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岩田 和久 院長の独自取材記事

いわた歯科クリニック

(坂出市/坂出駅)

最終更新日:2023/03/15

岩田和久院長 いわた歯科クリニック main

JR予讃線・坂出駅から徒歩約10分、本街道沿いで50年以上前から地域密着型の診療を提供してきた「いわた歯科クリニック」。先代から同院を継承した岩田和久院長は、幅広い世代のさまざまなお口の悩みに対応するとともに、日々予防やメンテナンスの大切さを説いている。カウンセリングを行うトリートメントコーディネーター、また歯科衛生士も担当制を敷き、患者一人ひとりに合わせた治療を実践。個人宅や高齢者施設での訪問歯科診療実績は20年を超えている。「患者さんができるだけご自分の歯を残せるように、また健康で豊かな生活を送れるように、これからも予防中心型の歯科医療を提供したい」と話す岩田院長に、同院の診療の特徴や訪問診療への想いなどを語ってもらった。

(取材日2023年1月25日)

カウンセリングを重視し、個々に合った治療を提供

こちらはお父さまが開業された歯科医院と伺いました。

岩田和久院長 いわた歯科クリニック1

はい、当院は私の父が1967年に開業しました。ちょうど「虫歯の洪水」といわれ、子どもを中心に虫歯が増加していた時代です。私は1969年生まれですので、幼い頃、院内が患者さんであふれかえっていたことを覚えています。父の専門は口腔外科分野でしたが、とにかく何でも診るという姿勢で地域の皆さんの治療に力を尽くしており、子ども心に「歯医者さんは人の役に立つ仕事なんだ」「自分もこの仕事をやってみたい」と考えるようになりました。1993年に九州歯科大学を卒業した後は、山口県の歯科医院に1年半ほど勤務し、父が体調を崩したことをきっかけに帰郷。以降は副院長として診療を行い、2017年に院長に就任しました。

院内はリニューアルされたのでしょうか?

患者さんへの「おもてなし」をコンセプトとして、2008年にリニューアルを行いました。診療室は半個室として、患者さんが周囲を気にせずに治療を受けられる環境を整えるとともに、スタッフの動線を確保しています。主に歯科衛生士がメンテナンスで来られた方に対応する予防専用の部屋や、矯正治療やインプラントの手術などを行う個室の特別診療室も設けました。待合室はスタッフの意見を聞いて高級ホテル風に。変化を楽しんでもらえるよう、オブジェも春夏秋冬、季節に合わせたものに入れ替え、治療後のお化粧直しが可能なパウダールームも設置しています。リニューアルの要となったのは、カウンセリングルームでしょうか。皆さんが歯科医院に行きたくないと思われる大きな要因は、ご自分のお口の中でどんな治療をしているのかわからない不安だと思うんです。患者さんとじっくりお話しするためにも、カウンセリングルームは欠かせません。

カウンセリングは、スタッフさんが対応するそうですね。

岩田和久院長 いわた歯科クリニック2

初診時にはTC(トリートメントコーディネーター)と呼ばれるスタッフが20分ほどのカウンセリングを行い、患者さんのお悩みやご要望を詳細にお聞きします。また初診時に限らず、何かわからないことがあれば随時担当のTCが対応します。歯科衛生士も担当制ですので、治療後のメンテナンスまで責任を持ってお一人お一人をケアします。当院の診療のモットーは、「長期的に問題を起こさない口腔内環境をつくるためには、何が必要かを常に意識する」ということ。患者さんがなるべくご自分の歯を残せるように、健康で豊かな生活を送れるように、カウンセリング時から予防やメンテナンスの重要性もお話ししています。カウンセリングを経て治療に入る方については、歯科医師と歯科衛生士、TCが症例検討会を行い、その方にとってより適切な治療法を検討します。難しい部分もありますが、そうすることでできるだけ同じ視点を共有しているのが当院の大きな特徴です。

世代によって異なる多様な悩みに丁寧に対応

治療が決まった後の流れはどうなりますか?

岩田和久院長 いわた歯科クリニック3

各種検査の結果や口腔内写真、エックス線画像などをもとに、お口の中の現状をしっかりとお伝えした上で、治療の選択肢を提示します。どんな治療にもメリットとデメリットがありますので、その両方を丁寧にご説明して、ご理解・ご納得をいただいてから治療プログラムを開始します。治療においては、噛み合わせの安定が重要と考えています。残った歯を守るために、メリットが大きいと判断した場合はインプラント治療も積極的にご提案しています。

患者さんの主訴はいかがでしょう。

働き世代の方々では、虫歯や親知らずの治療が多いです。お忙しい中でも、予防やメンテナンスに来られる方はいらっしゃいますが、歯周病のリスクが高まる世代でもありますし、もっと予防・メンテナンスの意識が広がれば良いと思っています。ご高齢の方で多いのは、入れ歯の治療ですね。残っている歯の状態や噛み合わせの問題も考慮しつつ、長く快適に噛める治療を心がけています。乳幼児のお子さんについては、歯並びに関するご相談が多いです。本格的な矯正治療の開始に適した時期は小学校低学年ですが、反対咬合の兆候があれば緊急的にマウスピース型装置を用いた矯正を始めるなど、成長に合わせた方法をご提案しています。乳児期から歯科医院に慣れることは、将来的なお口の健康維持のためにも重要ですから、1歳半健診などを機に、定期的に来院する習慣をつけていただければと思います。

いつ頃から予防の重要性を意識されたのでしょうか?

岩田和久院長 いわた歯科クリニック4

大学卒業後、比較的早い時期から予防歯科の重要性を認識していました。虫歯は日頃の歯磨きだけでは防ぎきれず、口腔内の虫歯菌の数によって、罹患率が大きく左右されます。毎日の食事の内容によって口腔内環境は変化していきますから、個々の生活に入り込まなければ、根本的な改善は難しいでしょう。その点、フッ素を用いた洗口は非常に効果が期待できる予防法だと考えています。私が校医を務めている小学校でも、フッ素洗口を導入してもらいました。この数十年の間に全国で虫歯が激減しているのは、人々の意識の高まりとともに、フッ素入り歯磨き粉の普及などによって口腔ケアの環境が整ってきたからではないでしょうか。しかし、その一方で歯周病や歯肉炎は増加傾向にあります。これらの疾患は定期的なメンテナンスで一定程度の改善が見込めますので、予防意識を持って定期検診に通っていただきたいです。

摂食嚥下専門の医師も招き、訪問歯科診療に注力

特に力を入れている診療の分野があれば、お教えください。

岩田和久院長 いわた歯科クリニック5

20年以上前から行っている、訪問歯科診療です。私が大学を出て戻ってきた頃から、坂出市ではご高齢の方が着実に増えている印象があります。ご高齢になって口腔ケアが行き届かなくなると、お口の環境はみるみる悪化してしまいますので、訪問診療に注力することで地域の皆さんを支えたいと考えています。またその他の分野で言いますと、矯正治療についても、訪問診療と同様に早くから力を入れていました。現在は岡山大学の矯正専門の先生を招いて、成人矯正や小児矯正に対応しています。

訪問診療は、どのように行われているのですか?

当院では訪問診療担当の歯科衛生士5人と歯科医師、看護師が連携して、ご自宅や高齢者施設を訪問しています。また岡山大学から摂食嚥下専門の先生にお越しいただき、誤嚥性肺炎の不安がある患者さんに対しては嚥下内視鏡検査を実施します。検査によって飲み込みの現状を把握し、適切な食形態や機能向上に向けた訓練をご提案するという形です。口腔ケアを定期的に行うことで、誤嚥性肺炎の防止につながるケースもありますので、訪問診療の役割は大きいと感じています。現在は高齢者施設を中心に訪問診療を行っていますが、医療や介護に携わる多職種の人たちが集まる勉強会に参加しながら口腔ケアの重要性を訴え、ご自宅で療養されている方にも訪問診療を広めていきたいと考えています。

今後のご自身の目標や、歯科医院の展望を伺いたいです。

岩田和久院長 いわた歯科クリニック6

長年診療を続けてきて思うのは、年齢を重ねると、口腔内のみならず全身に思いもよらない変化が生じるということです。しかし、日常生活のちょっとした工夫で、その変化を乗りきれる可能性もあります。そんな生活習慣のアドバイスもさせていただきながら、これまで培ってきた診療技術の精度をさらに上げていきたいです。歯科医院については近い将来、次の世代に引き継ぐことになりますが、訪問診療についてはある程度経験を積んだ歯科医師のほうが適切な対応ができると思いますので、その辺りのバランスを考慮していきたいですね。今後も予防中心型の歯科医療をめざして、さらに良質な診療を提供できるよう取り組んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/41万8000円〜、成人矯正/88万円〜、小児矯正/1期:45万1000円~、2期:44万円〜、歯列矯正用咬合誘導装置を用いたトレーニング/6万6000円〜、部分矯正/16万5000円〜、ホワイトニング/4万4000円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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