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船曳 建次 院長の独自取材記事

船曳歯科医院

(神戸市中央区/三ノ宮駅)

最終更新日:2025/09/11

船曳建次院長 船曳歯科医院 main

三ノ宮駅から徒歩2分という好ロケーションの「船曳歯科医院」。平日は19時まで、そして土曜日は15時まで診療しており、地域住民から近隣に勤務する多忙なオフィスワーカーまで、幅広く患者を受け入れてくれる心強いクリニックだ。温かみのあるベージュとブラウンを基調とした院内は、ゆったりと落ち着いた気分で時間を過ごすことができる。「患者さんとの会話を大切にし、患者さんの希望に沿った治療を提供することを第一としています」と話す院長の船曳建次先生。「できるだけ歯を抜かない治療」や「痛みを軽減した治療」など患者を想った丁寧な診療を実践しつつ、これまでの経験を生かして高齢者を対象とした訪問診療にも取り組んでいる船曳先生に、クリニックの特徴や診療のポリシーなどを聞いた。

(取材日2018年10月16日/更新日2025年9月4日)

土曜診療で忙しいオフィスワーカーにも対応

こちらは先生が4代目ということで、歴史あるクリニックだそうですね。

船曳建次院長 船曳歯科医院1

当院を開院した曽祖父、祖父、そして父に続き、現在は私が4代目の院長となります。以前は違う場所で開院していたのですが、阪神大震災を機にビルの老朽化が心配になりまして、10年ほど前にこのビルへ移転してきました。午前中はご近所にお住まいの高齢者、午後からはこのあたりに勤務しているオフィスワーカーが多く来院されています。三ノ宮という土地柄か、自営業や飲食店勤務の方が多いという印象ですね。当院は最寄りの三ノ宮駅から徒歩2分で、三ノ宮駅以外の周辺各駅からもアクセスが良いため、幅広いエリアから患者さんが通院してくださっています。最近はポートアイランドからも患者さんがいらっしゃいますよ。現在は歯科医師含め、合計6人のスタッフで診療しています。

先生の診療ポリシーを聞かせてください。

患者さんの希望に沿った治療を提供することを第一としています。まずは患者さんの要望を丁寧にヒアリングして、一人ひとりに最適な治療を提案しています。当院では患者さんとの会話を大切にしており、治療内容をしっかり説明してご理解いただいた上で治療を行います。口頭で説明することが難しい小さなお子さんには、実際に使用する治療器具を触ってもらって治療を理解いただく「Tell・show・do」を実践しています。また、できるだけ痛みのない治療にもこだわっており、電動注射器を使った麻酔を採用しています。麻酔は歯茎の下の骨に注射するのですが、骨密度は患者さんによって異なります。電動注射器であればどんな密度の骨にも均一の力で押し込めるので、患者さんの感じる痛みを軽減することができます。

平日は19時まで、土曜日は15時まで診療していると聞きました。

船曳建次院長 船曳歯科医院2

お仕事が忙しい患者さんにもゆっくり治療を受けていただけるよう、平日は19時まで、土曜日も15時まで診療しています。18時以降になると、患者さんのほとんどがお仕事帰りの方ですね。平日は仕事が忙しい方には土曜日を中心とした治療計画を考案し、じっくり治療に取り組んでいただくこともできます。仕事が忙しいと、自分の生活スタイルに合った歯科クリニックを探すことが難しいですよね。歯科治療はしたいけれど時間がないという方は、ぜひ当院にお越しいただければと思います。

訪問診療で地域の高齢者を温かく支援

以前は他の歯科クリニックに勤務なさっていたそうですね。

船曳建次院長 船曳歯科医院3

大学を卒業してから3年半ほど、淀川の開業医の先生のもとで働かせていただきました。そこは実践的に学ばせてくれるクリニックで、勤務して1年目から患者さんを診させてもらうことができたのでたいへん勉強になりました。近隣の高齢者施設とも提携しており、私も何度か往診に行きました。そこで認知症の方を含む高齢者を診療したことは、今の訪問診療にも大いに生かされています。何よりもそのクリニックの院長が人格者で、何があっても絶対に怒ったり感情が高ぶったりすることのない方でした。すべての患者さんに対して優しく穏やかに接する院長の姿を見て、「歯科医師とはこうあるべきだ」と強く思いました。

先生が訪問診療に力を入れている理由は何でしょうか?

所属する歯科医師会にて高齢者診療を担当しておりますので、依頼があれば高齢者の患者さんのご自宅や高齢者施設まで往診に行きます。歯科医師や医師、ヘルパー、栄養士など他業種の人間が集まり、地域の高齢者の支援方法を検討する会議にも積極的に参加しています。こういった往診には、過去に高齢者施設で診療を重ねた経験が生かされていると感じます。歯に痛みが出ている場合は痛み止めをお持ちして、入れ歯の破損やかぶせ物が外れた場合にも訪問診療で対応させていただきます。高齢化が加速するとともに、今後は歯科医師も外に出て往診する機会が増える時代になると思います。

できるだけ歯を抜かない治療にこだわっているとお聞きしました。

船曳建次院長 船曳歯科医院4

患者さんにとって歯を抜くことは非常にショックな出来事ですし、それがきっかけで歯科クリニックに悪い印象を持ってしまうこともあるかもしれません。そういった患者さんの心理面にも配慮した上で、できるだけ抜かない治療を実践しようと思っています。重症化した歯周病でもクリーニングを中心に歯周環境を改善し、できるだけ抜歯せずに治療を行います。ご自身の歯を多く残すためには家庭でのブラッシングが重要なポイントになりますので、歯間ブラシやフロスといったケア用品の使い方も含め、患者さんに正確なブラッシング指導もしております。

丁寧な説明で患者の抱える不安感や恐怖感を緩和

先生のプライベートなお話も聞かせてください。

船曳建次院長 船曳歯科医院5

兄も弟も従妹も父も祖父も曽祖父も、周囲はみんな歯科医師という家系で育ちました。中学はテニス、高校と大学6年間はサッカーをしていました。今は子どもが2人いますが、自分と同じく医療の道に進んでいもらいたいと思っています。休日はたまにゴルフに行くくらいで、ほとんどは子どもたちと過ごしており、それが良いリフレッシュになっています。子どもが生まれてからは、いろいろな意味で責任感が増したと思います。あとは、健康のために最近は納豆をよく食べるようにしています(笑)。

治療内容を説明する際に、レントゲンや口腔内写真を活用するそうですね。

患者さんに治療内容をしっかり説明して理解していただくことで、患者さんの抱える不安を和らげることができると思っています。難しい専門用語を使わずに治療内容をわかりやすく説明することに加え、説明の際にはレントゲン写真や口腔内写真を用いるようにしています。事前に撮影した患者さん自身のレントゲン写真や口腔内写真をモニターでご覧いただきながら、言葉だけでなく視覚的にも理解していただけるよう努めています。また患者さんの体への負担を考慮し、デジタルレントゲンを採用しております。

読者へメッセージをお願いします。

船曳建次院長 船曳歯科医院6

忙しい方でも、とにかく定期検診は受けてください。口内の健康を維持するためには毎日のブラッシングが重要ですが、それだけで取りきれない汚れがどうしても口内に蓄積してしまいます。定期検診でそのような汚れを洗浄して、さらに正しいブラッシングを身につけていただくことでより健康な歯を多く残すことができます。3ヵ月から半年に1度を目安に、定期検診を受けていただくことをお勧めします。私の妻も歯科医師なので、いずれは妻にも協力してもらい、二人三脚でやっていきたいと思います。今後はクリニックの内装なども工夫して、さらに良いクリニックにしていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。

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