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柴原 修治 院長、柴原 將志 副院長の独自取材記事

しばはら歯科医院

(北九州市戸畑区/戸畑駅)

最終更新日:2023/03/14

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院 main

戸畑区役所近くにある「しばはら歯科医院」。1987年に柴原修治院長が開業して以来、地域の歯科医療を支えてきた同院に、2017年から診療に加わったのが、院長の息子である柴原將志副院長。取材を受けるにあたって事前にメモを準備するなど、何事にも真摯に対応する誠実な人柄が印象的だ。虫歯、歯周病の治療という基本治療の精度を高めることに注力する同院。「歯科医師主体というより、患者さんとしっかりコミュニケーションを取って、一緒に歯を守っていく歯科医院でありたい」と將志副院長。「恥ずかしいからインタビューは苦手」と声をそろえる謙虚な2人に、率直な今の想いを話してもらった。

(取材日2022年6月28日)

虫歯・歯周病を、きちんと治療することに力を注ぐ

こちらの歯科医院の成り立ちを教えていただけますか。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院1

【修治院長】ここはもともと、私の父が歯科技工所を営んでいた場所なんですよ。私は男4人兄弟の末っ子なんですが、両親が、「この中の誰かに歯科医師になってほしい」と言っていたことを今でも覚えています。ですが兄たちが他の職に就いたので、私がこの歯科医院を継ぐんだと覚悟を決め、広島大学歯学部へ進学しました。大学卒業後には戸畑に帰って開業したい想いがあったので、修業に励みましたね。そして1987年には当院を開業。以来ずっと、目の前の患者さんにひたすら向き合う日々を過ごしています。歯が痛くて苦しんでいる患者さんに安心して治療を受けてもらうには、私はどう後押ししたらいいかと考えながら診療を続けて、あっという間に35年がたちました。

そして5年前、將志副院長も診療に加わったのですね。

【將志副院長】2017年4月から父と2人体制で診療にあたっています。私は九州大学歯学部を卒業後、研修医を経て福岡市内の歯科医院に4年間勤務しました。私も父と同じように学生の頃からずっと、早く技術を身につけて早く戸畑に帰ろうと考えていたので、その後すぐに当院へ。父は保険診療が主でしたが、私が診療に加わることでインプラントなどの自由診療にも対応できるようにと、院内の設備を大きく整えました。歯科用CTやインプラント用機材、治療中の粉じんを吸い込んでくれる口腔外バキュームなどを導入。診療ユニットを4台に増やし、個室も新たに設けました。父と私で担当する患者さんをしっかり分けていて、父は主に高齢の方を担当し、訪問診療にも出ています。

診療において大切にしていることは何でしょうか。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院2

【將志副院長】やはり、虫歯、歯周病の治療をきっちりやることですね。ここをおろそかにしては、すべての治療にエラーが出てしまう可能性が高いです。当院は、虫歯や歯周病の治療を確実に、高いレベルで行いつつ先進的な治療も提供できる、あらゆる世代の患者さんに満足していただけるような歯科医院をめざしています。そのためにはまず患者さんから主訴を丁寧に伺って、何を求めているのか、どこまでしてほしいと思っているのかなど要望を確認します。その上で、口腔内写真やエックス線などの資料をそろえ、口の中は今こういう状態ですよと視覚的にお伝えします。私たちの説明を、耳だけでなく目でも理解していただき、患者さんの同意を得てから治療をスタートします。歯科医師主体というより、患者さんと一緒になって、歯を大切に守っていきたいですね。

定期的なメンテナンスの必要性を根気よく伝え続ける

幅広い診療を提供されていますね。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院3

【將志副院長】極力、痛くない・削らない・抜かないことをめざす虫歯治療をはじめ、歯周病治療・小児歯科・審美歯科・インプラント・ホワイトニングなどを行っています。入れ歯や義歯の作製は父が最も得意とするところ。今も院内の歯科技工室で簡単な技工物を作ったり、微調整をしたりしています。矯正については今後取り組んでいく予定です。また、定期的に歯と歯茎のメンテナンスを歯科衛生士中心となり患者さんとコミュニケーションを取りながら行っています。歯科医院というのは、いわゆる“一見さん”ではなく、ずっと通い続けるところであることや、歯を守っていくにはプロの手を借りることも必要なんだということを、いつもお話しするよう心がけています。患者さんの意識を変えることは難しいですが、こちら側から一生懸命伝え続けることが大切だと思っています。

インプラント治療にも注力されているとか。

【將志副院長】歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を入れるインプラント治療は、特に私が研鑽を積んでいる分野です。骨が薄かったりそもそも骨がないというような原因でインプラント治療が難しい方に対しても骨造成を行うことによって対応しています。また当院では、インプラント手術の正確性と精密さを追求して「ガイデッドサージェリー」を導入。どのインプラントをどの角度で埋入するのがベストかをパソコン上でシミュレーションし、CT画像とマッチングさせて解析してからオペに臨んでいます。このシステムは数ミリのズレも許さない精密なインプラント手術を、安全に配慮しつつスピーディーに行うことを可能にするのと同時に、説明ツールとしても優秀なんです。患者さんに視覚的に理解してもらいやすく、助かっています。

インプラント治療をお考えの患者さんに伝えたいことはありますか。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院4

【將志副院長】インプラントは入れた後がとても大事。そこからがメインじゃないかとさえ思います。自分の歯ではない人工物を入れるわけですから、メンテナンスに対する意識をさらに高めていただきたいと思います。私が患者さんによくお話しするのは、「軽自動車を買って、毎日大事にメンテナンスしてピカピカにしている人と、高級車を買って、まったくお手入れしない人。どちらの車が早く壊れると思いますか?」ということ。高いから物持ちが良いのではなくて、きっちりメンテナンスをしているから長く使えるんですよ。インプラントは高額だからこそ大事に、きっちりメンテナンスを続けて、長持ちさせてほしいですね。

これからも患者との信頼関係を守り、育てていきたい

さまざまな勉強会に参加されていると伺いました。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院5

【將志副院長】今は、インプラント治療や虫歯・歯周病などの治療に関する勉強会に参加しています。北九州市にはレベルの高い勉強会がたくさんあるんですよ。戸畑に帰ってきてからずっと、休日のほとんどを勉強会参加などにあてています。勤務医として4年働いて意気揚々と戸畑に戻った当時、実は私は、歯科診療を一通りできるような気になっていました。でも、若い患者さんに対し審美歯科など自由診療も手がけていたこれまでのやり方は、患者層が高齢者メインの当院では通用しなかったんですね。そこでわれに返りました。北九州で多くの先生に出会って自分の現状を知り、気合いを入れ直して一から勉強してきました。今も、質を高めた治療を患者さんに提供できるようにと日々精進しています。

スタッフの体制はどのようになっていますか。

【修治院長】歯科衛生士4人、歯科助手2人、事務1人のスタッフがいて、「みんなで仲良く頑張って楽しく働こう!」をモットーに、アットホームな歯科医院づくりに励んでいます。実はスタッフの中に私の妻と、將志副院長の嫁もいますので、このアットホームな雰囲気は本物です。ピーンと空気が張り詰めたような雰囲気とは対極にある、いつもどこからか笑い声が聞こえてくるような歯科医院だと思っています。その中でも患者さんへの節度ある対応を心がけ、最後は笑顔でお見送りするようスタッフ一同心がけています。

今後、どのようなクリニックをめざしますか。

柴原修治院長、柴原將志副院長 しばはら歯科医院6

【將志副院長】一番は、虫歯や歯周病という基本的な治療をきちんと行える歯科医院でありたいということ。そして保険診療だけでなく先進的な治療も手がけながら、矯正などの分野にも徐々に取り組んでいきたいと思っています。見習いたいのは、父と患者さんの信頼関係です。父だけでなく、その息子にまで託していいと言ってくださるほどの強い信頼関係があって、本当にすごいです。私も、地域の皆さんと一生のお付き合いができるような関係を築いていきたいと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~
骨造成/5万5000円~
セラミックを用いた補綴治療/8万8000円~
ホワイトニング/3万3000円~
※症例によって金額は変動します。詳細は歯科医院までお問い合わせください。

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