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竹内 作 院長の独自取材記事

相生デンタルクリニック

(名古屋市緑区/相生山駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄桜通線・相生山駅から徒歩2分、6階建てマンションの1階にある「相生デンタルクリニック」。院長の竹内作先生は、この地で四半世紀以上にわたって地域のかかりつけ歯科医師として活躍してきた。CTやマイクロスコープ、レーザー治療器などの診療機器を充実させつつ、自由診療よりも、誰にでも手の届く保険診療をいかに安心・安全に提供するかに尽力する。母校の愛知学院大学で非常勤講師も勤め、若い学生たちに部分入れ歯の作り方を教授するとともに、実際の地域歯科医療、臨床現場で求められることを伝え続けている。若い頃の趣味は鉄道やカメラ、今は自転車で、休みの日にはマウンテンバイクに乗り100キロほど走るという。そんなアクティブな竹内先生の、診療に対する思いなどを聞いた。
(取材日2018年1月18日)

次世代の歯科医師たちにも伝える、とても大事なこと

竹内先生はなぜ歯科医師になられたのですか?

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私の父が医師だったのでずっと医療関係の仕事に親しみは持っていました。ただ外科の勤務医だったために当直や緊急手術などで、小さい頃あまり父と過ごした思い出がないんです。大変そうだなと思ったことと、歯科の世界が面白そうに見えたので、歯科医師をめざすことにしました。歯科医師になってみて、これもとても大変な仕事だけれども、やはり人に接して、その人の健康に直接関われることは魅力的で、ありがたい仕事だと思っています。開業は最初から考えていたわけではなく、大学で補綴の勉強をして、そのまま教えるほうに進むのもいいのではないかと考えていましたが、縁あって大同病院に6年間勤務し、その後地域の臨床に携わりたいと思い当地で開業しました。

現在も大学に行かれているそうですね。

病院勤務時代から週1回大学へ行き、半期は医局で研究活動、半期は基礎実習の講師を務めています。大学4年生課程の模型を使って部分入れ歯を作る授業のインストラクターです。基本に忠実に、1つずつステップを踏んでいくことが大切だと伝えています。例えば、義歯の模型は患者さんの口の中で型を採ってオーダーメイドで作るもので、唯一無二の存在。模型自体、患者さんからお預かりしているものとして大切に扱うよう学生たちに話しています。技工士に義歯の製作を依頼するときは、その指示が的確でなければ不適なものができてしまうかもしれない。だから現場の歯科医師自身がその理論や患者さんの口の中のことをよく理解し、技工士に対して的確に責任をもって伝えなくてはいけません。この姿勢の大切さを学生たちに伝えていくことが私の役割でしょうか。ゆっくりでもいいのできっちりやることが大事だと感じてもらいたいです。

学生さんたちにお話しするような、印象深い患者さんのエピソードはありますか?

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ほぼ寝たきりの患者さんのところに往診に行っていたことがあります。入れ歯が合わなくなり、ご自宅に何度か訪問して新しい入れ歯を作りました。後日、ご家族の方が、夜中に台所でゴソゴソする音を聞きつけたので様子を見に行ったところ、その患者さんが、食べ物を探していたのだそうです。それまで入れ歯が合わなくて食べることもできず、ADL(生活基本動作)もすっかり落ちていた方が、新しい入れ歯を作ってきちんと食べられるようになったことで、食欲も出て歩けるようにもなられた。歯がQOL(生活の質)を保つのにどれだけ重要かがよくわかると思います。

性能にこだわった医療機器を用い、保険診療に注力

いろいろな医療機器を備えていると伺いました。

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CTやマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などがあります。CTは親知らずを抜くために歯の根幹の神経の走行を三次元・立体的に見たいときなど、マイクロスコープは神経切除に際し、歯髄という歯の神経が生えている管を探すときなどに使います。奥歯の歯髄は何本かに分かれており、拡大鏡では見つけるのが難しいのです。CTはインプラント治療用に備えている歯科も多いと思いますが、当院ではインプラント治療は積極的には行っていません。なぜなら、インプラント義歯は寿命がたいへん長く、そのメンテナンスに私が最後まで対応できると限らないからです。またインプラントの土台部分は、金属製のものが歯肉を貫通して外へ飛び出した状態です。それをずっと続けて暮らしていくわけで、感染リスクが非常に高くなると考えています。それを責任をもって管理していかなければなりません。ご希望の患者さんには大学病院などをご紹介しています。

レーザー治療機器はどのようなときに使うのですか?

エルビウムヤグレーザーと炭酸ガスレーザーがあり、エルビウムヤグレーザーは主に歯を削る際に使っています。レーザーで削るとビーンとかガリガリといった振動もなく、特に小さいお子さんなどは恐怖感を少なくできていいと思います。デメリットは時間がかかることなので大きく削るのには向いていませんが、歯石を取ることもできるんですよ。炭酸ガスレーザーは、エネルギーがより強く、歯茎を切るなど外科的治療に適しています。これらの機器は高価なので、導入している歯科は多くないかもしれませんが、歯を削るなどの用途であれば保険診療の範囲内です。

診療上、大事にしておられるのはどんなことですか?

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当たり前のことではありますが、まずは清潔・院内感染対策です。オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)は、私が開業した当時はまだそれほど一般的ではありませんでしたが、導入し、タービンも使用器具も滅菌できるものはすべて滅菌しています。手袋も昔からしていましたね。また、患者さんとのコミュニケーションでは、どんな小さなことでも気軽に尋ねていただけるよう、できるだけオープンな雰囲気づくりを心がけています。治療に関する説明などはほぼ私自身が行っています。CTやマイクロスコープの画像をモニターでお見せしながら説明したり、図を描いてわかりやすくお話ししたりしています。

子どもたち、そして地域の人たちの歯の健康を支えたい

小学校の校医を務めておられるそうですね。

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はい。この近所にある名古屋市立鳴子小学校の校医を務めています。この辺りの団地は高度経済成長期に建てられたので、高齢化が進んでいますが、取り壊されて新しいマンション・住宅が建ち始めて少し子どもの数も増えてきました。最近の子どもたちは昔に比べて虫歯の本数は少なくなりましたが、若年性の歯周病や、歯茎の炎症部分にも注意するようになってきています。歯茎の炎症も歯磨き不足が原因と考えられます。永久歯が生えてきて成長を遂げる小学生の時期は、乳歯と永久歯が混在するので汚れがつきやすいですし、生えてきたばかりの歯は虫歯になりやすいですから、より一層丁寧に磨く必要があります。子どもの頃の歯磨き習慣が大人になってからも影響するので、そういった指導をきちんと行っていきたいですね。

特に取り組まれていることはありますか?

名古屋市では一部の小学校を指定モデル校として、4年生の児童に対してデンタルフロスを使用したケア指導を始めています。春に一度歯茎の状態を調べ、秋に歯磨きとデンタルフロスの指導を行い、それを2〜3週間学校行事として毎日続けてもらい、春の検診結果がどう変わるか、という体験学習をしてもらいます。歯の予防の大切さを、小学生のうちからしっかり指導していこうというその活動に協力させてもらっています。虫歯は自然に治ることはなく、削った歯は弱くなるので、予防は大切なのです。当院でも、私や2人の歯科衛生士による予防指導をしています。訪問診療の経験があり、高齢の方にもわかりやすくはっきりと伝えてくれるスタッフと、子どもやそのお母さんにも優しく伝えてくれるスタッフなので、頼りにしています。

貴院のこれからについてお聞かせください。

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これからも地域の皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています。自分のした仕事に責任を持ち、真摯に患者と向き合っていくという姿勢をこれからも続けたいですね。当院では、補綴から抜歯、矯正など、ほぼ全般的に対応しています。口腔外科の専門的な処置が必要なケースなどでは、適切な病院をご紹介しています。特に愛知学院大学とは密に連携しており、それぞれの分野で高度な治療が必要な場合はつないでいくことが可能です。地域の方たちのホームドクターとして、患者さんにとってベストな選択ができるよう、一層精進していきたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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