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小森 敦夫 院長の独自取材記事

太子歯科医院

(名古屋市緑区/中京競馬場前駅)

最終更新日:2023/06/07

小森敦夫院長 太子歯科医院 main

名鉄名古屋本線中京競馬場前駅から徒歩8分、有松駅から徒歩11分。まだ周辺が住宅地として開発されていない頃から歯科医院を構え、口腔内から地域住民の健康寿命の延伸に力を注いできた「太子歯科医院」。1990年の開院から約35年近く地域の歯科医療を支えてきた同院、2020年6月に歯科医院を隣に新築移転した現在では親子3代で通う患者も少なくないという。インプラントや審美歯科のほか、訪問診療にも力を入れており、今後は地域の歯科医師会との連携を生かしたチームづくりも強化していくという。落ち着いた静かな口調ながら、歯科治療へのスタンスやこだわりについて語る姿からは、小森先生の熱い思いが感じ取れた。

(取材日2016年6月2日/更新日2023年5月15日)

いい道具と正しい知識・技術で質の高い治療を

この地に開院された理由は?

小森敦夫院長 太子歯科医院1

知人からこの辺りの物件を紹介されたことをきっかけに、周辺でいろいろ探すうちに、隣にある旧歯科医院にたどり着きました。場所を決める際のポイントは、大きく2つだと思うんです。駅前などの都会で開業するか、住宅街の中などで地域と密着した開業をするか。私は後者でした。とはいっても、開院当初の35年ほど前はまだ開発が始まったばかりで、道も工事のために途中で行き止まりになっているような状況でしたけどね。住宅地としてこれほどの発展を遂げるとは、私自身も想像できませんでした(笑)。当時はまだ子どもだった患者さんも今は保護者になりました。ご自身のお子さんや親御さんと、3世代で通ってくださっている方も多いんですよ。

外観・内装ともにシンプルできれいにまとまっているのが印象的です。

開院してから35年程たち、すぐ隣の土地を買って新築移転しました。シンプルできれいに、清潔感のある建物に仕上がって満足しています。2階には勉強会などに用いる多目的ホールも用意しました。将来はここで健康食事会などのイベントも開催できるといいなと考えています。もちろん歯科医院としての機能性も大切ですので、旧歯科医院時代にこだわりをもって選んで使っていた、なじみのある治療器具や治療台の椅子などはそのまま使用しています。やはりいい器具を使うと、それだけいい治療ができます。尊敬する歯科医師の先輩がいつも「いい道具を使い、正しい知識と技術があれば、いい治療ができる」と、口癖のようにおっしゃっていたというのも大きいですね。今でも治療をしていると、頭の上から先輩のその言葉が聞こえてくるんです(笑)。

地域の方へ質の高い医療を、ということですね。訪問診療もされているそうですが。

小森敦夫院長 太子歯科医院2

訪問診療は16キロ以内を基本に、25年程前からスタートさせています。こちらは、阪神・淡路大震災のときのボランティアがきっかけになっていますね。口腔内の健康は全身の健康につながるんですが、器具がないと満足なケアができないという状況を目の当たりにしまして。口の中の細菌が肺に入ることで、肺炎を起こしてしまうケースがものすごく多いんです。肺炎は日本人の死因でも上位ですから、なんとしても食い止めたいですね。現在の訪問診療では、お年寄りや事故などで車いす生活を余儀なくされている患者さんがメイン。虫歯や義歯などの治療も大切ですが、口腔内ケアや接触嚥下訓練が中心です。こういったことは、歯科医療のみならず、地域の歯科医師会やケアマネジャーなど各医療関係者と連携をとり、チームでケアにあたる体制づくりが大切だと考えています。

正確な治療でエイジングケア。さらに健康寿命の延伸を

インプラントや審美歯科にも力を入れているそうですね。

小森敦夫院長 太子歯科医院3

大人になってから歯槽膿漏なり虫歯などで歯を失ったとき、「入れ歯はちょっと」と抵抗感をもたれる方が多いです。そうした患者さんの治療において、なるべく多くの選択肢を用意したいということで、インプラントに力を入れています。審美歯科についてはエイジングケアの側面が大きいですね。歯に自信があれば大きな口を開けて笑うことができますが、自信がないとつい口元を手で隠してしまうもの。その違いがやがて、生活や仕事全体に大きな影響を及ぼします。当院では治療の前後に口内や顔、全身の写真を撮っていますが、治療が終わって歯に自信がもてるようになると、表情や着ている服などすべての雰囲気が以前とは打って変わって明るくなり、患者さんの変化に僕自身も驚かされることが多いんですよ。「適切な歯科治療はエイジングケアにつながる。引いては健康寿命の延伸につながる」。これもその先輩歯科医師の言葉ですが、その通りだと実感させられますね。

さらに、常駐のカウンセラーもいらっしゃるそうですね。

小森敦夫院長 太子歯科医院4

はい、女性のカウンセラーが1人います。カウンセラーが患者さんの症状や希望の治療方法だけでなく、これまでの病歴や健康状態、家族構成、経済面、志向などさまざまな話を聞くとともに、私が診療方針を1~3案ぐらい立てます。その上で、患者さんと協議を進めて診療方針を決めていきます。保険診療内ではなかなか難しいですが、自費診療ではさまざまな選択肢から最適な方法を選んでいただけているのではないかと自負しています。もちろん、「健康寿命の延伸とQOLの向上」を最優先にしています。

スタッフが一丸となり「プロフェッショナル」をめざす

健康寿命を伸ばすことにおいて、最も大切なことは何ですか?

小森敦夫院長 太子歯科医院5

やはり、日頃からの定期健診に行くことが一番。口内環境と体の健康は密接な関係があるので、定期健診によってさまざまな病気を未然に防ぐことができるというメリットもあります。当院では治療中にクリーニングも一緒に行っており、患者さんにはクリーニングした歯や口内の心地良い感覚をしっかり味わってもらうと同時に、「この状態を保つことがいかに大切か」ということを繰り返し説明しています。ですので、当院の患者さんの大半は毎月、自発的に定期健診にいらっしゃいますね。非常に意識が高い方が多いですよ。

先生自身が日々の診療で心がけていることとは?

実際にできているかはなんとも言えないのですが、「患者さんの要望や小さなサインを見逃さない」ということですね。普段、自分が行きつけにしているお店でも、違和感やちょっとマイナスな印象を受けることってありますよね。でも、なかなか口には出せないですから、代わりにちょっとしたサインを出したりしませんか? いつもは「ごちそうさま」と言って店を出るところを、無言で出て行ったりとか(笑)。そんなサインを連続で見逃されると、「もうこの店に行くのをやめよう」と思ってしまう。患者さんも、そんなサインを出してくることがあるかと思うんです。それをきちんとキャッチし、細かく軌道修正をしていくことが大切であり、そのためには、患者さんとの会話での密なコミュニケーションが必須だと感じています。

最後に、歯科医師としてめざす姿を教えてください。

小森敦夫院長 太子歯科医院6

本当の意味での「プロフェッショナル」に近づくことです。これはスタッフにも常に言っていることですが、「1本の歯を診るだけでなく、口の中全体を診る。口の中全体を診るだけでなく、全身を診る。全身を診るだけでなく、患者さんのバックグラウンドや生活環境も診る」ことが大切だと思うんです。その上で、言い訳をせずに結果を出すこと。スタッフ全員が一丸となってプロフェッショナルとなることが、理想の姿ですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/33万円~
ホームホワイトニング/2万4200円~
セラミック
・インレー/3万8500円~
・クラウン/8万8000円~
※すべて消費税込み
※金額はあくまで目安です。詳細はお問い合わせください

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