中島 圭治 副院長の独自取材記事
中島歯科医院
(佐賀市/佐賀駅)
最終更新日:2026/05/15
光法バス停から徒歩約5分、住宅街の中にある「中島歯科医院」。白を基調とした明るい院内には季節の花が彩りを添え、訪れる人を穏やかに迎えてくれる。1978年の開業以来、地域の歯の健康を支えてきた同院で、副院長を務めるのが中島圭治先生だ。九州大学卒業後、2008年から同院に勤務し、スタディーグループにも在籍しながら、インプラント治療や矯正、補綴治療など幅広い分野の研鑽を重ねている。「目先の治療の結果よりも、長い目で見たときに何をしたらいいか」と語る中島先生の診療は、痛い箇所だけでなく口腔内全体を検査し、根本原因に向き合うことから始まる。言葉の端々に真面目で誠実な人柄がにじむ中島先生に、全体治療へのこだわりや地域医療への思いを聞いた。
(取材日2026年4月15日)
学び続けることで広げる、患者のための治療の選択肢
まずは歯科医院の特徴や来院される患者さんについて教えてください。

当院は1978年に開業し、住宅街の中で48年にわたり地域の皆さまの歯の健康を支えてきました。私は副院長として約20年勤務しています。来院される方は2〜3歳のお子さんから90代の方まで幅広く、昔から通われている方も多いので比較的年齢層は高めですね。院内は白を基調とした明るい空間で、玄関や入り口には季節の花を飾っており、車いすの方にもお越しいただけます。4台あるユニットはパーティションで区切り、歯科用CTやマイクロスコープ、レーザーなどを導入しています。診療内容としては、一般歯科からインプラント治療、矯正、審美歯科、歯周病治療、義歯治療、予防歯科まで幅広く対応できます。受付1人、歯科衛生士4人、歯科助手2人のスタッフとともに日々の診療にあたっています。
診療の質を高めるために取り組まれていることはありますか?
現在、全国組織のスタディーグループに在籍しながら、長年にわたり臨床の研鑽を続けています。学んでいる分野はインプラントや矯正、補綴治療など多岐にわたり、講演活動も行っています。加えて当院では、歯科衛生士をはじめスタッフ一人ひとりが自己研鑽を重ねています。歯科医療は日々進歩していますので、新しい知識や技術を吸収し続けることが、患者さんにより良い治療の選択肢をお届けすることにつながると考えています。私だけでなくチーム全体で学ぶ姿勢を持つことで、診療の幅を広げていきたいと思っています。
そうした学びは、日々の診療にどのように生かされていますか?

振り返ると、もし勉強を続けていなかったらと考えると怖いですね。学んでおかなければ対応できなかったケースはたくさんあると思います。こちらで副院長として勤め始めた頃から本格的に学び始めたのですが、学ぶほどに目先の治療結果だけにとらわれず、将来を見据えて何が必要かを考える姿勢がますます強くなっていきました。さまざまな分野の知識が積み重なることで、患者さんのお口の状態を多角的に捉えられるようになりましたし、一つの視点だけでは気づけなかった治療の選択肢が見えてくることもあります。こうした学びの積み重ねが、お一人お一人に合った治療をご提案する力になっていると日々の診療の中で実感しています。
口腔内全体を診て、長い目で歯の健康を守る
初めて来院された患者さんへの診療の流れを教えてください。

まず痛みなどがある場合は応急処置を行い、その後、口腔内全体の検査をするかどうかをお尋ねしています。ご希望の方にはエックス線写真や口腔内写真を撮影し、次回の来院時にカウンセリングを行うという流れをずっと続けてきました。保険診療でも自費診療でもこの流れは変わりませんし、紹介で来られる方にも同様にご案内しています。どの患者さんに対しても説明の時間はしっかり確保するようにしています。痛い箇所だけを治すのではなく、お口の中全体を把握した上で根本的な原因に目を向ける「全体治療」が、歯を長く守るための第一歩だと考えています。この流れに共感していただき、長く通い続けていただけたらと思っています。
患者さんへの説明で大切にされていることを教えてください。
目先の治療の結果よりも、長い目で見たときに何をすべきかを意識して説明することを大切にしています。例えば、歯石除去で来院された若い方の歯並びに問題があれば、将来のことを考えて矯正の必要性をお伝えすることも。というのも、痛みがあるときだけ歯科医院に通うことを繰り返した結果、年齢を重ねてからそのしわ寄せが一気に出てくるケースを数多く見てきたからです。部分的な治療だけが長く続くと、お口全体の状態が把握されないまま問題が静かに蓄積されていくことがあり、ずっと通院していたのに結果的に状態が悪化してしまったという方も少なくありません。こうした変化はすぐには現れないからこそ気づきにくいのですが、若い方には特に早い段階でお話しするようにしています。
歯の健康を長く保つために、日々取り組んでいることはありますか?

歯の健康を長く保つためには、治療と並んで患者さんご自身のセルフケアがとても重要です。当院では歯科衛生士が丁寧にケアの方法を指導し、毎日のお手入れをしっかりと続けていただけるようサポートしています。また、どのような治療を選択するのが良いかについても患者さんと一緒に考え、その方にとって何が最善かを検討するようにしています。歯科衛生士は担当制を取っていますので、カウンセリング後にどのような治療を進めるかを私から伝えた上で、歯科衛生士が担う部分は任せるというかたちで連携しています。治療はこちらが行うものですが、セルフケアは患者さんにお願いする部分です。その両方がしっかりと機能してこそ、歯の寿命は延びていくと考えています。
「ちゃんと治したい」と願う方の受け皿でありたい
地域の方々にとって、どのような存在でありたいとお考えですか?

本当にちゃんと治したいと思って来てくださる方の受け皿でありたい、というのが率直な思いです。実際、ちゃんと治したいと願っている方がたくさんいらっしゃることを日々の診療の中で実感しています。中には、ほかの医療機関で対応が難しいと言われ、紹介を通じて当院に来られる方もいらっしゃいますね。だからこそ、お口の中の状態を丁寧に把握した上で、その方に本当に必要な治療を一つずつ見極めながら進め、歯の健康を長く守っていきたいと考えています。長年この地域で診療を続けてきた歯科医院ですので、これからも患者さんお一人お一人と誠実に向き合い、その信頼にお応えしていきたいですね。
お忙しい日々の中、休日はどのように過ごされていますか?
休日はセミナーに参加するか、ゴルフをしているかのどちらかですね。ゴルフはもう20年くらい続けています。自然の中で体を動かすのは良い気分転換になりますし、一つの趣味を長く続けられるのはありがたいことだと思っています。一方で、休みの日にもセミナーに足を運ぶのは、やはり学び続けることが診療の質を支える土台だと感じているからです。勉強を重ねるほどに見えてくるものがありますし、それが日々の治療にそのまま反映されていきます。その積み重ねをこれからも大切にしていきたいですね。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

歯に痛みがあるときだけ歯科医院を訪れるということを繰り返していると、その場では症状が治まっても、年齢を重ねるうちにお口全体のバランスが崩れてくることがあります。こうした変化はすぐには表面化しないからこそ気づきにくいものです。だからこそ、早い段階でお口の中全体をしっかり検査し、今何が必要かを知っておくことが大切。当院では応急処置はもちろんのこと、お口全体の状態を見渡した上で、将来を見据えた治療のご提案を心がけています。「ちゃんと自分の歯を治したい」とお考えの方にとって、安心して相談できる場所でありたいという思いです。お口のことで少しでも気になることがあれば、一度お話を聞かせてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/42万円〜 矯正/66万円〜 オールセラミッククラウン/13万2000円

