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鍋島 崇寛 院長の独自取材記事

眼科鍋島医院

(北九州市小倉北区/小倉駅)

最終更新日:2021/10/18

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小倉駅南口から徒歩10分。1899年に開業し、120年以上の歴史をもつのが「眼科鍋島医院」だ。現在は4代目院長である鍋島崇寛先生と、3代目の前院長とニ診体制を取り、外来診療、手術、学校健診など幅広く対応している。同院が特に注力している治療の一つには白内障がある。「白内障は年齢を重ねれば誰でもかかる可能性がある病気。今後自立した高齢者をめざすならば、まず白内障の手術を受けてほしいと考えています」と、先を見据えた治療を提案する。歴史あるクリニックとしての役目を負う同院の院長として何を感じ、何を提供していくのか、鍋島院長に話を聞いた。

(取材日2021年5月13日)

4代続く眼科。進歩する医療の正しい情報を伝え続ける

先生で4代目と、歴史のあるクリニックだと伺いました。

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1899年、和暦では明治32年に開業し、120年以上の歴史があります。2018年には私が院長を引き継ぎ、4代目となりました。「8歳の頃からここに通っているよ」という80歳の方もいらっしゃいますが、この方だと大先生、つまり前院長の私の父もまだ生まれていないので、2代目の先生の頃から通ってくださっているということになりますね。昔は山口県や大分県など遠方からも通っていた方もおられたそうです。それくらいに歴史があり、地域の方に信頼されているクリニックなのだと感じています。現在は大先生と私のニ診体制で治療にあたっています。やはり大先生にはまだまだ根強いファンがいるのだと実感しますし、大先生と2人で分担することで、余裕をもって診察ができています。大先生はあまり口を挟まないタイプなのですが、信頼してくれていると肌で感じていますよ。

前院長とはどのように分担されていますか?

まずは外来の診察です。天気のいい日などは患者さんの人数が多いので、ニ診体制になることで患者さんお一人にかける時間にかなり余裕が生まれました。現在、特別に希望がない方は早く診れる方が担当します。主訴は目のかすみや二重にみえるなどの視力低下から、ゴロゴロとして痛みがある、まぶたの腫れ、コンタクトレンズを購入したい、花粉や黄砂でのアレルギーといった時期的な悩みまで幅広くあります。また年齢を重ねれば、白内障・緑内障も当然ながら多くなります。診断・治療はもちろん二人でしますが、手術は主に私が担当しています。地域の学校の眼科健診などがなければ、今まで通り大先生にも手術室に入ってもらい、以前からおかかりの方に安心してもらっています。

先生方が診察時に心がけている点は何でしょうか?

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患者さんの要望・希望を聞き、独りよがりにならないような治療を提供することです。勤務医を経てこちらに戻り、あらためて感じたのが、大先生の治療に対する姿勢です。患者さんに対し、同じ医師の視点から見ても恥ずかしくない治療を行っていますし、そもそも眼科の医師としてのレベルも高い。私もそういう医師であり続けたいと思っています。日々医療も進歩していますし、新しく、正しい情報を患者さんに適宜提供していくことも、治療においてはとても重要だと考えています。ご自身で調べても情報の多さに混乱している方もおられます。お話を聞きながらそれを解きほぐし、正しい道へと導いていくのが、私たち医師の役目。ですから困ったことがあれば、専門家である医療機関を受診してほしいのです。

白内障の手術は「自立した高齢者になるため」にも必要

こちらには入院施設もありますね。

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入院室は3床あります。当院での白内障の手術では、日帰り手術と入院手術のいずれかを患者さんに選択していただけます。手術後は眼帯をして過ごしますから、遠近感もなくなり、案外不便になります。術後ゆっくり安静にしたい方、もし何かあったらと不安な方にはお勧めです。眼科でも日帰り手術が多くなり、入院施設を持っているクリニックも少なくなってきましたが、患者さんのニーズに応えるためにも今後も残していきたいですね。他にも手術に関係する機器は、いずれも積極的に新しいものを導入するようにしています。その結果、術前検査や手術の精度も高くなってきています。こういう部分にも手を抜かないでいたいですね。「鍋島先生にやってもらって良かった」と思ってもらえる努力は怠らないでいるつもりです。

白内障の手術にも、かなり力を入れていらっしゃいますね。

白内障の手術は一生に一回のビッグイベントであると思っています。手術後の人生が大きく変わってくると考えられるためです。ただ手術である以上、不安はつきもの。手術を行う前の説明にはじっくりと時間をかけています。白内障の手術は10分ほどで終わるものではありますが、患者さん、そのご家族はやはり不安を感じておられます。患者さんの負担にならない程度に、しかししっかりと説明をし、内容を理解をした上で手術へ臨んでもらっています。私たちから手術を押しつけることは絶対にありません。患者さん自身が納得して、ご自身の選択で希望してもらい、また術後のサポートも全力で行っています。

その一つが正確な情報提供であると。

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そうです。眼科の手術は、脳や内臓と違って、生死に直接関わるものではありません。しかし、生活の質(QOL)には直結するものです。この北九州エリアは高齢者が多い地域。「家族に迷惑をかけたくない」と手術を選択する方も多いのです。人生100年時代といわれ久しいですが、今後自立した高齢者をめざすのであれば、白内障の手術はぜひ、寝たきりになる前に行ってほしいと考えています。多くの病気は、医療の介入が遅くなればなるほど悪化し、リスクも上がっていくものです。早め早めの受診が大切ですし、それは特に緑内障に言えることだと考えています。

緑内障の早期発見、近視の治療はかかりつけ医の使命

緑内障についてもお聞かせください。

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緑内障は失明の主な原因ともいわれる病気です。何らかの原因で視神経がダメージを受け、症状が進行すると「視野が欠けている」「見えづらい」という症状が出てきます。この緑内障をできる限り早い段階で見つけ、定期的な通院を促すことは眼科の開業医の使命だと考えています。会社の健診などでせっかく早く見つかったのに、自覚が乏しいために、面倒だと通院をやめたり、もしくは病気自体から目をそらしてしまう。近視があり、コンタクトレンズを使用しているという40歳以上の方は、ぜひ早めに眼科に足を運んでください。写真を一枚撮るだけでも、将来につながります。大先生の時代からも検査は積極的に行っていて、比較した結果、診断ができたケースもあります。こういう点も、当院の特徴の一つであると考えています。

やはりいずれの病気も早めの行動が肝要だと。

近視の強い方は、高齢になるほど眼科の病気とそれに伴う合併症も出やすく、失明するリスクが高まるということがわかってきました。眼鏡やコンタクトレンズは非常に役に立つものですが、強度近視にしないことも今後、一生をかけてやっていくことだと考えています。また当院では、自由診療でオルソケラトロジーという近視矯正法も取り扱っています。学校の健診などで近視が見つかれば、当院を受診される際に「オルソケラトロジーで近視の進行抑制が図れる可能性があります」と説明します。この方法は眠っている間に特殊なコンタクトレンズを装着するというもので、昼間、特に体育の授業や部活などで裸眼でいられるというメリットもあります。とはいえ、「屋外活動を増やす」「本を読む時は姿勢を良く」「手元を見る作業を20分したら、一度遠くを見て目を休めましょう」など、普遍的な内容ですが、エビデンスがしっかりしている情報も伝え続けていくつもりです。

目を守るための選択肢があることを、患者さんに伝え続けていくのですね。

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オルソケラトロジーは小学生以上を対象としていますが、成人後の患者さんであれば眼内コンタクトレンズ(ICL)、レーシックなどの屈折矯正手術についても適切に情報発信し、ニーズに対応していきたいですね。いかに患者さんに喜んでもらえるかという点は、これからも一生、考え続けることだと思います。目は皆さんの大事な体の一部です。そのためにもぜひ、一度でいいから検査を受け、もし何かが見つかれば継続的に受診してほしいのが一番伝えたい部分です。ぜひ患者さんお一人お一人が、ご自分なりに目を大事にしてほしいと思います。そのための情報提供、そしてサポートは全力で行います。120年以上、4代続いたクリニックとして、先達にも後進にも恥ずかしくない治療をこれからも提供していくつもりです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/15万円(両眼)、有水晶体眼内レンズ(ICL)手術/70万円~74万円(両眼)、白内障手術(多焦点眼内レンズ)/38万円~
※一部保険適応のレンズも取り扱っております。白内障手術(多焦点眼内レンズ)の料金は症例によって変動しますので、診察の際にご相談ください。

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