北村 和生 院長、北村 恵子 副院長の独自取材記事
北村胃腸科眼科
(日南市/油津駅)
最終更新日:2026/03/09
JR日南線・油津駅より車で約2分の場所にある「北村胃腸科眼科」。日南エリアの地域医療を約30年にわたって支え続けてきた同院は、胃腸・消化器・呼吸器・循環器など内科全般をはじめ、眼科、放射線科、リハビリテーションと幅広い診療に対応し、各分野専門の診療を受けられることが特徴だ。「来院された患者さんには、元気も一緒に持って帰ってもらいたい」と話す北村和生院長は、熊本大学病院の血液内科でがんの診療を担い、その後は宮崎大学医学部附属病院や同大学の関連病院で消化器を中心に内視鏡などの診療に長年あたってきた。今回はそんな和生院長と、眼科を専門とし、宮崎大学医学部附属病院や宮崎県立延岡病院で豊富な手術経験を持つ北村恵子副院長に同院の特徴や診療方針などを聞いた。
(取材日2025年12月17日)
胃腸科と眼科を中心に多様な疾患を診るクリニック
お二人のご経歴をお聞かせください。

【和生院長】代々医師の家系だったこともありますが、自分の腕一本で食べていける仕事に魅力を感じて医師を志望しました。熊本大学医学部卒業後、教授からの誘いで病理学を専攻し、同大学医学部大学院を修了、医学博士の学位を授与されました。その後、血液内科に入局し、白血病などのがんの診療を数多く担当。その後は消化器の分野に興味を持ち、消化管内視鏡を学びました。帰郷後は宮崎大学医学部附属病院の肝臓内科に入局し、肝臓に由来するさまざまな疾患の治療にあたりました。
【恵子副院長】宮崎医科大学で学ぶ中で眼科は診断だけでなく手術で繊細さが求められる点が自分の適性に合っていると考えました。大学時代はバレーボールやバトミントンにも打ち込みました。卒業後は同大学医学部附属病院や宮崎県立延岡病院で研鑽を積みました。当時、女性医師は2割程度で私は結婚・出産後はもちろん、現在も多くの手術を行う充実の日々を送っています。
こちらではどのような診療が受けられるのでしょうか?
【和生院長】当院は、消化器・胃腸・呼吸器・循環器など内科全般、放射線科、眼科、リハビリテーション科と幅広く診療しており、胃と大腸の内視鏡検査やエコー検査などにも対応しています。特に力を入れているのは内視鏡検査です。当院の「全大腸内視鏡検査」は、肛門から内視鏡を挿入して盲腸から回腸末端までトータルに、ポリープや腫瘍などの病変を直接確認できます。胃も大腸も、内視鏡検査はできるだけ時間をかけず、苦しくないようにという思いで取り組んでいます。大腸検査は何もなければ5分程度で終わります。胃カメラでは、患者さんはカメラを無理して飲み込む必要はないので、恐怖心がある方も一度検査を受けていただきたいですね。また、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にも注力しています、運動や食事の指導も行っていますので、お気軽にご相談ください。
副院長の専門である眼科や、ほかの診療科目について教えてください。

【恵子副院長】眼科の一般的な疾患である網膜や角膜の疾患・アレルギー疾患・結膜炎・白内障・緑内障・各種検査・コンタクトレンズのご相談など、目にまつわるさまざまな症状に応じています。白内障の日帰り手術も当院で行っています。また、必要に応じて検査機器を用いた眼底検査や色覚検査など、より専門的な検査も可能です。また、リハビリテーション科は、鍼灸などの東洋医学を専門とするスタッフが担当しています。ぎっくり腰で動けなくなったというような場合もご相談ください。
豊富な経験に裏打ちされた、精密な検査・治療の提案
複数の診療科をまとめて受診される患者さんもいらっしゃいますか?

【和生院長】当院の最大の特徴は、一つの場所で、内科も眼科も幅広い疾患を包括的に診ることができる点です。例えば糖尿病・高血圧・動脈硬化などの疾患は、血液・胃・大腸・網膜まですべて関連してきますから。複数のクリニックに通う手間がないのはもちろんですし、患者さんの費用負担を軽減できる利点もあります。当院のエコー検査は、甲状腺・乳腺・心臓・腹部・前立腺・子宮・卵巣など全身を診ることができますよ。もちろん健康診断や人間ドックにおいても連携して対応します。内科的疾患から眼科領域の疾患につながることもあり、スピーディーに診断ができる点も患者さんにとってメリットだと考えます。
診療の際に心がけていることはありますか?
【和生院長】来院された患者さんには、「元気」も一緒に持って帰ってもらうことを心がけていますね。健康上のお悩みがあって来院されるので、患者さんは落ち込んでいらっしゃる方も多いのですが、「気持ち次第でどうにでもなりますよ!」と、明るく声をかけるように努めています。ご高齢の患者さんにも「先生に会って元気が出ました」と言って帰っていただけるような関わり方を一番大切にしています。あとは検査や投薬は最小限にすること、そして患者さんをできるだけお待たせしないことを心がけています。私自身の子どもも、よほどの状態でない限り薬は出さない方針で育ててきました。年齢を重ねて闘病が長くなると、薬が次々と増えてしまって困惑している方もいらっしゃるかと思いますが、当院の患者さんには、薬や治療法を過剰にしない方針で対応し、本当に必要なものを見極めるご相談にも乗っています。
恵子先生はいかがですか?

【恵子副院長】眼科では、まずは診察や検査で見えない原因をはっきりさせます。その上で、治療方針をどうするのか、手術をするのかどうか、手術が必要な場合は術前術後の対応まで、詳細内容をご相談して決めていきます。患者さん一人ひとりの状態やご希望に合わせて、丁寧に対応することを心がけています。目の病気の治療・手術には、外眼手術や涙道内視鏡手術など、さまざまな種類があり、治療・手術や選択肢を可能な範囲で広げていきたいと考えています。
【和生院長】副院長とは大学病院の勤務医時代に知り合い結婚したのですが、私がその後に開業を決意して、一緒にクリニックをやってほしいと誘いました。副院長の手術を見ることもありますが、本当に器用です。「指輪はいいからダイヤモンドのメスが欲しい」と言われたくらい、副院長はこの道の専門家です。
健康を守るため、地元・日南に貢献し続ける
洗練されて重厚感のある外観デザインが特徴的ですね。

【和生院長】開業は約30年前で地元であるこの土地と縁があり、当時まだ幼かった子どもを育てていくことも考えて開業を決意しました。アカデミックなデザインの建物にしたいと考え、パルテノン神殿をイメージして設計してもらいました。宮崎のさまざまな建築物を見て回り、気に入った建物を設計した設計士さんを自ら探して依頼しました。院内は内科と眼科とリハビリテーションの3つが交錯しないように動線を工夫しています。発熱の患者さん専用の入り口もあるため、さまざまな目的で来院される患者さんにとって安心だと思います。
お二人のご趣味などのお話も伺えますか?
【和生院長】趣味は読書、音楽、映画、エッセイ執筆です。また、子ども4人が独立してからは断捨離をして家の整理整頓もよくしています。運動も心がけているので、腹筋・腕立て伏せ・スクワットを各100回が日課です。夫婦の共通の趣味はガーデニングですね。
【恵子副院長】20年前にわが家に屋上庭園を作り、そこでは主にバラを育てています。あとは、私は早起きして野球中継などを見ながら料理を作ることが日々のルーティンです。日南市は海産物・野菜・果物など食材が豊富なので食卓に旬の物をおいしく出したいとレシピを調べて料理を楽しむ日々です。
読者へメッセージをお願いします。

【和生院長】胃腸や消化器の疾患は、症状がなく気づかない間に進行してしまうことがあります。そのため、何も症状がなくても自分の健康を過信せず、数年に一度は胃と大腸の検査を受けることをお勧めします。内視鏡検査には「苦しい」「つらい」などのイメージを持つ人も多いのですが、当院ではできるだけ「あっという間で苦痛を抑えた検査」を心がけています。また、胃カメラやエコー検査は、日曜・祝日以外、毎日対応しており、食事を抜いて来てもらえれば予約なしでも対応可能です。
【恵子副院長】緑内障や糖尿病による網膜症の患者さんは、症状を悪化させないように定期検査と治療を続けていくことが重要です。今は目薬だけでなく、注射やレーザーなどさまざまな治療を組み合わせることも可能です。患者さんの立場に寄り添って治療のご提案しますのでお困り事がありましたらご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック:市町村共済 日帰りドック/4万2000円
※あくまで一例であり、料金については実施する項目により異なります。詳細は当院までご相談ください。

