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上野田 英行 院長の独自取材記事

うえのだ歯科

(名古屋市緑区/鳴子北駅)

最終更新日:2023/08/09

上野田英行院長 うえのだ歯科 main

心のふれあいに重きを置き、患者一人ひとりと真摯に向き合う。これが「うえのだ歯科」の院長、上野田英行先生の心意気だ。同院は名古屋市緑区の閑静な住宅地にある。一般歯科をはじめ、小児歯科、矯正歯科やインプラント、そして子どもから高齢者まで、地域住民の歯の健康を守るアットホームなクリニック。3人の子どもを持つ院長は大の子ども好き。地区の小学校の歯科検診を請け負ったり、クリニックに「ワイワイこどもデンタル」と冠したりするように、子どもに対しての診療に一家言を持つ。今回は、子どものデンタルケアを中心に、クリニックの特徴や子どもの親への注意などを語ってもらった。

(取材日2016年5月10日)

博愛の精神こそが熱意ある診療の原動力

医療における先生の座右の銘や心意気を教えてください。

上野田英行院長 うえのだ歯科1

「医は仁術なり」。これは、江戸時代の医師として名高い杉田玄白が残した言葉です。医療とは、思いやりの心を持ち、誰に対しても平等でなければならない。そういった意味です。医療には、心のふれあいをするという面もあります。優れた技術や豊富な知識があっても、やはり、思いやるハートがなければダメでしょう。僕は、患者さんに満足していただきたい一心で診療に臨んでいます。痛みで困っているなら、その痛みを取り除く。入れ歯が合わないというなら、フィットするものを作って提供する。泣き顔で来た患者さんは笑顔で帰ってほしい。そうすることで患者さんが本当に納得し、心から満足して「ありがとう」と言ってくれる。それこそが医療だし、そういう治療が必要だと考えています。僕は、人を助ける仕事がしたくて歯科医師になったので。

開放感ある院内でくつろげますね。内装や設備で気を配った点はどこですか?

患者さんにリラックスしてもらえる空間を意識しています。木材を使ってぬくもり感を演出したり、きれいな花をたくさん生けたりして緊張を取り除く工夫を凝らしました。また、キッズコーナーを用意する、診療室の一角に子ども向けの絵を飾る、笑顔の対応を心がけるなど、クリニック全体で子どもたちにとって心地良い雰囲気づくりをしています。院内はバリアフリー設計なので、車いすの方もそのまま診療室に入れますよ。設備については、院内の空気を清潔に保つ空気清浄機や、器具の滅菌に使う高圧蒸気滅菌器、炭酸ガスレーザー治療機、電動注射器などが特徴でしょうか。当院は、表面麻酔を塗布した後に電動注射器で麻酔液を注入することで、治療の痛みや恐怖心を和らげられるように努めています。

子どもたちの治療について、ユニークな仕組みがあるとお聞きしました。

上野田英行院長 うえのだ歯科2

ええ、いわゆる「連絡帳」を作っているんです。診療に来た子どもたち一人ひとりにファイルを用意して、口腔内の写真や治療記録などを1冊にまとめています。「今日は泣いちゃったけど、次は頑張ろうね!」といったメッセージも添えて、子どもにどういう治療をしたのか、治療の進み具合はどうか、様子はどうだったかなどを親も確認できるようにしています。これなら子どもも親も安心して治療を受けられるでしょうし、成長記録をつけているような感覚になれるのではないでしょうか。頑張った子のためにご褒美も用意しています。もう、子どもたちとは友達感覚ですよね。子どもたちが「先生、またね!」と言いながら手を振って帰っていく。子どもの笑顔は、本当に良いものです。

恐ろしい歯周病、放置せず根本から治療すること

噛み合わせや矯正は子どもの頃から気をつけておくべきでしょうか?

上野田英行院長 うえのだ歯科3

反対咬合(受け口)の矯正の場合、マウスピースタイプの特殊な器具を使えば3歳から始められます。実際は3歳半ぐらいから始めたほうが良いでしょう。子どもへの負担も少なくお勧めしています。受け口は放っておくと、顎がどんどん前に出てしまいますので、早めの治療を心がけてください。噛み合わせは、悪くなってきたらでいいと思いますよ。噛み合わせが悪くなる要因には、歯並びや歯周病が関わってきます。普段から、しっかりと口腔ケアをしていれば、噛み合わせの悪化の予防につながります。永久歯に生え替わる6歳頃を目安に検診をして、矯正や噛み合わせの調整が必要かどうかをチェックしてほしいですね。もちろん、定期的な検診も重要ですよ。

歯周病とはどういう状態を指しますか? 予防方法も教えてください。

歯茎の痛みや腫れ、出血が続くなら歯周病を疑いましょう。原因としては、歯石や、歯周ポケット内にたまった細菌などが挙げられます。放っておくと悪化するだけですし、専門的な機関で正しい治療を受けないと治りません。繁殖した菌が血管を通して全身に広がり、感染性心内膜炎となったケースもあります。歯周病は、歯並びや噛み合わせの悪化を促進するだけでなく、命を危険にさらす要因ともなります。放置せずに、必ず治療してください。予防には、正しい方法での歯磨きが大切ですね。子どもたちに関して言えば、両親の目が離れる小学校3年生や4年生、このあたりが虫歯や歯周病になりやすい。大人も子どもも、歯科衛生士のいるクリニックに行って、歯の汚れをしっかり落とすブラッシング方法を教えてもらってください。検診を受けに行って、そのついでに聞くのもいいでしょう。

虫歯や歯周病を予防する歯磨き、1日に何回すればいいのでしょうか。

上野田英行院長 うえのだ歯科4

1日1回しか磨かない子どもが多いんですよね。そうした子どもからは、やはりかなりの確率で虫歯が見つかります。朝食の後に歯を磨いて学校に行く。夕食の後、すぐに歯を磨く。最低でも、1日に2回は磨くようにしてください。もちろん、夜の歯磨きの後にジュースを飲んだり、何かを食べたりしたら、また磨いてくださいね。食べてすぐ磨くと歯を傷つけるから控えたほうがいいと言う人もいます。でも、子どもは夕食を食べたら眠くなっちゃいますよね。磨かずに寝てしまうより、食べたすぐ後にでも磨いたほうが、虫歯になるリスクは少ないはず。これらは、大人にも言えることですよ。また、虫歯予防にはフッ素塗布もお勧めです。親子でぜひ来てください。

虫歯予防には定期的な検診とフッ素塗布を

親御さんに対して、子どもの歯の健康を守るためのアドバイスをお願いします。

上野田英行院長 うえのだ歯科5

3~4ヵ月に1回は検診とフッ素塗布をしてほしい。そうすれば、虫歯になるリスクをぐっと減らせると思います。歯には生活のすべてが現れます。名古屋市では、中学校卒業前までは保険診療分の医療費の助成がありますから、虫歯はしっかり治してほしいですね。永久歯は生え替わりませんし、なくしてから後悔する人が多いのが歯なんです。そうなる前に、検診とフッ素塗布、日々の歯磨きを徹底してほしいと思います。また、子どもたちを叱る場合に、クリニックを引き合いに出して「悪い子は歯医者に連れて行くよ!」と言っていないでしょうか? クリニックは、歯の健康を守るための場所です。子どもたちが進んでクリニックに来る環境こそが、最高の虫歯予防ではないでしょうか。子どもの頃の生活習慣は大人になっても続きますから、今からしっかり習慣づけることをお勧めします。

子どもたちに向けてメッセージをお願いします。

寝る前はジュースを飲まない。おやつを食べるなら、時間を決めて食べる。好き嫌いをせず、硬い物もよく噛んで食べるようにする。この3つをしっかり守って、元気に生活してほしいですね。歯磨きをする時は、1本を10回磨くこと。虫歯で「痛~い!」なんて思いをしないように、1日2回、しっかり歯磨きをしましょう。クリニックは怖いところではありません。歯が痛いなと思ったら、必ず治療しますから、すぐに来てくださいね。

親の気持ちも理解していただけるのがうれしいです。先生のリフレッシュ方法は何ですか?

上野田英行院長 うえのだ歯科6

子どもは3人居て、一緒に遊ぶのがリフレッシュですね。でも今はもう大きくなって、一緒に過ごす時間が短くなってきました。僕は一緒にいたいんですけど(笑)。休みの日は、時間をつくってゴルフに行ったり、海釣りも好きで船舶免許も持っています。何が釣れるかわからないロマンがいいですね。高校生の長男とは、昔から一緒に釣りをしていました。船頭さんが驚くぐらい、釣りの技術を教え込みましたよ。疲れは休日でしっかり解消して、より良い診療を行えるようにしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正/77万円
小児矯正 1期治療 /44万円
小児矯正 2期治療 /33万円
インプラント治療/1本 33万円~

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