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北川 尚 院長の独自取材記事

北川歯科クリニック

(新宿区/新宿御苑前駅)

最終更新日:2021/07/05

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新宿御苑前駅の大木戸門口を出てすぐ。新宿通りから脇道に少し入った場所に立つビルの2階で診療する「北川歯科クリニック」は、虫歯・歯周病からインプラント治療、審美面に配慮した治療、メンテナンスなど歯科全般を幅広く診療。近隣住民はもちろん、周辺のオフィスで働くビジネスパーソンも通うクリニックだ。北川尚院長は歯科麻酔の専門家で、一般的な局所麻酔法だけでなく、笑気吸入鎮静法などを用いて痛みの少ない治療をめざしている。また、高血圧症や心臓病、糖尿病など全身の病気や、心身に障害がある患者の歯科治療も手がけるなど、専門性の高い歯科治療を行っている。「患者さんに『正しい治療は何か』を理解していただけるよう、簡単かつ詳しい説明を心がけています」と穏やかに語る北川院長に話を聞いた。
(取材日2021年6月9日)

歯科麻酔の専門家として痛みの少ない治療を追究

歯科麻酔がご専門だそうですが、先生のご経歴をお聞かせください。

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大学卒業後、東京医科歯科大学の歯科麻酔科に入局し、臨床研修医として義歯や補綴(ほてつ)、口腔外科など歯科診療全般を勉強しました。その後、全身管理を学ぶため、同大学大学院で歯科麻酔学を専攻しました。歯科麻酔を専門にしたのは、大学卒業時に「高齢者が増加することを前提に義歯を自分の専門分野にしたい」と先輩に相談した際、「高齢者を対象とした歯科診療をするなら、全身管理ができなければいけない」とアドバイスをもらったからです。大学院では歯科麻酔や全身管理に加えて、心筋梗塞などの循環器疾患、脳性まひやてんかんといった精神神経疾患についての知識も深めました。大学院修了後は心身に障害のあるお子さんや成人の方を対象とする療養施設に勤務し、全身麻酔下での歯科治療を数多く経験しました。当院を開業したのは1999年です。

新宿御苑前駅から近くてアクセスが良く、通いやすい立地ですね。

近隣のオフィスから通院される方が多いのですが、ご紹介で遠方から来院される方もかなりおられるため、駅から近くてわかりやすい場所にクリニックを構えました。歯科医院が好きで受診される方はまずいらっしゃらないでしょうし、歯科診療は一度で終わることはほとんどないでしょう。ですから、少しでも通院にかかる負担を軽減できればと考えたのです。また、新宿御苑にも近いので、利便性だけでなく環境も快適です。歯科医療は小さな手術の連続でたいへん神経を使いますが、天気の良い日は昼休みに自然あふれる新宿御苑の周りを散歩することでたいへん良い気分転換になります。

クリニックの特徴を教えてください。

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虫歯や歯周病、義歯はもちろん、インプラントや審美面に配慮した治療、治療後のメンテナンスなど、歯科診療全般に幅広く対応しています。一方で、当院のホームページなどで私が歯科麻酔の専門家であることを知り、痛みの少ない治療を求めて来院される方も多くおられます。歯科治療は歯を削ったり歯の神経を抜いたりと、毎回手術をするようなものであり、痛みを伴う治療ではあるのですが、当院ではその苦痛をうまく和らげることに力を入れています。「ここで治療すれば痛くない」と思っていただければ、私のやりがいにつながります。恐怖心を取り除き、患者さんのご要望にお応えして痛みを最小限に抑えたいと常に考えています。

恐怖心や嘔吐反射の強い患者には鎮静下での治療を提案

痛みの少ない治療について教えてください。

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歯科治療に伴う痛みを和らげる方法としては、歯茎に麻酔薬を注射して一時的に感覚を消失させる局所麻酔法が一般的です。当院では注射の痛みを最小限にとどめるため、23ゲージの細い注射針を使用する、電動麻酔器で麻酔薬を一定速度でゆっくりと注入する、注射前に針のない麻酔器を使って表面麻酔をするといった工夫をしています。さらに、過去に歯科治療で痛い思いをしてトラウマになっているなど、恐怖心の強い方には静脈内鎮静法や笑気吸入鎮静法をお勧めします。そのほか、一度に数本治療する場合や抜歯やインプラント手術の時、口に器具を入れると吐きそうになってしまう嘔吐反射が強い方にも鎮静下での治療が適しています。また、極度の歯科恐怖症の方には事前に精神安定剤をお渡しし、来院前に飲んでもらうこともあります。

静脈内鎮静法や笑気吸入鎮静法とはどのような方法ですか。

笑気吸入鎮静法は、鼻から少し甘い香りのする笑気ガスを吸うことで気分を落ち着かせ、リラックスした状態で治療を受けることができます。お酒を飲んだときのほろ酔い気分に似た感覚です。治療中も意識があり、治療後はすぐに帰宅できます。笑気ガスにも鎮静作用はありますが、基本的には局所麻酔法と組み合わせて行います。一方、静脈内鎮静法は点滴で鎮静薬を投与する方法です。寝ている間に治療は終了しますが、治療後は2時間程度、院内で休んでいただいています。当院には入院施設はありませんので、これらの処置は日帰りで行います。抜歯や神経を取るときは静脈内鎮静法、根管治療が進んだら笑気吸入鎮静法で、型を採るときは何もせず、処置のグレードや患者さんの状態を見て麻酔を使い分けることもあります。

審美面に配慮した治療やインプラント治療についてもお聞かせください。

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審美面では、詰め物やかぶせ物にセラミックを使用して天然の歯に近い仕上がりにする治療や、針金を使わない審美面に配慮した義歯にも対応しています。義歯が嫌だという方にはインプラント治療を選択することになりますが、体質上インプラントが合わない方もおられます。希望する患者さんには事前に検査を行い、食生活や年齢、全身疾患を鑑みてインプラントをお勧めできるかどうか判断しています。また、最近は歯の色に悩んでいる患者さんも増えています。当院では歯自体を漂白するホワイトニングと、表面の小さな汚れをジェットで飛ばして本来の歯の白さをめざすエアフローの2つの方法で対応しています。新宿というエリアにあるからか、当院の患者さんの多くが事前にインターネットなどで治療について調べた上で来院されます。治療の引き出しを幅広く持ち、患者さんのニーズに応えていきたいと思っています。

日々のブラッシングと定期的なメンテナンスで予防を

診療の際、どのようなことを心がけておられますか。

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最も大切にしているのは、よく説明することです。患者さんが正しい知識を持ち、ご自分に合った治療を選択できるよう、簡単にかつ詳しく説明するよう心がけています。もう一つは、患者さんが希望しない治療はやらないこと。もちろん、私が必要だと考える治療についてはきちんと説明しますが、ご本人が望まない場合は無理強いせず、できる範囲の治療にとどめます。その結果、治療後に再び悪くなることもありますが、ほとんどの患者さんは「やはり先生の言ったとおりでした」と、私が提案した治療を受けに戻ってこられます。患者さんと歯科医師の思いが一致していないと良い治療になりません。納得した治療を受けていただくためには、まずは患者さんの希望を尊重することが大切だと考えています。

お忙しいと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか。

趣味は硬式テニスとゴルフと車ですが、最近はもっぱらゴルフです。日々診療していると、患者さんの治療が頭から離れなくなるんですよ。それをリセットするために、可能な限り週に1回はゴルフに出かけています。運動不足解消の目的もありますが、ゴルフの魅力は、ゴルフ好きの友人たちとフェアウエーを歩きながらいろいろな話ができること、それで無心になれるところです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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歯科麻酔の専門家は全身疾患の知識を有しており、患者さんの全身状態や体調などを考慮しながら適切な治療法をご提案しています。高血圧症や糖尿病、心臓病など全身の病気がある、心身に重度の障害があるなど、通常の歯科治療が難しい方にもぜひご相談いただきたいと思います。今後は、治療精度の維持・向上のため、歯の詰め物やかぶせ物の製作をすべてデジタルで行うCAD/CAMシステムの導入など、院内のデジタル化を進めていければと考えています。また、治療後のメンテナンスには今まで以上に力を入れていきたいですね。口腔内の異常を早期発見し、簡単な治療で済むように定期的に検診に来ていただきたいです。日々のブラッシングと定期的なメンテナンスで虫歯や歯周病を予防し、問題が起こった時は早めに対処することが、本当に大切だと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

静脈麻酔を使用した治療/4万4000円~(治療内容により異なる)
審美面に配慮した義歯/1本9万9000円~
オールセラミックスの詰め物/11万円~
インプラント/1本38万5000円~
エアフロー/7700円
ホームホワイトニング(片顎)/3万3000円~、ホームホワイトニング(上下)5万5000円~

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