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藤原 秀光 院長の独自取材記事

プルミエ歯科クリニック

(札幌市北区/麻生駅)

最終更新日:2021/10/12

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック main

麻生駅に直結するスーパーの2階という利便性の良い場所にある「プルミエ歯科クリニック」。木目調のモダンなインテリアが印象的な明るい院内は、居心地が良くしゃれた雰囲気が漂う。1999年の開院以来、地域住民の歯の健康から全身の健康までをトータルでサポートしているのが、院長の藤原秀光先生だ。藤原先生が心がけているのが「できるだけ歯を抜かず、痛みも少なく、しっかり治して長持ちする治療」。勤務医時代から長年培ってきた経験をもとに、患者の負担が少ない治療法を取り入れながら、子どもから高齢者まで幅広い世代の診療にあたっている。人とのつながりを大切にし、多くの患者が通いやすい環境や雰囲気づくりにも力を注ぐ藤原先生に、クリニックのことや歯科治療にかける思いを聞いた。

(取材日2021年6月26日)

「患者に対してベストを尽くす」クリニックでありたい

開院までのご経歴と、この場所を選んだ経緯を教えてください。

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック1

1991年に北海道大学歯学部を卒業後、東区の永山ファミリー歯科で8年半、副院長として勤務していました。大学時代から10年程北区に住み、北区の大学に通っていたこともあり、学生時代からずっと北区はなじみのある土地だったんです。開院するなら、多くの患者さんが通いやすいよう利便性の高いターミナルエリアが良いと希望していたところ、縁あってこの場所を紹介してもらいました。実は、私には大学時代に同じ歯学部に通う友人がいて、当時彼がこの近くに住んでいたんです。しかし、残念ながら彼は交通事故に遭い、志半ばで亡くなってしまいました。だから、友人だった彼の志を継ぎたいという想いも、この地で開院する決め手になったと思います。私にとっていろんな意味で縁のある場所で開院でき、20年以上も診療を続けていられることに感謝していますね。

どのような患者さんが来院されているのでしょうか?

スーパーや小児科が隣接していることもあり、開院当初は女性や子どもの患者さんが多かったです。しかし、年々高齢の患者さんが増えてきたことから、インプラントや入れ歯・ブリッジの治療を目的とした来院も多いですね。ここ数年は、審美歯科やホワイトニングを希望する女性の患者さんも増えてきたように感じます。月曜・水曜・金曜の午後は20時まで診察を行っていることもあり、ビジネスパーソンの方を含めて、幅広い年齢層の患者さんに受診していただいています。また当院は、鎮静目的のガスを鼻から吸っていただいて治療に入る「笑気吸入鎮静法」にも対応しているので、歯の治療に不安やストレスを感じてしまう患者さんも受診されていますね。リラックスして治療を受けたい方にお勧めの方法です。

クリニックの名の「プルミエ」には、どんな由来があるのですか?

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック2

「プルミエ」というのは、「トップ・ファースト」を意味するフランス語なんです。「スタッフともども最高の技術と誠意を持って接し、常にベストを尽くすことで、患者さんにとって一番良いクリニックをめざす」という思いをクリニック名に込めました。ワインやフランス料理が好きな私にとっては昔からなじみのある言葉でしたし、堅苦しいイメージではなく、オリジナリティーのあるクリニック名にしたかったことも理由の一つですね。「プルミエ」という言葉の意味と雰囲気を院内全体で感じていただけるよう、清潔感と温かみのある木目調を生かしたインテリアにもこだわりました。患者さんに心地良く過ごしてもらえるような空間づくりも大切だと考えています。

勤務医時代からの経験を糧に「納得できる治療」を実践

インプラント治療に力を入れていると伺いましたが、何かきっかけがあったのですか?

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック3

私がインプラントに最初に興味を持ったのは、まだインプラントが一般的でない大学時代の頃でした。そして、インプラントを含めた歯科治療全般において、現在に至る私の糧となっているのが、大学卒業後に最初に勤めた「永山ファミリー歯科クリニック」の院長との出会いだと思っています。当時よりインプラントに取り組まれていた永山先生の指導のもと、インプラント治療はもちろん、一般歯科・小児歯科・矯正歯科など幅広い症例の診療に携われたことで、多くのことを学びました。全国の勉強会に同行させていただき、発表する機会を与えていただいたこともあります。永山先生をはじめ、多くの先輩歯科医師から学んだ8年半の勤務医時代で得た知識や経験が、今につながっていると思いますね。良い師匠や先輩歯科医師に恵まれたことに、感謝しています。

診療の際、心がけていることはありますか?

私は「一口腔単位の治療」というのを常に意識して診療を行っています。患者さんのライフサイクルを考え、口腔内のさまざまなトラブルを全体的に治療し、定期的にメンテナンスをしていく。それが患者さんのクオリティーオブライフ(生活の質)の向上につながると考えているからです。一度抜いたり削ってしまうと、元に戻すことができない大切な歯だからこそ、「できるだけ歯を抜かず、痛みも少なく、長持ちする治療」を心がけ、適切な診断によって患者さんの口腔内をしっかりと治療するよう努めています。そして、もう一つこだわっているのが「患者さんが納得できる治療」を行うこと。治療前には必ずカウンセリングを行い、患者さんの要望にじっくりと耳を傾けながら、それぞれの患者さんに寄り添った治療法を提案することで、納得して治療を受けてもらっています。そういった患者さんとのコミュニケーションも診療には欠かせないですからね。

歯科医師として、大切にしていることはありますか?

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック4

「自分ができることに対してベストを尽くす」ということでしょうか。「治って良かった」ではなく、「プルミエ歯科クリニックで治療して良かった」と、患者さんに思ってもらえたら本望です。自分や家族が受けても納得できるような治療を、来院されたすべての患者さんに行っていきたい。一人ひとりの患者さんに対して思いやりを持ち、誠実に治療にあたることで、信頼関係も生まれるのではないでしょうか。当院には、開院時より長年通ってくださる患者さんも数多くいらっしゃいます。幼い時からお付き合いのある患者さんが、結婚して自分の子どもとともに受診してくださることもあり、たいへんありがたいことだと思っていますね。当院を選んで受診してくださる患者さんの健康維持にできるだけ長く貢献させていただくためにも、心のつながりや信頼関係を大切にしています。

定期的なメンテナンスを推進し歯の健康を徹底サポート

先生が歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック5

私は地元が滝川市なんですが、同市で遠縁の親戚の一人が歯科医師をしていて、子どもの頃から通っていたんです。幼い時からその親戚の先生の姿を見ていた影響もあり、中学生ぐらいから歯科医師を志すようになりました。実は、私の師匠でもある永山先生との出会いも、その親戚の先生から紹介されたことがきっかけだったこともあり、幼い時からの不思議な縁を感じますね。

これまでで印象に残っていることはありますか?

大学卒業後間もなく、まだ臨床経験も少ない頃、スポーツで前歯に大けがをした小学生の患者さんの緊急治療を1人で行ったことが、印象に残っていますね。土曜日の交代勤務で私しか歯科医師がいない。緊急時なのに誰にも相談ができない状況の中、たまたま数ヵ月前に近い症例の患者さんを院長が治療していた姿を思い出しながら、必死になって対応しました。その時、たとえ自分一人であったとしても、何でも対応できる技術やスキルを身につけなければならない必要性を痛感しましたね。歯科医師として未熟な時期に厳しい状況を体験できたことが、自身の成長につながるきっかけになったと思います。

最後に、今後の展望をお願いします。

藤原秀光院長 プルミエ歯科クリニック6

歯やお口の健康を維持していく上で最も大切なのが、日常的なケアと定期的なメンテナンスです。一度直した歯を再び治療することなくできるだけ長持ちするよう、メンテナンス体制をしっかりと整え、患者さんの口腔内ケアを徹底的にサポートしていきたい。そのために、患者さんの負担軽減につながる先進の機器や治療法の導入なども積極的に行いながら、スタッフ一丸となって取り組んでいきたいと思っています。患者さんには、日々のケアと定期的なメンテナンスを行うことが「予防」にもつながるという意識を持ってもらい、定期的に来院することが習慣になってくれたらいいなと思いますね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、審美歯科(セラミックを用いた治療)/3万円~、ホワイトニング/2万円~

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