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適切な噛み合わせを追求し
長期持続性を重視した補綴治療

小西歯科医院

(高松市/大町駅)

最終更新日:2024/05/01

小西歯科医院 適切な噛み合わせを追求し 長期持続性を重視した補綴治療 小西歯科医院 適切な噛み合わせを追求し 長期持続性を重視した補綴治療
  • 自由診療

人工物を用いて、欠損した歯を補う「補綴(ほてつ)治療」。素材も含めれば、その種類は実にさまざまだ。費用やメンテナンスのしやすさなどを考慮して、どの治療法を選択するかは悩ましい問題だが、「小西歯科医院」の小西弘晃先生は「大前提として、歯を失うきっかけとなった虫歯や歯周病、破折の根本原因を取り除いておかなければ、どの治療法を選択しても、長期的に良い状態を維持できません」と訴える。根本原因の解決に向けて、小西先生が重視するのが歯の噛み合わせ。同院では、まず噛み合わせを整えた上で患者のライフスタイルや希望に寄り添った治療を提供するという。今回は、小西先生に歯を失うメカニズムから補綴治療の流れまで詳しく話を聞いた。

(取材日2024年4月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q歯は、主にどのような理由で失われるのでしょうか?
A

80歳で20本以上歯が残っている人を調べると、前歯で噛めない人や反対咬合の人はまずいらっしゃいません。言い換えれば、噛み合わせが悪い人は早く歯を失う可能性が高いのです。日本人が歯を失う三大要因は歯周病、虫歯、そして破折です。噛み合わせの状態が悪いと、歯周ポケットが緩んで歯周病が進行しやすくなったり、上下でぶつかる歯にひびが入って歯が折れやすくなったり、ひびの溝まで歯磨きが行き届かず虫歯になりやすくなったりして、歯を失うことになります。失われた歯を補うには、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの選択肢がありますが、まずは治療前に噛み合わせを整えておかなければ、良い状態を長く維持できないでしょう。

Q⻭のかぶせ物の素材もさまざまですが、違いを教えてください。
A

銀歯やレジン(プラスチック)よりも、セラミックやジルコニアのほうが虫歯になりにくく、長持ちしやすいといわれています。現在の主流はジルコニアです。硬くすり減りにくいため、かぶせ物自体が破損することは少ない反面、向かい合う歯を傷つけて壊してしまう可能性がありますので、当院ではセラミックをご提案することが多いです。歯との親和性を見ても、セラミックのほうが優れていると感じますね。なお、症例によってはセラミックとジルコニアを組み合わせて使用することも可能です。いずれも保険適用の材料と比べれば高額になりますが、将来の歯の健康、再治療にかかる手間やコストを思えば、決して高くはないのではないでしょうか。

Qこちらの歯科医院における、特徴的な補綴治療はありますか?
A

県内の歯科技工所と連携し、「キャストパーシャルデンチャー」と呼ばれる精度の高い部分入れ歯を提供しています。上下の着脱がスムーズであること、着脱時に周囲の歯に影響を与えないこと、安定性に優れ周囲の歯の動揺も抑えること、止め金具が唇に隠れる位置にあることなど、その魅力は数えきれません。金属床が1mm以下と薄く床面積も少ないため、飲食物の味や温度を感じやすいことも大きな魅力です。この入れ歯の作製技術を持つ歯科技工士は数が少なく、完成した入れ歯をお口にフィットさせる歯科医師にも、一定の技術が求められます。インプラント治療の対象外となる人や、手術に抵抗がある人、コストを抑えたい人などには特にお勧めです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1精密な検査で口腔内の状態を確認
小西歯科医院 精密な検査で口腔内の状態を確認

デジタルレントゲンや歯科用CTを用いて、口腔内の状態を詳細に調べる。同院では頭部を全方位から撮影する、上位モデルの歯科用CTを導入。患者は着座し、リラックスした状態で検査が受けられる。新たに入れ歯を作製する時などは、口腔内スキャナーによって歯型の印象も採得する。従来のように、時間や手間のかかる石こう模型を作製することはない。スタッフの手厚いサポートもあり、いずれも短時間でスムーズに進んでいく。

2治療計画について説明
小西歯科医院 治療計画について説明

検査の結果を踏まえて、丁寧に治療計画が説明される。歯列矯正などで、噛み合わせを整える必要があればそちらの治療説明を優先する。画面上では、現在の口腔内の状態から治療後の状態までシミュレーションするため、患者も具体的なイメージを持ちやすい。インプラント治療を行う場合は専用のソフトを使って、インプラントが入る骨の位置や、その位置を示すガイド装置の使用についても説明することで、患者の安心感を醸成する。

3補綴物の作製・装着
小西歯科医院 補綴物の作製・装着

歯の状態に応じて、かぶせ物をはじめとした補綴物を装着する。同院では、信頼を置く歯科技工所ですべての補綴物を作製しており、高精度の入れ歯である「キャストパーシャルデンチャー」も提供する。どの補綴物に関しても、装着後にしっかり噛めること、しっかり食べられること、できるだけ長く維持できることを重視し、入れ歯を作製した患者に対しては、装着後にせんべいを食べてもらうことで噛み心地のテストを行っているという。

4必要であればインプラント治療を実施
小西歯科医院 必要であればインプラント治療を実施

歯の移植を除けば、失った歯の選択肢は入れ歯、ブリッジ、インプラントの3択のみ。患者がインプラント治療を選択した場合は、治療の精度を高めるため、「サージカルガイド」と呼ばれるマウスピース型の装置を一人ひとりに作製する。同院では、インプラント埋入までの全工程でこのガイド装置を使用するフルガイドスタイルを採用。安全性や持続性に配慮した、設計図どおりの位置にインプラントを埋入していく。

5定期的なメンテナンス
小西歯科医院 定期的なメンテナンス

メンテナンスの不要な補綴物は存在しない。入れ歯は専用のブラシや洗浄剤で頻回に手入れを行い、ブリッジは歯間ブラシなどを使って丁寧に汚れを取り除く必要がある。特に、インプラントは一生使えるもので、虫歯や歯周病に罹患する心配もないと考える人が多いが、実際は天然歯と同じようなメンテナンスが必須。どの治療法を選択したとしても、定期的に歯科医院を受診して、専門的な口腔ケアを受けることが大切だ。

ドクターからのメッセージ

小西 弘晃院長

噛み合わせの悪い人は歯を失いやすく、補綴物を入れても長持ちしにくくなります。歯が欠けたり、失われたりしてしまった場合は、その根本原因と向き合うことを心がけてください。歯を補う治療法については、患者さん次第です。入れ歯は噛む力こそ劣りますが、取り外しができて管理がしやすいという利点があります。両隣の歯を支えとするブリッジは健康な歯に負担をかけますが、入れ歯よりも噛むことができます。インプラント治療は手術が発生しますが、噛む力は強くなります。すべては適材適所です。当院では、精密な入れ歯を含めた幅広い治療プランに対応しながら、患者さんのライフスタイルに合わせた適切な補綴治療の選択をサポートします。

小西 弘晃院長 小西歯科医院

自由診療費用の目安

自由診療とは

キャストパーシャルデンチャー/約40万円、インプラント治療/42万3500円〜、セラミックのかぶせ物/6万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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