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平田 純 理事長の独自取材記事

平田歯科医院

(仲多度郡まんのう町/岡田駅)

最終更新日:2021/12/21

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琴電琴平線の岡田駅から車で8分、JR土讃線の琴平駅から15分の場所にある「平田歯科医院」は、1948年の開業以来、地元住民の歯の健康を支えてきた歯科医院だ。現在は3代目の平田純理事長と先代院長の平田正和先生の2人体制で、一般歯科診療を中心に、歯科口腔外科、訪問歯科診療も行い、患者のニーズを幅広くカバー。近年は、近隣地域に移住してくる若い家族も増えたことを受け、小児歯科にも力を入れているそうだ。幼稚園や小学校の校医もしている平田理事長は子どもの虫歯予防について「10歳までに虫歯ができたら保護者の責任」と話し、親子で行う口腔ケアを大切にしている。そんな平田理事長に、クリニックの診療内容や得意分野について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年6月16日)

インプラント治療から顎関節症の治療まで対応

まずは理事長のご専門と得意な治療について教えてください。

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得意としているのは、僕の専門である歯科口腔外科領域の治療です。大学を卒業後は研修医として香川大学医学部附属病院の歯科口腔外科に在籍し、そこで手術はもちろん、さまざまな治療を幅広く経験させてもらいました。そのおかげで、入院が必要な処置以外はほとんど院内で対応できます。一番多い相談はやはり親知らずの抜歯です。あと、過剰歯といって歯茎や骨の中に余分な歯が埋まっている状態があるのですが、それについての相談もありますね。ほかには「歯茎の腫れがひどいから、がんか何かの病気ではないか?」と来られる方、入れ歯は嫌だからインプラントを入れてほしいという患者さんもいらっしゃいます。当院ではインプラント手術ができるよう設備と環境を整え、インプラント治療にも積極的に取り組んでいます。

検査機器、治療機器は、どのようなものを備えていますか?

レーザー機器を導入し、さまざまな場面で活用しています。例えば、歯科口腔外科で抜歯などの処置をする際、歯茎や粘膜の切開に用いています。出血が少なく患者さんの負担が小さく済むので重宝しています。また、舌の裏のひだの部分「舌小帯」が短いことが原因で滑舌が悪くなっているお子さんには、舌小帯の切除をするのですが、舌小帯をメスで切って縫い合わせる治療は子どもにとって大きな負担なので、表面麻酔を行ってからレーザーで切除しています。レーザーのほかには、コンピューター制御でセラミックの修復物を作製していくCAD/CAM冠システムも導入しており、最短でその日のうちにかぶせ物や詰め物を作ることも可能です。また、より正確な骨の中の診断をするために歯科用CTも積極的に活用しています。

口腔外科やインプラント治療以外に力を入れている治療はありますか?

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顎関節症の治療にも対応しています。顎関節症は今までマウスピース型器具を使った治療法が主流で、当院でも使っていますが、あくまでも一時的な使用にとどめ、痛みなどの症状が落ち着いたら原因を探って治療法を検討していきます。実は顎関節症は奥歯の噛み合わせが原因となっているケースが少なくありません。奥歯のかぶせ物や詰め物を入れる際、歯への負担を軽くするためにそれらの修復物を入れた歯の高さが低くなっている場合があるので、少しだけ高くなるように高さを調整していくことで噛み合わせを整えていきます。ずっとマウスピース型器具に頼るのではなく、最終的にマウスピース型器具なしで症状が消えていくのが、当院の顎関節治療のゴールです。

予防を中心に患者の求める歯科医療を提供

患者さんと接するときに心がけていることはありますか?

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患者さんの話をさえぎらずに最後まで聞くことです。これは僕だけでなく、スタッフにも気をつけるよう指導しています。人が話している途中で「この後はこう言うのだろう」と予測して話をさえぎってしまうと、患者さんから見たら「勝手に想像されて話を切られてしまった」となり、不快な思いをさせてしまいますから、患者さんが話しているときは最後までしっかり聞くようにしています。あと、診療についての説明の際はスタッフにも同席してもらい、聞き間違いや意見の食い違いが起きないようにメモを取ってもらっています。その上で患者さんが求めている治療を提案するのが当院の方針です。

口腔ケアについてのお考えを聞かせてください。

口腔内のケアはお口の健康を保つと同時に、全身の健康維持にもとっても重要な要素の1つだと考えています。ここ最近は、歯周病が糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞にも関連していることがだんだんとわかってきているように、お口のケアをすることが体全体の健康や疾患の重症化リスクを下げていくことにもなりますので、患者さんには治療後も引き続きお口のケアで通院していただくようお話ししています。ケアの頻度は患者さんごとに異なりますが、1~3ヵ月ごとに来てもらって状態のチェックをしたら、歯科衛生士が丁寧にクリーニングし、歯の磨き方の指導をします。歯磨きは正しい方法で行っていただければ、たった3分磨くだけでもしっかり汚れが落ちますし、一緒にデンタルフロスや歯間ブラシを使っていただければ、より清掃性も上がります。ただ、患者さんの意識が変わらないといけませんので、予防や歯科医院での定期ケアの大切さを伝えるため、努力しております。

子どもの虫歯予防に関しては、どんなアドバイスをしていますか?

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子どもの虫歯が増えるのは4歳頃からで、それまではほとんど虫歯はありません。たまに親御さんから「子どもが歯ブラシを口に入れるのを嫌がる」という相談を受けますが、その際は無理に歯ブラシを使わずフッ素ジェルで虫歯予防を図ります。フッ素ジェルも最近はフルーツ味などバリエーションがありますので、好きな味を見つけていただければお口を開けてくれるでしょう。ただし、それができるのも3歳頃まで。虫歯ができ始める4歳までに、毎晩寝る前に歯ブラシで歯磨きする習慣をつけましょう。そしてお子さんが小さいうちは、親御さんがチェックして仕上げ磨きをしてあげましょう。これはとても大切なことなので、診療でも「仕上げ磨きを怠ってお子さんが虫歯になったら、それは親の責任ですよ」と少し強めにお伝えしています。また、歯ブラシをどうしても嫌がる子どもさんへの対応方法も、状態に合わせてお伝えしています。

なんでも相談できる歯科医院であり続ける

安心して治療を受けてもらうためにどんな工夫をしていますか?

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院内の衛生管理を徹底して感染症予防を行うのはもちろん、患者さんとコミュニケーションを取ることです。来院してすぐさま「抜きましょう」とか「削りましょう」とは言いません。初診の場合、問診票を患者さんに書いてもらい、飲んでいる薬や体調、どのような症状なのかお口の状態をスタッフがお聞きして内容を歯科医師に伝え、それを受けて歯科医師は症状や痛みが始まった時期や、どんな結果を望んでいるかをカウンセリングで再度確認、精密検査を行うという流れです。そして、診断の結果から治療法を提示し、患者さんが納得してくださったら、ようやく治療がスタートします。ただ、歯が痛くて我慢できないという患者さんは例外で、まずは痛みを取り除く処置を優先します。

先生が歯科医師としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

「歯が痛くて眠れない」「食べられない」という方や「歯がないから噛めない」という方、「歯を白くしたい」「歯並びが悪いから良くしたい」など患者さんの訴えはさまざまです。「ほかの歯科医院では抜くしかないと言われたけれど、この歯を残したいからどうにかしてほしい」と言う方もいます。そうしたお悩みを持つ患者さんに対し、僕たちは持ち得る技術や知識のすべてを駆使して治療を行っていきますが、それが完了し、患者さんに笑顔で「ありがとう」と言われた瞬間は、やはり歯科医師として大きなやりがいを感じますね。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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今のところクリニックを大きく発展させることは考えていません。僕たちが望むのはこの地域に住む皆さんのお口の健康と体の健康です。それを実現できるよう、今までどおり全力を尽くして治療に取り組み、新しい技術や機材を積極的に取り入れ、今までできなかった治療をどんどんと実践していける環境をつくっていきたいと思っています。当院は、地域のかかりつけ歯科医院としてお子さんからお年寄りまで幅広く診療しています。治療や定期検診、歯科衛生士によるケアを受けに、ぜひ足を運んでみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント手術(検査料含む):28万円~、インプラント上部の人工歯:1本5万〜10万円(素材により異なります)、オールセラミッククラウン/9万円、CAD/CAM冠:3万円~

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