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実吉 安信 副院長の独自取材記事

実吉眼科医院

(久留米市/西鉄久留米駅)

最終更新日:2023/11/15

実吉安信副院長 実吉眼科医院 main

西鉄久留米駅から徒歩1分というアクセス抜群な立地にある「実吉眼科医院」。同じビル内に眼鏡サロンとコンタクトレンズ販売店が隣接されており、地域住民や働き世代にとっての通いやすさも魅力だ。クリニックの強みは、診療の幅広さ。実吉安英院長と実吉安信副院長が親子で診療を行い、現在は安信先生を中心に、専門とする緑内障の治療に力を入れながら、視力低下や白内障など目に関するさまざまなトラブルに対応している。近視の視力補正を図るためのオルソケラトロジーなども取り入れ、幅広い世代の目の健康を守ると同時にQOLの向上のサポートに努める同院。患者に安心感を与える穏やかな口調で話す安信先生に、クリニックの診療方針や今後の展望などについてじっくり話を聞いた。

(取材日2023年10月12日)

困ったときにすぐ相談できる、目のかかりつけ医

初めに、クリニックの歩みや先生が医師をめざしたきっかけについて教えてください。

実吉安信副院長 実吉眼科医院1

当院は、1962年に私の祖父が開業しました。30年前に現在の場所に移り、先端の技術や機器を取り入れながら町の眼科クリニックとして診療を続けてきました。医師をめざしたきっかけですが、子どもの頃から祖父や父の姿を見て育ち、物心ついた時には「自分も医師になりたい」と思うようになっていましたね。眼科は、医療の中でも専門性の高さが必要とされる分野ですから、地域には欠かせない存在だと考えています。また、生活において目はとても大切な役割を果たしていて、QOLに直結している部分でもあります。年を取るにつれて誰でも白内障や緑内障などのリスクがありますから、患者さんの豊かな生活を支えるためにも地域に寄り添った治療を心がけています。

先生のこれまでのご経歴をお聞かせください。

大学を卒業後、久留米大学病院に入局し、小倉記念病院をはじめとした関連病院で白内障や緑内障、硝子体や眼瞼下垂症の手術など、幅広く経験を積みました。専門としているのは緑内障の治療です。その他にも、ぶどう膜炎や未熟児網膜症など特殊な分野にも長く携わってきました。これまで勤めてきたのは地域の総合病院でしたので、クリニックから紹介を受けた難しい症例などの手術も多くありました。現在は父と2人で診療にあたっているのですが、何でも相談しやすいというかかりつけ医としての良さを残しながら、これまで培ってきた専門性の高さを生かし、緑内障の治療にさらに力を入れて行きたいと考えています。眼圧の測定や視野の検査、目薬の適切な使い方のアドバイスなども続けていきたいですね。

クリニックにはどのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

実吉安信副院長 実吉眼科医院2

近隣にお住まいの方を中心に、西鉄天神大牟田線沿線の方も多く通われています。遠くですと三潴や大牟田、大分の日田、佐賀の鳥栖など。年齢層としては子どもから高齢の方までさまざまですが、多いのは高齢の方ですね。主訴は、視力低下や白内障、緑内障などの相談から、若い方や働き世代の患者さんですと、コンタクトレンズの処方やものもらいの相談、近視を治療するためのオルソケラトロジーといったご相談です。月に1回、斜視や弱視の専門の先生に来てもらっていて、その日はお子さんが多くなっています。白内障や緑内障の日帰り手術も行っていますので、他院から紹介されていらっしゃる患者さんも少なくありません。当院は、西鉄久留米駅からすぐの場所にありますし、車の方には提携の駐車場も用意していますから、近くの方も遠方からの方もどのような方でも通いやすいと思います。

緑内障の早期発見に注力。正しい情報発信にも努める

ご専門である緑内障について伺います。なりやすいのはどのような人ですか?

実吉安信副院長 実吉眼科医院3

家族に緑内障の患者さんがいる方や近視が強い方は、緑内障になりやすいとされています。決して珍しい病気ではなく、40歳以上の20人に1人が緑内障といわれ、日本人が失明に至る原因の第1位となっています。放置すると失明のリスクがある一方、症状が出にくい病気のため、自覚した時にはかなり進行してしまっているパターンがほとんどです。そのため、なるべく早い段階で発見し、治療につなげることが重要です。当院はコンタクトレンズの処方で来られる方が多いのですが、それはつまりは近視の患者さんが多いということで、念のため眼底の神経の状態などを確認し、必要であれば詳しい検査を追加するなど、日頃から緑内障の端緒を見逃さないよう努めています。

緑内障は、具体的にどのような治療を行うのでしょうか?

緑内障は治癒することのない病気です。そのことから、緑内障=失明というイメージを持っている人もいるかもしれません。視野を元に戻すことはできませんが、眼圧を下げることで進行の抑制を図り、今の状態を維持していくことは望めます。一方で、治療に難しさがあるのも事実です。手術もできますが、あくまで眼圧を下げるためのもので、中には手術を受けても症状が進行してしまう方もいます。手術によってより見えづらくなることもあり、重症度や患者さんの希望に沿って、一人ひとりに合わせた治療計画を立てる必要があります。近年では、低侵襲緑内障手術が広く行われるようになってきており、当院でも適応や希望に応じて積極的に行うようにしています。緑内障のリスクを発信すると同時に、病気に関する正しい情報を伝えていくことも、眼科医としての重要な役割だと考えています。

オルソケラトロジーを希望される方も多いとか。

実吉安信副院長 実吉眼科医院4

オルソケラトロジーとは、夜間に特殊なコンタクトレンズをつけて就寝することで、角膜の形状を整えることをめざす治療法です。近視そのものを治すことはできないものの、日中は裸眼で過ごすことが期待できます。そのため、日中コンタクトレンズの乾燥が気になるという方や、スポーツをする方には特に向いている治療法になります。また、10歳前後で希望されるお子さんも増えています。ただ、ハードコンタクトレンズを使用するため管理が難しいという一面もあり、当院では、小学校高学年くらいからの使用をお勧めしています。当院では2003年8月~2023年10月まで864件の症例を対応しています。今までの経験を生かし治療にあたっておりますので、安心してご相談いただけたらと思います。

目に関するさまざまな悩みや不安に対応していきたい

治療だけでなく、検査や大学病院との連携にも力を入れているそうですね。

実吉安信副院長 実吉眼科医院5

検査に関しては、眼底写真を散瞳せずに撮影できる機器を導入しています。通常、散瞳すると4~5時間は視界がぼやけて見えづらくなるため、車の運転などができなくなりますが、この機器を使うことで、糖尿病網膜症の方など車で来られた場合にも眼底写真の撮影が可能です。こうした機器の活用が、患者さんの通いやすさにつながればと思います。さらに、当院は久留米大学病院とインターネットでカルテの情報を共有できるシステムを利用しています。当院では難しい症例や大きな手術が必要な場合には、このシステムを通じて連携を取りながら、患者さんが適切なタイミングでスムーズに手術を受けられるよう努めています。

診療の際、心がけていることを教えてください。

まずは、患者さんが症状や不安を話しやすい雰囲気づくりです。「こんなこと話してもいいのかな?」と思っていることの中に、症状の原因や病気の端緒が潜んでいることもありますから、患者さんの話はできるだけじっくり聞くようにしています。特に緑内障の場合、失明の不安や治らないことへのストレスを抱えている方も多いため、細かくコミュニケーションを取りながら、患者さんの思いを受け止められるよう心がけています。今は手術もいろいろな方法がありますので、「少しでも長く今の見え方を残していくことが大切」と伝え、時には、残された視野を使って生活するアドバイスをご案内します。そうして、患者さんが少しずつ病気と向き合っていけるようお手伝いをさせていただきたいと思っています。

今後の展望と、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

実吉安信副院長 実吉眼科医院6

現在の場所に移ってから30年がたちましたので、近々院内リニューアルを構想しています。手術に関しても設備をさらに充実させ、白内障や緑内障以外にも対応できるよう範囲を拡大していきたいです。引き続き、何でも相談しやすい雰囲気を大切に、一般的な治療から手術まで可能な限りさまざまな事象に対応できる眼科であり続けたいと思います。同じビル内に眼鏡サロンとコンタクトレンズ販売店も隣接していますので、目に関して少しでも心配なことがあれば、いつでも頼ってください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/15万4000円~18万7000円
※別途検診料が必要になります

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