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堤 春比古 院長の独自取材記事

つつみ歯科医院

(糟屋郡須惠町/須恵中央駅)

最終更新日:2021/03/03

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須恵中央駅から徒歩4分、須恵町役場の向かいにある「つつみ歯科医院」。小児から高齢者まで広く患者を受け入れている。堤春比古院長は「それが、専門的な治療施設へのアクセスが容易ではない地区にある歯科医院の役割」と話す。歯科医師4人という充実した診療体制で、患者のさまざまなニーズに応え、地域の歯科医療を支えている。その一方で、堤院長自身は、歯を失ってしまった後の治療方法である義歯やインプラントの技術を追究する職人肌の歯科医師でもある。2019年11月に移転リニューアルした同院。これからめざす歯科医療や治療方針になどついて語ってもらった。
(取材日2021年2月19日)

人生を積極的に楽しむための予防歯科に力を注ぐ

歯科医師が4人在籍し、充実した診療体制ですね。

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4人の歯科医師がいることで患者さんの幅広いニーズに応えることができます。患者さんによって、男性医師がいいという方、女性医師がいいという方、若い先生を希望する方、ベテランの先生を希望する方、などご要望があります。4人の中では週1回カンファレンスの日を設けて、その週に来られた患者さんについて情報交換を行い、治療方針についてディスカッションしています。リーダーシップをとる先生、そして、それを支える先生、と役割分担が自然にできています。スタッフ同士も仲が良く、同じ方向を向いて仕事ができていると感じています。それから、受付に人員を割いているのは当院の特徴かもしれません。新型コロナウイルスの影響で、治療後すぐに帰りたいという方が多いでしょうから、会計をして次の予約を入れる、あるいは患者さんの要望をお聞きするといった対応をスムーズに行うためにも、常に3人体制で受付業務を行っています。

2019年に移転リニューアルしたそうですね。

町の区画整理に協力し、そこから200メートルくらい移動してこちらで新たに開業しました。町役場の向かいで須恵町の中心にご紹介をいただいた縁もあり、ここに決めました。移転を機に診療スペースを拡張し、診察ユニット間のパーティションも以前より高くして、個室感が得られるようにしました。それから、手術専用オペ室と予防を中心としたメンテナンスルームを完全個室で設けました。メンテナンスルームは、治療の音があまり聞こえないように一番奥に設けています。

予防に力を入れていらっしゃるのですね。

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今の時代は、仕事をリタイアした後、約20年も老後を過ごすことになります。その長い人生を充実させるには、しっかりと噛んでおいしく食べられること、快適に話せること、思い切り口を開けて笑えることが不可欠ですよね。私が考える予防は、虫歯になり歯を痛くしないとか、歯周病で歯をなくしたら困るからといった消極的な予防ではありません。それを越え、お口の中をきれいに保つことで、より健康的に楽しく生きられる、言ってみれば人生のステージが一つ上がるようなお手伝い、つまり積極的な予防をしていきたいのです。当院で大切にしている言葉で、「笑顔がある、語らいがある、そして味わいがある人生を」というのがあります。歯を健康に保つことは、よく笑いよく話す、言わばコミュニケーションを取ることにもつながり、そして、食事と人生を「おいしく味わう」という意味合いもあります。

総合的な歯科診療をめざして

歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

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もともと生涯にわたって通用する技術を身につけたいという思いがありました。その中でも医師や歯科医師はその最たるものだと考え、九州大学歯学部に進学しました。たまたま高校生の時に勉強を教わっていた先生が、九州大学歯学部の出身の方で、自分も九州大学に行きたいな、歯学部に行きたいなと次第に思うようになったんです。大学を卒業後、九州大学病院で約2年間勤務し、一般歯科医院を経て、ここ須恵町で開業しました。歯科というのは1つの科でありながら、幅広くいろんなことをしなくてはなりません。お子さんから高齢の方まで診ますし、インプラントなどの外科処置もすれば、往診にも出かけます。開業して30年近くになりますが、今も毎日勉強です。

総合的な歯科診療をめざしているとお聞きしました。

そうですね。お口の中に何かあれば「とりあえずあそこに行ってみよう」という歯科の総合診療のようなことができればと考えています。そのためにも複数の歯科医師を置いているのです。当院で対応が難しければ大学病院などをご紹介し、治療できる症状の方は責任を持って引き受けるというようにしています。例えば、インプラントも顎関節症も当院では多く診療していますが、大きな外科手術を伴うインプラントは大学病院で途中まで処置をしてもらって、その後は当院に戻ってきてもらうというケースもあります。顎関節症は精神的なストレスが影響していることもあります。そんなときは、他科との連携がとりやすい総合病院がいいでしょう。医療に携わる者として一番大事なことは、患者さんの症状やご要望を見極め、自分ではできないと判断したらすぐに高次の病院に送ることだと思います。

幅広く診療されているとのことですが、その中でも先生のご専門は何ですか?

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義歯に関する治療です。九州大学病院では第二補綴科に在籍していました。今後高齢化社会になるというのは当時からいわれていましたので、義歯の重要性がどんどん増してくるだろうと思ったからです。それと、私が大学で学んだ80年代後半頃からインプラント治療が一般的になってきました。補綴科でもインプラントの研究をしていたので、新しい治療方法として身につけておきたいという思いもありました。歯を失ってしまった後をどうするか、困っている方の力になりたいと考えたのです。

教科書どおりでない、患者の気持ちに寄り添った治療を

ところで、開業の場所に須恵町を選んだ理由は何ですか?

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須恵町は福岡都市圏では比較的高齢者が多い土地ですので、ここなら大学病院で研究や臨床を行ってきたことを生かせると考えたからです。やはり患者さんは、高齢の方が多いですね。ただ、現在の場所に移ってからは、お子さんの割合が増えました。小児を診てくれる歯科医院を親御さんも探していらっしゃったのかもしれません。実は、10年ほど前から須恵町の商工会にも入っているんですよ。歯科医師が入るのは珍しいと驚かれましたが、もっと須恵町のことを知って、地域医療に貢献したいと考えています。当院は、障害のある方や認知症の方も、いらっしゃった方はなるべく受け入れるようにしています。というのも、この辺りから専門の医療機関に通うのは遠くて大変だからです。当院を頼ってくださった患者さんには、できるだけのことをしたいと思っています。

患者さんの主訴はどのような症状が多いですか?

患者さんによってその主訴は実にさまざまですね。我慢を重ねて切羽詰まってから来院される方も結構多いんです。そういう方に対しては、まずは3~5回の通院のうちに、食べられるようにするとか、何か1つ結果を出そうというのは心がけています。大学では、この処置が終わってからこの処置をしましょうといった治療の順番を習うわけですが、実際は教科書どおりにはいきません。ただ、患者さんが訴えているところだけでなく、必ずお口の中全体を診るようにしています。患者さんが気づいていないだけで、深刻な症状が隠れているケースもあるからです。反対に、歯科医師の目から見ると、ここもあそこも悪いから治療しなければと考えていても、患者さんはそうは思っていないこともあるんですね。その場合、われわれの価値観だけを押しつけてもすれ違ってしまう。私たちの患者さんへの思いとご本人の希望を丁寧にすり合わせながら、治療を進めています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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30年近く須恵町で歯科医院を営んできて、おかげさまで、ある一定の信頼は得てきたと思います。ですから、新しいことを何かしようというよりも、今やっていることをさらに充実させることに力を入れ、患者さんからの信頼を確固たるものにしていきたいですね。私自身に関して言えば、もともとやっていた義歯の分野も含め、「まずは、つつみ歯科に相談したらいいよ」と言われるよう、信頼と技術を極めていきたいです。私たちの仕事は、まず患者さんの悩みを聞くことだと思っています。そして、それぞれの悩みに対して、専門的な観点から解決方法をいくつか提示することを常に心がけています。セカンドオピニオンをお聞きになりたいという方も含めて、まずはご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/20万円~

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