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知多市

伊勢湾を望む知多半島の北西部に位置する知多市。古くより木綿の産地として知られ、現在は沿岸部に大規模な工業地帯を有する工業都市の顔を持つ。一方で中部から東部にかけて住宅開発が進み、住宅都市としても発展している。

目次

知多市長インタビュー

市民一人ひとりの活躍を応援し
互いに助け合いながら成長するまち

宮島 壽男
市長

1948年生まれ。知多市出身。1967年愛知県庁入職。愛知県企業庁新空港関連事業部長や、(財)2005年日本国際博覧会協会事務次長などを経て、2007年から2009年まで愛知県企業庁長を務めた。その後、愛知県代表監査委員を歴任。2013年知多市長に就任し、現在2期目。

知多市には、どのような特徴がありますか?

工業を基盤に発展した知多市では、市制施行当初より市民が健やかに生活できる緑園都市をスローガンに掲げ、自然保全と住宅地域の整備に力を注いできました。沿岸部には工場が立ち並ぶ一方、住宅地域は自然を感じながら過ごせる穏やかな環境が整っています。加えて、困り事があれば住民同士が助け合い、解決していくという考えが根づいているのも、知多市の特徴です。地域住民で構成された地域コミュニティーの活動も非常に盛んで、市としても交付金を給付するなどして、活動を支援してきました。
知多市には多くの魅力があると自負していますが、少子高齢化が進む中、若い市民の活躍がさらなる市の成長を支えると考えます。未来を担う世代が活躍でき「ここに住みたい」と選ばれるまちとなるべく多様な事業を展開し、新たな魅力の創出に注力しています。

具体的に、どのような取り組みを展開されているのですか?

精力的に推し進めている事業の一つが、市の玄関口である朝倉駅周辺の整備事業です。市庁舎をリニューアルするほか、一時預かり保育施設や屋内型広場などの子育て支援機能を備える図書館を建設する予定です。さらに買い物やレジャーなども楽しんでいただけるよう、民間企業の商業施設などの誘致も進めています。
さまざまな世代の生活を支えるサービスの充実にも一層力を入れています。子育て世代については、妊娠期から学齢期まで一連して支援していくため、保健センターと子育て総合支援センターが密に連携し、切れ目のないサポートを提供しています。さらに働く親の活躍を応援するため、平日の放課後や土曜に児童を預かる放課後児童クラブなどの安定的な運営に取り組んでいます。
また、年齢を重ねてもはつらつと生活していくためには、健康な体づくりや、将来起こり得る介護の不安解消も重要です。運動の習慣化と市民の交流の活性化を目的に、定期的にラジオ体操を行う事業や、認知症患者とその家族が交流できる認知症カフェの開設支援などにも注力しています。

今後の展望と、市民へのメッセージをお願いいたします。

子連れで気軽に遊びに行ける、「親子ひろば」

多くの方にもっと知多市を好きになっていただけるよう、各種事業を着実に進めてまいります。中でも朝倉駅周辺の整備事業は、知多市の暮らしの質の向上に大きく貢献できるものと考えています。
自然豊かな環境を守り、子どもから高齢者まで安心して暮らせるまちとなるためには、市民の皆さんの声が不可欠です。引き続き、より良いまちづくりのため、ご意見を頂ければ幸いです。

(取材日2019年12月25日)

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会・歯科医師会」。今回は、地域の医師会・歯科医師会の会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

知多郡医師会

知多半島エリアの医療と介護の質を高め
誰もが安心して暮らせる基盤を整備

大府市、常滑市、知多市、東浦町、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町と広域に連なる市町の医療を支える知多郡医師会。市町ごとに特色や抱える課題は異なり、同会では各自治体と密に連携を取りながらニーズに応えてきた。「大府市では高齢者の健康維持・増進対策が求められる一方、南部エリアでは医療資源の不足が課題となっています。それらを一つ一つ解決するのは容易ではありませんが、各市町に即した『住民に寄り添うテーラーメイドの医療』の提供をめざしています」と安井直会長は語る。近年は医療と介護における地域包括ケアシステムの構築に注力。在宅医療の展開や認知症患者支援などに先駆的に取り組んできた自治体を参考に、3市5町全体で住民が住み慣れた地域で安心して生活できる仕組みづくりを推進している。
「医療・介護の連携体制構築と強化は、地域の基盤づくりそのものと捉えています。一人でも多くの住民が望む生活を送れるように努めるのが、われわれの使命です」
平時だけでなく災害医療の充実にも精力的で、各自治体や市町の病院、警察、消防がそれぞれの立場から意見を交わす場を設けるなどして傷病者を広域的に搬送できる体制の整備を進めている。また、同会の活動の周知や健康意識の向上にも重きを置き、各自治体や協定を結ぶ民間企業と協力し講演会を開催。啓発の場を通じて住民の意識を高めながら、医療の立場で健やかな生活を支えている。

(取材日2019年11月26日)

安井 直
会長

(やすい内科)

Profile

藤田保健衛生大学医学部卒業。同大学の救命救急センターなどで研鑽を積む。1997年やすい内科を開業。最後まで患者に寄り添うことを信条に、外来診療はもちろん訪問診療にも積極的に対応。介護施設の運営にも携わる。

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