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佐藤 善徳 院長の独自取材記事

佐藤デンタルオフィス

(仙台市青葉区/あおば通駅)

最終更新日:2021/10/12

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス main

あおば通駅から徒歩1分の利便性の高い場所に構える「佐藤デンタルオフィス」。佐藤善徳院長が1992年に開業し、来年30年目を迎える。一般的な歯科治療よりもやや難しい二次治療を軸に、虫歯、歯周病、入れ歯、矯正治療、インプラント治療、予防歯科など幅広く手がける。診療では丁寧でわかりやすい説明を重視。患者が納得・安心できるよう確かな情報をもとに、コミュニケーションをしっかり取りながら患者と一緒にゴールをめざす。私生活ではロードバイクが趣味という活動派。通勤に加えて長距離を走ることもあり、「小さな冒険。楽しい」とほほ笑む。経験豊富なベテランでありながら丁寧で謙虚な姿勢が印象的な佐藤院長に、治療方針や診療に対するこだわりなどについてじっくりと聞いた。

(取材日2021年8月19日)

患者の納得と安心を重視し、丁寧に説明する

とても便利な場所ですね。こちらを選んだ理由と院内の特徴を教えてください。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス1

当初は同じ青葉区の別の場所で開業していたのですが、大通りから一本入った所で患者さんが何とか探して訪れるような感じだったんです。20年ほど前にちょうどこちらのビルが新しく建ち、場所も広さもアクセスも良いということで移転しました。院内の一番の特徴は、4つの診療室すべてが個室ということです。「入れ歯であることを他の人に知られたくない」など、患者さんには尊厳が尊重される権利があります。そこをきちんと守りたいという思いで個室にはこだわりました。また、完全予約制で時間を調整して、患者さん同士が顔を合わさなくて済むよう配慮しています。自然に人の密集を回避できる形になり、コロナ禍においても安心して受診いただけると思います。

クリニックの診療方針についてお聞かせいただけますか。

医療には一次治療、二次治療、三次治療があります。一次治療は主にクリニックで行う基本的な治療、三次治療は大学病院などで行う専門的な治療。僕が開業以来一貫してめざすのはその間にある二次治療で、一般的な歯科治療よりもやや難しい症例を中心に診療しています。例えば、不正咬合の中でも出っ歯、受け口などは外科的な矯正の手術が必要になることが多いのですが、そこまで至らない手前の段階を診ているという感じです。もちろん保険診療にも対応していますので、虫歯や歯周病、入れ歯、予防歯科など一般的な治療を希望される方もお気軽にお越しください。

診療する上で大切にしているのはどのようなところですか。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス2

きちんとご説明することですね。初診の方に伺うと、「歯が抜けたけれども、なぜそうなったのかわからない」など、ご自分でもよく理解できないまま治療を受けていたという方が少なくありません。でも、実際には必ずそれなりの理由があります。ですから、患者さんの「納得と安心」を大切に、丁寧に説明するようにしています。また、十分に納得していただくためには根拠が必要になります。ですから、僕は仮説や持論ではなく、先人たちが積み重ねてきた学術的な背景に基づく情報をお伝えします。さらに、説明の先にはゴールが見えていることも大事だと思いますので、ゴールから逆算して何をしたらいいのかもきちんとお伝えするようにしています。

高齢になっても噛めるよう、QOL向上にも貢献したい

わかりやすい説明も心がけておられるそうですね。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス3

治療後、医科では「治してもらった」「薬をもらった」となるのに、歯科では「削られた」「抜かれた」となってしまうことがあります。ちょっとしたことのようですが、大きな違いだと思うんです。なぜそうなるかというと、患者さんが納得していないから。このあたりの意識を変えるには具体的に提示することが大事だと考えていて、説明するときは口腔内写真やこれまでの症例をお見せしながらお話しするようにしています。また、より良い理解のためには、こちらが一方的に伝えるのではなく相互にコミュニケーションを取ることも大切だと考えています。当院ではカウンセリングを重視しており、個室のカウンセリングルームを設け、治療前に時間をかけてお話しするようにしています。

治療で重視しているのはどのような点ですか。

全身の状態を見据えた治療を大切にしています。歯科医師が診るのは歯だけと思われがちですが、実際には顎や口腔内全体も診ています。例えば、噛み合わせが悪いと体のバランスが崩れて、舌骨や頸椎など骨が曲がってしまうことがあります。また、スポーツ選手がマウスピースを入れるのはぐっと噛むと力が出るから。逆にいうと噛まないとうまく力が入りません。このように、歯は体全体に影響を及ぼすものなのです。ですから、歯科領域のその先を含めてイメージしながら治療するようにしています。

高齢化が進む中で気になることがあるとお伺いしました。詳しく教えてください。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス4

高齢化が進む今、痛感するのは、「噛める」と「噛めない」では自立性をはじめ暮らしのクオリティーが大きく異なるということです。唾液は消化を助けてくれますが、噛むことができなければ十分な量は出てきません。そして不正咬合で噛めないからと丸飲みすると、塊のまま腸に行ってしまう。それが腸内で発酵、腐敗すると、便秘などおなかの不調にもつながります。そのような中で、歯科医師として患者さんのQOL(生活の質)を向上させなければという使命を感じています。歯を失って食べにくいという方や入れ歯が合わないという方も、ぜひご相談いただければと思います。

スタッフあってのクリニック。チームワークで対応

スタッフの皆さんについて教えていただけますか。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス5

歯科衛生士、受付、歯科技工士の中には、20年、30年と勤めるベテランの方もいらっしゃいます。当院の方針をよく理解した上で、僕の気持ちを察して率先して動いてくれる優秀な皆さんです。スタッフあってのクリニック。来年で開業30年を迎えますが、僕一人では到底ここまでできませんでした。これからもスタッフ一丸となって、チームワークで皆さんのお役に立てればと思っています。

先生が歯科医師を志したきっかけは何だったのでしょうか。

高校時代、自分の人生をどのように生きていくか考えたとき、少しでも人のためになる仕事ができたらと、まず思い浮かんだのが医療系の道でした。僕が若い頃はまだまだ歯科医院が少なく、早朝から歯科医院に並んで順番取りをするくらいだったんです。そこで、歯科医師をめざそうと思ったのが始まりです。父から「資格を取りなさい」と助言をもらっていて、歯科医師なら資格を生かして仕事ができるということも大きかったですね。今となってはその仕事が生きがいになり、この道に進んで本当に良かったなと思っています。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

佐藤善徳院長 佐藤デンタルオフィス6

先ほどもお話ししたように、高齢になっても自立して生活するためには、しっかり噛めることが大事になります。「歯がない」「入れ歯が合わない」などの不自由がなく、快適に過ごすことができるようお手伝いできればと思いますね。また、男女限らず、きれいで健やかな口元も大切です。お口に自信が持てれば、表情が明るく気持ちも軽くなり、生活も生き生きとしてくるはず。口元の健康においてもお役に立てればうれしいです。皆さんに「そういうことか」と納得いただける説明には自信があります。どうぞどなたでもお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/54万円~
インプラント治療/1本 20万円~

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