、歯のクリーニング、ブラッシング指導が行われる。インプラント治療の当日は、治療内容の最終確認後、術後の腫れや痛みを抑える前投薬を行い手術へ。局所麻酔下で、顎骨を露出してインプラントの埋入、傷の縫合が行われる。リラックスできるよう、手術中もスタッフがこまめに声かけしてくれるとのこと。シンプルなケースであれば、1本につき約15分~20分で治療終了。
- 5治療後のアフターフォロー
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後日、消毒・抜歯・型取りを行う。インプラントと骨の結合を待ち、歯を装着し完成。結合には個人差があり、3ヵ月~2年を要するので、その間、仮歯での補強にも余念がない。治療完了後、半年に一度行われるメンテナンスでは、術後と現在とのデータを毎回比較し、口腔衛生状態の維持を図れているかチェック。歯を失った原因を再び繰り返すことなく、治療した歯を長持ちさせられるよう、適切な指導または治療が行われる。
自由診療費用の目安
自由診療とは1本 33万5000円~