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石原 健也 院長の独自取材記事

石原歯科・矯正歯科

(枚方市/牧野駅)

最終更新日:2019/09/03

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国内外で矯正を専門とする歯科医師に師事し、その腕を磨いてきた石原健也先生。院長を務める「石原歯科・矯正歯科」では、一般歯科に加え、これまで培った技術をもとに審美面に配慮したさまざまな歯科治療を提供している。心がけているのは、歯並びが健康に与える影響を考慮し、できるだけ抜かずに歯を残す治療を行うことだ。呼吸法まで指導して、根本から美しく健康的な歯並びになるよう、努力を重ねる。矯正は長期間に及ぶことから、大変さも感じる反面、奥深くやりがいもあると語る石原院長。日進月歩の矯正歯科について、いろいろと話を聞いた。
(取材日2019年3月14日)

恩師の紹介から広がった矯正歯科の世界

矯正歯科の経験はどのように積まれたのでしょうか?

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大学卒業後は淀屋橋にある歯科医院に勤めたのですが、院長の先輩が矯正歯科専門で開業されていて、その先生を紹介してもらったのが最初です。さらにその先生の紹介で、東京の矯正歯科を研究する施設で学びました。そこでバミューダ島で行われる世界的な学会に参加する機会をいただき、発表もさせてもらいました。その時に出会ったのが、ケスリング先生です。アメリカで3代続いた矯正の歯科医師で、祖父にあたる初代の先生は世界的にも知られた方。シカゴにあるケスリングセンターへも勉強しに行きました。そこで学んだ技術の症例は別の学会で発表し、矯正歯科のテキストに載せてもらいました。

矯正を診療の柱にしようと思ったきっかけを教えてください。

一番最初に矯正を習った恩師から、部分を矯正するためには全体の矯正をやらないとダメだという指導を受けました。もともとはその恩師が、オーストラリアの先生から直接指導を受けたテクニックです。それで私も全体の矯正ができるようになり、これでやっていこうと思ったのがきっかけですね。その頃の話ですが、歯並びの悪い高校生が来られて、お母さんが言うには、この子は口を大きく開けて笑ったことがないと。将来歯周病や虫歯になりやすいし、噛み合わせも悪い。審美的に良くないし、発音にも影響するから矯正したほうがいいだろうということで、矯正治療を行いました。その患者さんは最後は笑って帰ってくれたんですが、こういう形で治療が進めていけたらいいのかなと思いました。

大人の矯正で印象に残っている患者さんはいますか?

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受け口を直したいと治療した女性のケースです。歯並びや顎の位置が正しくないと、姿勢や呼吸にも影響します。その患者さんも審美的に悪いだけでなく、発音も悪いし、肩こりもひどいと言っていました。それで顎を1センチくらい動かすために受け口専用の装置を使って矯正しましたが、親知らずしか抜いていません。日本人の骨格は歯が大きくて、顎が狭いというより発育が悪いという状態なんです。だから本当は小学生の間に治療するほうがいいと考えているのですが、今は材料も良くなったので、大人でも矯正ができます。40代、50代でも歯を抜いてというよりは、最小限の処置で矯正をします。最高齢だと60代の人が矯正されたケースもあります。

呼吸法の改善が歯並びにも影響を与える

歯並びは呼吸とも関係するのですか?

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そうなんです。特に子どもの場合は呼吸の仕方が悪いと思ったら、「あいうべ体操」をするように指導しています。内科の医師である今井一彰先生が提唱しているもので、さまざまな疾患の原因につながるといわれる口呼吸を直すために、口を大きく「あいうべ」と開け、鼻呼吸になることをめざす体操です。口呼吸だと口が開いた状態が続くので、舌位が下がって低くなり、正しく嚥下することが難しいのです。ご飯をいつまでも口に頬張っていて、食べるのにも時間がかかる。下がった舌は歯に当たり強い力で押すので、歯並びにも影響します。逆に鼻呼吸できている子どもは、舌位が上がっています。この体操を1日30回やることで、口輪筋の筋力アップと舌の位置を上げることが期待できます。

そもそも歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

高校の同級生に医療系を希望する人が多くて、自分もその道に進もうと思いました。最初は医学部を考えていましたが、最終的には歯科医師になることにしました。父が大手メーカーでカラーテレビを開発するエンジニアのチームに所属していたことから、同じ理系に進むことも考えて一応国立の工学部も受けていたのですが、奨学金がもらえたこともあって、父から歯科に行かせてやると言ってもらえて。弟は父と同様に理系に進み、半導体の専門家としてメーカーの研究所に勤めています。だから、親族にはまったく医療系はいなくて、僕は本当にたまたま歯科医師になったという感じです。歯科の中でも特に矯正歯科は長いスパンでやっていかないといけないので、なかなか大変です。でもやりがいある仕事だし、奥が深いと思っています。

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんをなるべく緊張させないようにすることですね。アホなこともたまに言ってますけど(笑)。それでも昔は怖いと言われたこともありました。真剣にやってもらいたくて話していたし、当時はちょっと硬かったのかもしれません。今は年齢も上がって、多少丸くなってきたと思います。治療に対しては、親知らず以外は可能な限り抜かない、負担の少ない矯正を心がけています。とても影響を受けた歯科医師の一人で、ジョン・ミューというイギリス人の方がいます。その先生のすごいのは、歯列を整えるためにほとんど歯を抜かないんです。また、矯正のテクニックに加えて、姿勢、口呼吸、頭の位置の3つが大事なことも教えてもらいました。そういう経緯があるので、絶対に抜かないわけじゃないけど、なるべく抜かないという姿勢でやっています。

適した噛み合わせを手に入れて、ハッピーな人生に

一度開業された後、1999年に矯正歯科として改めて開業されていますね。

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いろいろな矯正のテクニックを磨いた結果、看板として出せる自信がついたということです。最近だとマウスピース型装置を使った矯正も行っています。口腔内をスキャンする機器で、矯正の様子を3D画像にしてシミュレーションしていきます。得られたデータは調整して、直接メーカーに送られます。そのデータを元にマウスピース型装置を作成するんです。この装置を10日から2週間ごとに替えてもらって、歯並びを整えることをめざします。今は、型は採らないでこの機器を使いますね。噛み合わせもわかるので、例えば口の中でこの辺りが当たっているから、右肩にも影響がありそうだなということが推察できます。舌側矯正も対応していますが、患者さんの負担が大きい方法なので、マウスピース型装置での矯正のほうがいいのかなと思いますね。

今後の展望や目標を教えてください。

口呼吸の人が鼻呼吸になり、歯並びも良くなって噛み合わせも落ち着く。その結果、その人の人生もハッピーになればいいですね。矯正には患者さん自身のやる気が必要だし、私も根気よくやります。それでも思い描いていた通り100%を実現することはなかなか難しい。現実的には80%くらいのところになるかもしれないけれど、でもなるべく理想の状態をめざしてやっています。8020運動の結果、80歳で20本残っている方は、十数年前の10%台から現在では5割を超えました。それでも80歳で残っている本数の平均で見ると、本来28本あるうちの9本くらいなんです。一方スウェーデンでは25本だし、アメリカでも20本ある。日本でももっと一生懸命ケアしてもらって、自分の歯を残したほうがいいと思います。

やはり歯を残すことが大事なんですね。

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そうですね。例えば奥歯には自分の体重くらいの圧力がかかるんですが、70歳を超えて両方の奥歯が抜けていると、噛み合わせが悪くなって転びやすくなるといわれています。転んで骨折してしまったら、寝たきりにもなりやすい。でも、両方の奥歯のところに入れ歯を入れることで転びにくくなるそうです。先ほどから申し上げているとおり、噛み合わせや歯並びのバランスは呼吸や姿勢とも関係し、健康にも影響を与えます。東京歯科大学の研究では、世田谷区で20年調査した結果、80歳で20本残っている人は歯並びのバランスが良かったそうです。歯並びを良くするのは意味があると思うので、ぜひ皆さんにもご自身の口の中について興味を持っていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正/15万円~、マウスピース型装置を使った矯正/45万円~

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