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清水 正賀 理事長、清水 聡孝 院長の独自取材記事

しみずクリニック

(福岡市南区/大橋駅)

最終更新日:2021/03/31

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西鉄大橋駅から徒歩8分。木漏れ日を感じる公園の隣にあるのが「しみずクリニック」だ。理事長の清水正賀先生が同院を開業したのは1991年。肝臓専門の先生のもとにはC型肝炎などの相談が多く寄せられた。2019年には息子である清水聡孝先生が合流し、内視鏡検査、エコー検査、在宅診療にも対応。小児科では過敏性腸症候群などの腹痛症状をもつ子どもも多いという。「話したいことがあればいつでもおいでと声をかけると、学校帰りに来てくれることもあるんです」と聡孝先生。幅広い年齢層に対応する同院では患者との対話を非常に大切にしている。「悩みを聞かないと治療はできませんよね」と話すのは正賀先生だ。今回は経鼻・経口内視鏡の違いやエコー検査のメリットなどについて、2人に語ってもらった。
(取材日2020年11月13日)

生活習慣病から子どもの心因性の症状まで、幅広く対応

クリニックの成り立ちや患者層についてお聞かせください。

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【正賀理事長】私が開業したのは1991年のことなので、もう30年近く前になります。大学卒業後は福岡大学やニューヨークのマウントサイナイ医科大学で研鑽を積み、その後クリニックを開業しました。当時はB型・C型肝炎の患者さんも多かったのですが、今は薬ができたのでだいぶ減りましたね。現在、肝臓で相談が多いのは肥満やアルコールによる不調です。禁煙の外来も早いうちに始めました。全般的には生活習慣病に関わるご相談が増え、糖尿病、高血圧、脂質異常症などが圧倒的に多いという印象です。内視鏡検査も行っているので、胃がん・大腸がん検診を目的にいらっしゃる方もいます。日帰り大腸ポリープ切除目的の方もいらっしゃいます。ED治療、AGA治療も行っています。開業当初はホームページもなかったので、もっぱら患者さんのクチコミでの来院が多かったですね。

クリニックでは小児科にも対応していらっしゃいますね。

【聡孝院長】健診や予防接種を目的に、患者さんのお孫さんなどが足を運んでくれています。もちろん一般診療も行っています。最近多く感じるのは腹痛を訴えるお子さんですね。過敏性腸症候群といったストレスが原因となりえる病気も増えてきています。体も小さく、負担になるので内視鏡検査は無理はせず、その分血液検査と問診をしっかりと行った上で診断をするのですが、親御さんと一緒に来てなかなか正直にストレスの原因を話せないお子さんには、「後でまた一人で来ていいよ」と耳打ちすることもあります。そうすると数日後、学校帰りなどにひょっこり顔を出して、「学校に行きたくない」「習い事が嫌い」など、こっそりと教えてくれることもあるんですよ。また新型コロナウイルスに関する悩みは年齢を問いませんね。高齢の方でも不安を訴え、心療内科に紹介したケースもあります。

院長がクリニックに合流されたのは2019年だとか。

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【聡孝院長】手稲渓仁会病院、米海軍横須賀病院では英語力を、神奈川県の湘南なぎさ診療所では在宅医療の基礎を、福岡東医療センターでは内視鏡検査の基礎を、新古賀病院では肝臓・胆のう・膵臓を中心とした消化器全般の知識・手技を、アメリカ・カリフォルニア大学のアーバイン校に臨床留学し超音波内視鏡検査を中心としたエビデンスに基づいた医療を学ぶなど、久留米大学を卒業した後はさまざまな場所で経験を積みました。内視鏡検査はある種外科的な要素も含んでいて進路選択の要素になりました。父は必ずここを継いでほしいとは言いませんでしたが、心のうちではずいぶん前からここに戻る選択肢を選んでいたのだと思います。英語での診察も可能なので、今後は外国からの患者さんにもアピールできればと考えています。

適切な検査を実施し、病気の早期発見・予防へつなげる

その内視鏡ですが、経鼻・経口、それぞれのメリットなどをお聞かせください。

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【正賀理事長】経鼻の場合は基本的に鎮静剤を使わないので、検査が終わるとすぐに帰れたり、仕事に行けたりするというメリットがあります。今の内視鏡はスコープが細くとも画質がかなり良くなっていますから、手早く済ませたいという方にはお勧めでしょう。経口の場合は、経鼻が苦手だという方や、鎮静剤で眠ってしまいたいという方が適しています。いずれも患者さんのニーズに応じて、それぞれのメリットを説明しています。また、当院ではエコー検査にも力を入れています。糖尿病患者さんのがんリスクはそうでない方よりも高いとされていて、そのため年に1回の検査は欠かせないと考えています。

エコー検査はどのようなときに用いるのですか?

【聡孝院長】エコーでは肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、膀胱、男性の前立腺、女性の子宮・卵巣などをくまなく診ていきます。患者さんの負担がほとんどない一方で、がんなどの病変の早期発見にはとても有用です。例えば、卵巣は10cmほどの腫瘍があったとしても自覚症状がない方もいらっしゃいます。腎臓がんも5cmほどの大きさになっても気づきにくいのですが、そういった隠れた疾患を早めに見つけるのに役立つのです。理事長は肝臓専門ですから、B型・C型肝炎の方にがんの発生がないかなどのふるいをかけ、どう対処するかを見極めるのに用います。お子さんの腹痛にも活用することもあります。子どもの体には負担がかかるので内視鏡検査ができない分、エコー検査が活躍しますね。

全年齢層に使えるのがエコー検査なんですね。

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【正賀理事長】他にも、背中が痛いと訴える患者さんの尿管結石を見つける際にも役立てています。アルコール性の肝障害から肝臓がんになるという患者さんも多く経験しました。非アルコール性脂肪肝炎とがん発生との関連性も報告されています。脂肪肝は会社の健康診断で引っかかる人も多く、健康診断で指摘されたら、ぜひ早めに来院して予防に努めてほしいと思っています。年に1回の腹部エコー検査、上部内視鏡検査、検便などを行った上で、今後の方針を見極めていきたいと考えています。

患者との対話から生活背景を知り、俯瞰的な治療を実施

最近は在宅診療にも力を入れておられるとか。

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【聡孝院長】高齢になったかかりつけの患者さんの中には、在宅医療を選択する方も増えてきました。地域のケアマネジャーさんから新規のご紹介をいただくこともあります。外来診療の合間をぬって対応していますが、お一人お一人に時間をしっかりかけています。糟屋郡須恵町で開業した次男、日本皮膚科学会皮膚科専門医の三男とも連携を取りながら、在宅医療を希望される患者さんの対応をしています。今後ニーズはより増してくると考えられるので、在宅医療、そして内視鏡検査・エコー検査を用いた早期発見・予防というのが当院の柱になってくるのだと思います。

先生方が診察で心がけていることは何でしょうか?

【正賀理事長】患者さんの話を親身になって聞くことです。最初は少し具合が悪そうに見えたとしても、「話しているうちに気が楽になったよ」と言う患者さんもいらっしゃるんですよ。当然ながら症状に変化はないか、新しい訴えがないかなどはきちんと精査します。けれど、どんな生活を送っているのか、その中でどんな楽しみを見つけられるかといった話も、患者さんを知り、ひいては診断を行うためには重要です。患者さんのバックグラウンドにこそ病気のヒントが隠れていることもありますからね。お話しいただいた内容を外に漏らすことは絶対にしませんし、俯瞰して全体的な診療を行うことが大切だと考えています。患者さんの内面のケアは、私も院長も得意だと思いますよ。

患者さんと一緒に解決法を探していくのですね。

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【聡孝院長】知識・技術・傾聴力の3つがそろっていることは当院の大きな強みです。何度か通っているうちに自然と話したくなったという方もたくさんいらっしゃいます。待合室には無線LANを設置して、できる限り患者さんの居心地が良いようにと環境も整えています。過敏性腸症候群のように悩み・ストレスが誘引になることもあるので、お伝えしたいのはやはり、なんでも相談してほしいという点ですね。ただ治療だけのために病院に通うだなんて、寂しいじゃないですか。対話をしながら、皆さんのニーズに応じた良質な医療を、これからも理事長や弟たちと連携しながら提供していきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

消化器精査検診
(腹部エコー+胃カメラ+大腸カメラ) 2万6000円
(胃カメラ+大腸カメラ) 2万3000円
(腹部エコー+大腸カメラ) 1万8000円
(腹部エコー+胃カメラ) 1万3000円

AGA治療5700円~
ED治療1000円~
※要問い合わせ

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