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山下 司 院長の独自取材記事

山下司内科クリニック

(福岡市博多区/祇園駅)

最終更新日:2026/03/10

山下司院長 山下司内科クリニック main

祇園駅・博多駅から徒歩圏内で通いやすい「山下司内科クリニック」。1998年の開業以来、専門の糖尿病治療を中心に、地域住民や働く世代が気軽に立ち寄れる「健康の身近な拠り所」として親しまれている。「糖尿病の治療は長期戦になるため、すぐに結果が出ない時期もあります。そんな中で、患者さんご自身が自らの体に気づきを得て、自然と前を向けるようにそっと伴走していく。それが当院のスタイルなんですよ」 おおらかな笑顔で患者さんの背中を押す山下院長。「病気を決してマイナスに捉えないで」と優しく導く人柄や、患者の日々の負担をスマホアプリ等の活用で軽減する独自の工夫について、じっくりと話を聞いた。

(取材日2024年9月25日/情報更新日2026年3月5日)

オフィス街にある「いつでも相談できるかかりつけ医」

とてもアクセスのいい場所にありますね。

山下司院長 山下司内科クリニック1

祇園駅の5番出口すぐ、博多駅からも徒歩圏内というアクセスの良さもあり、当院には実に多様な患者さんがいらっしゃいます。周辺のオフィス街でお勤めの方をはじめ、出張中に急に体調を崩された方、定年退職後も長く通ってくださる方など背景はさまざまです。主訴も幅広く、風邪や急な腹痛・頭痛などの日常的な不調から、会社の健康診断結果に関するご相談、そして私の専門である糖尿病治療まで多岐にわたります。内科全般を広くカバーし、地域の皆さんが最初に頼れる「相談窓口」となることこそ、当院のような開業医の最大の使命だと考えています。

先生のご専門は糖尿病治療と伺いました。

「糖尿病=食べ過ぎによる生活習慣病」というイメージが強いかもしれませんが、それは事象の一部にすぎません。本質的には全身の血管にダメージを与える病気であり、心筋梗塞・心不全・心房細動などの心疾患、神経障害・脳梗塞などの脳神経疾患をはじめ、腎臓病、網膜症、緑内障、白内障、さらには骨粗しょう症や認知症までも引き起こし得る恐ろしい「全身疾患」なのです。私がこの分野を深く探求するようになったのも、まさにそれが理由です。専門は糖尿病ですが、幅広い内科的疾患を俯瞰し、当院で治療を完結できるか、経過観察とするか、あるいはより高度な検査設備のある病院へつなぐか。その最適な道筋を示すことが、山下司内科クリニックの重要な役割だと考えています。

「オフィス街にあるよろず健康相談所」といった役割もあるんですね。

山下司院長 山下司内科クリニック2

はい。当院では、糖尿病治療の患者さんも含めて、あえて完全予約制にはしていません。お仕事中に急変されることもありますし、定期通院が必要な方も多忙な方が多いからです。「そろそろ1ヵ月たつし、今日の昼休みなら行けそうだ」と思い立った時に、すぐ立ち寄れる柔軟な環境を大切にしています。糖尿病治療では「食事を抜いてきてください」と指示されがちですが、当院では食事の有無も問いません。慢性疾患の治療においては、何よりも「無理なく通院を継続していただくこと」が最優先だからです。また、せっかく足を運んでいただいたのに休診ではがっかりさせてしまうため、近年はSNSを積極的に活用し、臨時休診やインフルエンザワクチンの開始時期などのお知らせをリアルタイムで配信しています。

糖尿病であることをマイナスに捉えすぎない

治療の際に心がけていることは何でしょうか。

山下司院長 山下司内科クリニック3

患者さんの声に深く耳を傾け、決して一方通行の指導にならず、その方の本当の思いに応えることです。人と人との対話としてごく当たり前のことですよね。仕事の合間に急いで症状だけを抑えたいのか、ずっと気になっていた不安をしっかり検査したいのか、それぞれの潜在的なニーズをくみ取ることが大切です。 加えて糖尿病治療においては、治療そのものがスティグマにならないよう細心の注意を払っています。「糖尿病=日頃の自己管理が悪い」と決めつけられがちですが、標準体型で食事量が多くない方でも、遺伝的要素で発症するケースは少なくありません。「自分は糖尿病だから駄目なんだ」と患者さんが尊厳を傷つけられたり、強い治療が必要な方が不当な環境に置かれたりしないよう、医療者として社会的な配慮を持つことが非常に重要です。

患者さんは糖尿病についてどう考えればいいのでしょうか?

「糖尿病を自分の特性の一つとして受け入れ、上手に付き合っていく」という意識を持っていただきたいですね。過去にも感染症や遺伝的疾患による医療スティグマは存在しましたし、今もゼロではありません。糖尿病は決してその人の「駄目なところ」ではなく「一つの特性」であると理解できるよう、正しい知識を身につけていただくことも立派な治療の一部です。事実、近年では糖尿病治療に真摯に取り組んでいる方のほうが、かえって長生きにつながるというデータもあるようです。日々の運動や食事に気を配り、ご自身の体というシステムの管理に意識を向けるようになるからこそ、そうした素晴らしい結果につながるのでしょう。

糖尿病だから駄目と決めつけず、一緒に生きていく意識を持ってもらうのですね。

山下司院長 山下司内科クリニック4

ええ。あくまでご自身の特性の一つと捉え、長期的な視野で付き合っていくことが鍵となります。ですから、私も診察室では過度に深刻な雰囲気をつくらないよう心がけています。ただし、患者さんの認識が甘すぎる場合には、「このままだと将来的に心疾患や脳疾患のリスクが高まりますよ」と、科学的な事実に基づきはっきりとお伝えします。一方で、「少し糖質を減らしましょう」とアドバイスしただけで、一切の糖質を断ってしまう極端な方もおられます。大切なのは、患者さんお一人お一人のライフスタイルに合わせ、バランス良く、そして何より「無理なく継続できる」最適なアドバイスを丁寧に行っていくことですね。

患者と一緒に考え、その人らしいやり方を見つけていく

具体的にどんなアドバイスをされるのでしょうか?

山下司院長 山下司内科クリニック5

学生時代を思い返していただくとわかりやすいのですが、他人から「勉強しなさい」と強制されても長続きしませんよね。ご自身で「この学校に行きたい」と目標を持つからこそ続くものです。治療もまったく同じで、患者さんご自身が自らの体の変化に「気づき」を得て行動しなければ、真の結果には結びつきません。例えば高血圧を指摘され、毎日血圧手帳をつけているうちに「今朝は血圧が高いな」とご自身で気づく。そこで「前日にお酒を多めに飲んだからかも」と思い当たり、自然と飲酒量をコントロールするようになる。そうした前向きな生活の中で「ジムやヨガに通ってみたい」と思われたなら、「それは素晴らしいですね!」と、思いっきりその背中を押して差し上げたいと考えています。

スマホアプリなどのデジタル技術も活用されているとか。

ええ。例えば、2週間腕に装着し続ける連続血糖測定器があります。血糖値が上下するとアプリを通じてスマホに通知が来る仕組みで、「さっきの食事が原因だ」とご自身の行動と結果の因果関係に気づきやすいんです 。私自身もたまに装着しますが、通知が来るとハッとさせられますよ(笑) また、健康診断の結果は専用のスマホアプリにお届けするシステムも導入しています。お忙しい方でも手軽に確認できますし、他院を受診される際にもすぐに見せられます。他にも、シールのように胸に貼るパッチ型の心電図も取り入れました。シャワーも浴びられますし、10日間の精密なデータが取れます 。郵送でやりとりできるので、来院の手間も省けます。睡眠時無呼吸症候群の検査もご自宅で負担なく行えるものを導入しており、先進技術を用いて「いかに患者さんの負担や通院の手間を減らせるか」は、当院が常に力を入れているポイントです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山下司院長 山下司内科クリニック6

糖尿病の専門治療はもちろんですが、皆さんの身近な内科クリニックとして、日々のちょっとした体調不良や、帯状疱疹や肺炎球菌、インフルエンザ、新型コロナウイルス、子宮頸がんなど各種ワクチン接種のご相談にも幅広く対応しています。自治体によってはワクチンの補助制度などもあるため、そういった有益な情報を知りたい方もぜひお気軽にご相談にいらしてください。それに、当院のスタッフは皆明るく和やかで、何より採血の技術には絶対の自信を持っています。健康診断や検査の際も、どうぞ安心してご来院ください 。糖尿病のこと、そして未来の健康のこと。私たちと一緒に考えながら、より良い人生の道筋を探していきましょう。