鮫島 主 院長、鮫島 玄 副院長の独自取材記事
医療法人社団 鮫島歯科医院
(日向市/日向市駅)
最終更新日:2026/05/22
宮崎県北部にある日向市駅より東へ車で約6分の場所にある「鮫島歯科医院」は、若者から高齢者まで幅広い世代の患者が訪れる地域密着型のクリニック。父である初代院長から継承し、2代目院長に就任したのは息子の鮫島主(まもる)先生。現在は8歳年下の弟・鮫島玄(げん)副院長とともに診療を行っている。同院は、一般歯科を専門としているのに対し、玄副院長は歯周病が専門。現在は大分県内の歯科医院にも勤務しながら、同院では隔週で治療を行っている。そんな2人に共通している診療理念は「治療の永続性」。一度治療した歯の健康を10年20年先まで保つことを心がけている。そのために虫歯や歯周病治療と予防歯科に注力したいと考えているという主院長と玄副院長に、同院の診療について詳しい話を聞いた。
(取材日2026年1月20日)
父親から受け継いだクリニックを兄弟で守る
お二人が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

【主院長】父が歯科医師だったことが一番の理由です。以前は1階がクリニックで、2階3階が自宅だったので父の仕事を目にする機会が多く、患者さんに寄り添い、患者さんからも信頼されている父の背中を見ているうちに、小学生くらいから自然と歯科医師になりたいと思うようになっていました。
【玄副院長】私も幼稚園くらいの頃から父の姿を見て歯科医師になりたいと思っていましたね。休憩で自宅に上がってくる白衣姿の父に憧れていました。父は地域の方々にとても愛されていた歯科医師だったので、私も患者さんから信頼され、地域に貢伏できる存在になりたいと思い、この道を志しました。
こちらのクリニックはお父さまから受け継いだそうですね。
【主院長】私は大学卒業後、初期研修が終わって宮崎市内のクリニックに勤務した後、実家の歯科医院にて長年父と二人三脚で働いていました。父にはさまざまなことを教えてもらいましたが、2024年に他界してからは副院長とともに頑張っています。父の代と変わらず、ご家族で通院してくださる患者さんもいらっしゃいますが、最近はインターネットで当院を知って来院される若い世代の方も増えています。
【玄副院長】父が他界した年、私は大分県の歯科医院に就職したばかりでしたが、院長一人では大変だと思い、翌年から大分県の歯科医院と当院を行き来するかたちで診療をサポートしています。
2022年に移転されたと伺いました。

【主院長】2022年に移転して大幅にリニューアルしました。以前のクリニックは敷地が狭くて場所もわかりづらく、駐車場も道路を挟んだ向かい側にあったので、患者さんは不便だったと思いますが、現在はそうした問題をすべてクリアして、駐車場も10台分確保しています。移転を決めた当時、まだ父は元気だったので、院内の設計はバリアフリーを意識して一緒に考えました。最もこだわったのは診察室です。以前はオープンスペースで隣の患者さんの声が聞こえていたので、半個室タイプにし、通路にも配慮してプライバシー空間をつくりました。トイレも広く、車いすでも使用できます。
永続性のある歯科治療の実現に向かって
診療方針を教えてください。

【主院長】歯科治療は治療に時間を要し、患者さん自身の理解と治療協力が不可欠となります。そのために当院では、患者さん自身の口腔内の状態を視覚的に確認してもらうことを重要視しています。口の中の写真を一眼レフで撮影し、正常な口腔内と患者さん自身の口腔内を比較しながら、なぜ虫歯や歯周病になったのかの原因と治療方針を伝えるようにしています。また、治療の途中経過も撮影し、少しずつ変わってきている現状を患者さんと一緒に確認することで、治療に対するモチベーションアップを図っています。歯のお手入れに無頓着だった患者さんに口腔内写真をお見せすることで、自分自身の口腔衛生状態に興味を持ってくれたらいいなと思っています。それによって、治療後の定期的な歯のクリーニングにつながってくれたらうれしいですね。
鮫島歯科医院の専門分野について教えてください。
【主院長】主に一般歯科を専門としています。最近は歯周病や補綴に関するセミナーや勉強会に積極的に参加し、多角的な角度から治療にアプローチできるよう日々勉強しています。
特に注力していきたい診療はありますか?

【主院長】副院長が大分県のクリニックからさまざまな知識を持ってきてくれるので、それを参考にセミナーなどに参加し、現在は歯周病を極めたいと考えています。診療方針である「治療の永続性」を実現するためには、まず歯を失う最大のリスクである歯周病をしっかりコントロールすることが大前提となります。虫歯治療後の補綴物についても、精度の高い物を入れることで、病気の再発予防につなげたいと考えています。歯周病のコントロールと、治療後の再発予防、この両輪がそろって初めて、歯を長く残せると考えています。
【玄副院長】私も同様です。特に歯周病は重度になるまでは軽視されがちですが、糖尿病などの全身疾患にもつながる深刻な病気です。診療の現場でそうした患者さんも数多く見てきましたが、それでも自覚のない方が多いのでご自身の口腔内の写真を見せることにしたんです。今後も続けていくつもりです。
患者の歯の健康を支えるため、予防歯科にも注力
休日はどのように過ごされていますか?

【主院長】1歳になる娘と、一緒に近所の公園に行くことが増えました。あとは趣味のゴルフにも時々出かけます。最近少し運動不足で体重が気になり始めたので、食事と運動の両面から気をつけているんです。夕食をヘルシーなメニューにして、暖かい季節になってきたので、仕事帰りに散歩しようと思っています。
【玄副院長】今の趣味はキャンプです。もともと温泉好きなので、温泉のあるキャンプ場だと最高ですね。普段は集中力を使う仕事なので、キャンプ場で焚き火の炎をボーッと眺めて、頭を空っぽにする時間が最高のリフレッシュになっています。最近はゴルフも始めました。運動不足の解消にもなりますし、広々としたコースの中を歩く開放感がとても気持ちいいですね。
今後の展望を教えてください。
【主院長】歯の噛み合わせを含めて口腔全体の診療をできるようにしたいと思っています。将来的にはインプラント治療も取り入れたいですね。患者さん自身の歯を守るために、数年前から注力している予防歯科の必要性をもっと地域の方々に浸透させていきたいと考えています。
【玄副院長】「諦めずに歯を残したい」と強く願っている患者さんの力になりたいですね。他院で抜歯と言われた場合でも、何か救う手立てはないか、全力で考えたいと思っています。万が一どうしても抜歯が必要になったとしても「なぜそうなったのか」を一緒に考え、将来を見据えて患者さんに徹底的に寄り添っていきたいです。また、今後は自由診療の治療やホワイトニングなどの審美歯科も取り入れていきたいです。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【主院長】お口のことで何か少しでも気になることがあれば、どんな小さなことでも気軽に相談してください。私たちは、その場限りの治療ではなく、10年後、20年後も患者さんの健康を支え続け、長く付き合える歯科医院でありたいと願っています。一緒に、大切な歯を守っていきましょう。

