相生デンタルクリニック

相生デンタルクリニック

竹内 作院長

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地下鉄桜通線・相生山駅から徒歩2分、6階建てマンションの1階にある「相生デンタルクリニック」。院長の竹内作先生は、この地で四半世紀以上にわたって地域のかかりつけ歯科医師として活躍してきた。CTやマイクロスコープ、レーザー治療器などの診療機器を充実させつつ、自由診療よりも、誰にでも手の届く保険診療をいかに安心・安全に提供するかに尽力する。母校の愛知学院大学で非常勤講師も勤め、若い学生たちに部分入れ歯の作り方を教授するとともに、実際の地域歯科医療、臨床現場で求められることを伝え続けている。若い頃の趣味は鉄道やカメラ、今は自転車で、休みの日にはマウンテンバイクに乗り100キロほど走るという。そんなアクティブな竹内先生の、診療に対する思いなどを聞いた。
(取材日2018年1月18日)

次世代の歯科医師たちにも伝える、とても大事なこと

―竹内先生はなぜ歯科医師になられたのですか?

私の父が医師だったのでずっと医療関係の仕事に親しみは持っていました。ただ外科の勤務医だったために当直や緊急手術などで、小さい頃あまり父と過ごした思い出がないんです。大変そうだなと思ったことと、歯科の世界が面白そうに見えたので、歯科医師をめざすことにしました。歯科医師になってみて、これもとても大変な仕事だけれども、やはり人に接して、その人の健康に直接関われることは魅力的で、ありがたい仕事だと思っています。開業は最初から考えていたわけではなく、大学で補綴の勉強をして、そのまま教えるほうに進むのもいいのではないかと考えていましたが、縁あって大同病院に6年間勤務し、その後地域の臨床に携わりたいと思い当地で開業しました。

―現在も大学に行かれているそうですね。

病院勤務時代から週1回大学へ行き、半期は医局で研究活動、半期は基礎実習の講師を務めています。大学4年生課程の模型を使って部分入れ歯を作る授業のインストラクターです。基本に忠実に、1つずつステップを踏んでいくことが大切だと伝えています。例えば、義歯の模型は患者さんの口の中で型を採ってオーダーメイドで作るもので、唯一無二の存在。模型自体、患者さんからお預かりしているものとして大切に扱うよう学生たちに話しています。技工士に義歯の製作を依頼するときは、その指示が的確でなければ不適なものができてしまうかもしれない。だから現場の歯科医師自身がその理論や患者さんの口の中のことをよく理解し、技工士に対して的確に責任をもって伝えなくてはいけません。この姿勢の大切さを学生たちに伝えていくことが私の役割でしょうか。ゆっくりでもいいのできっちりやることが大事だと感じてもらいたいです。

―学生さんたちにお話しするような、印象深い患者さんのエピソードはありますか?

ほぼ寝たきりの患者さんのところに往診に行っていたことがあります。入れ歯が合わなくなり、ご自宅に何度か訪問して新しい入れ歯を作りました。後日、ご家族の方が、夜中に台所でゴソゴソする音を聞きつけたので様子を見に行ったところ、その患者さんが、食べ物を探していたのだそうです。それまで入れ歯が合わなくて食べることもできず、ADL(生活基本動作)もすっかり落ちていた方が、新しい入れ歯を作ってきちんと食べられるようになったことで、食欲も出て歩けるようにもなられた。歯がQOL(生活の質)を保つのにどれだけ重要かがよくわかると思います。



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