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武市 えり子 院長の独自取材記事

みやま歯科医院

(船橋市/京成大久保駅)

最終更新日:2019/11/22

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船橋市三山の住宅街の一角に立つ「みやま歯科医院」。洋館風のおしゃれなたたずまいで、一見歯科医院とは思えないほどだ。待合室に入ると、ほのかにアロマの香りが漂い、緊張した気持ちをふと和らげてくれる。武市えり子院長は、患者が少しでもリラックスして受診できるようにと、スタッフとともにアットホームで温かい雰囲気のクリニックづくりをめざしている。診療では、患者の口腔環境を整えるだけでなく、全身の健康と若さの維持にも配慮。そのためには何よりも食事が重要と考え、患者一人ひとりに即した食事のアドバイスや栄養指導も行っている。そんな武市院長に全身の健康づくりへの思いなどについて話を聞いた。
(取材日2019年4月10日)

シニア層にニーズの高い審美面を考慮した補綴治療

こちらの診療室は天井が高くて気持ち良く過ごせますね。

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歯科医院といいますと無機質なイメージがありますが、ここは、患者さんにリラックスして受診していただけるよう、アットホームな雰囲気になるようにしています。どんなことでも気軽に相談できる、お友達の家のような、そんな場でありたいですね。各ユニットは、スペースを広くとって小さな椅子を設置し、お母さんの治療中でもお子さんがそばにいられるようにしています。もともとこの土地は、義母が銭湯をやっていた場所で、お店を畳むにあたって土地ごと提供してもらい、歯科医院と2世帯住宅を建てました。私には子どもが3人いるのですが、開業当初はまだ全員小さかったので、義母に朝から夕方まで子どもの面倒を見てもらって、私が診療し、夜間診療をしていた頃は、勤め先の大学から帰ってきた夫が診療していました。義母や主人の協力のおかげで、やってこれたと思います。そんな子どもたちも成長して、今は医療の道に進んでいます。

こちらにはどんな患者さんが多くいらしているのですか?

私の専門が補綴ということもあり、シニア層の患者さんが多いですね。小さなお子さんやそのお母さんもいらっしゃいますし、総合的に見ると幅広い世代の方にいらしていただいています。最近では、シニア世代の方々が、審美面を考慮した補綴治療をご要望なさることが多くなっています。うまく噛めなくなった、口元が閉じにくいなどいった症状のある方は、噛み合わせのバランスが崩れて口腔機能が低下しています。そこで審美面に配慮した補綴治療で、口腔機能の回復と、見た目の美しさの両方をめざしていきます。喜んでいただけるシニアの方がとても多い印象です。

そもそも先生が歯科医師をめざしたきっかけは何だったのですか?

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私の実家は代々医療に携わっている家でして、自然と医療の世界をめざすようになりました。その中で歯科を選んだのは、私自身が子どもの頃、とても虫歯が多かったというのが大きいです。コンプレックスがあったのですが、当時通っていた女性の先生にとてもきれいに治していただいて、「こんなふうに人をきれいにできる仕事っていいな」「私も患者さんに喜ばれる仕事がしたいな」と思ったのがきっかけでした。その先生は、お人柄もはつらつとしていて、とてもすてきな方でした。そういった面でも一つの目標にさせていただきました。

栄養バランスの取れた食事が全身の健康と若さの源

診療で一番大切にしていることはどんなことですか?

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口の中や歯だけでなく、全身の健康と若さをいかにキープしていくか、そのことを重視しています。全身の健康に気を配ることで、若々しく元気に年を重ねていくことができます。そのために、まず重要なのが食事です。食べることの大切さ、人と一緒にコミュニケーションを取りながら食事を楽しむことの大切さについてよくお話ししています。それと栄養状態をしっかり整えることも大切ですね。最近の若い方はしっかり食べているつもりでも栄養が偏っていることが多いようです。炭水化物ばかり食べていて、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足しているのです。タンパク質が足りず、若くても歯周病になった方を診たことがありますので注意してください。栄養バランスの乱れは歯周病だけでなく、体調不良や病気の原因にもなりえます。ですので当院では、歯科の診療だけでなく、栄養をきちんと取ることの大切さをお話ししています。

その一環としてサプリメントのアドバイスも行っているそうですね。

こちらから積極的に話すことはありませんが、「この方には必要かもしれない」と思った場合には行っています。ほかの歯科医院の方たちともよく話題になることが増えてきましたので、これから導入する歯科医院が増えていくかもしれませんね。私には、産婦人科医師の姉とサプリメントの専門知識がある姉がいますので、お互いに知識や情報のやり取りをして診療に生かしています。「食事で健康に」という概念は多くの方に広まっていますが、忙しいときちんと食事が取れず、必要な栄養成分が不足しがちです。栄養が整ってこそ健康と美しさがつくれますので、栄養補助という点でもサプリメントを上手に活用してみてはいかがでしょうか。

子どもの口腔機能に対する指導も力を入れているとか。

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この頃は子どもたちの口腔機能の発達不全が話題になっています。うまく噛めない、いつも口が開いているなどといった症状の子どもも多いですから、それらを予防することが大切です。子どもの口腔の健康のためには、まずは妊婦さん、お母さんがきちんと口腔ケアをする必要があります。というのも、もともと赤ちゃんの口腔内には虫歯菌や歯周病菌はなく、虫歯になるのは母子感染によるものです。また、ミルクの与え方などについてもお話ししています。赤ちゃんは母乳を吸うことで、舌や口の周りの筋肉が鍛えられるのですが、やわらかい吸い口の哺乳瓶ですと筋肉が鍛えられず、不正歯列になりやすくなります。このようなこともお伝えしながら、将来、矯正しなくて済む歯列になれるようアドバイスしています。

今後は歯科用CTを導入し、インプラント治療にも対応

米国の歯科医院や歯科大学を視察した経験をお持ちだそうですが、日本と比べてどんな違いがありましたか?

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一番違うなと感じたのは、予防的な治療が一般的になっているということですね。アメリカは日本と違い、国が国民全員にかける保険制度がないので、日本のように「痛くなってから歯科に行く」という考え方ですと、一本の虫歯を治すのに何百ドルもかかってしまいますから。また、あちらの歯科医師は日本よりもずっと専門が細分化しています。例えば神経まで進んでしまった虫歯を治す場合、削るのにA歯科へ行き、そこに詰め物をしてもらうためにB歯科へ行く、ということが当たり前なのです。そういった事情や地域性もあるかと思いますが、日本でも予防的な治療への意識がもっと高まればいいなと思います。

ところでお休みの日はどのようにお過ごしですか?

この頃は専らいろいろなセミナーや勉強会に参加しています。例えば歯科医師のための英語セミナーや口腔機能改善をテーマにしたセミナー、最新の審美的な面を考慮した補綴治療技術の勉強会など、さまざまな新しい歯科医療の知見の修得に努めています。また、若さと健康の維持に関するセミナーなどにも数多く参加しています。私が得た知識や情報を患者さんに伝えますと、スタッフの耳にも自然と入って情報共有できますし、患者さんにも喜んでいただけているようです。

では最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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今後、インプラントを専門とする歯科医師も勤務する予定で、それに伴って三次元で撮影できるCTも導入する予定です。歯を損失した時の治療として、義歯、ブリッジ、インプラント治療という3つの選択肢があり、これまではインプラント治療について対応できず、患者さんにはご迷惑をおかけしていたのですが、今後はどのような要望にも対応できるようになります。補綴、インプラントとそれぞれ専門の歯科医師、さらには地域の内科などの先生方とも連携を取りながら、体全体の健康維持に寄与していきたいと思います。健康は食べることからは始まります。当院では栄養相談などのアドバイスも行っていますので、気になることや不定愁訴があれば、気軽に相談に来てください。改善のヒントが見つかるかもしれませんよ。

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