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丸石 晃 院長の独自取材記事

丸石整形外科医院

(松山市/福音寺駅)

最終更新日:2019/09/04

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国道33号線東石井交差点から東へ少し進むと、閑静な住宅街の中に「丸石整形外科医院」が見えてくる。大きな建物の中には入院設備が備えられており、骨折、神経痛、リウマチ、腰痛などの治療やリハビリテーションに注力。近隣の高齢者はもちろん、遠方からも首や腰の痛みに悩む患者が訪れる。父の後を継ぎ、2代目院長を務めるのは丸石晃先生。「できるだけ早く正確な診断をつけることが、早期回復へつながる」との考えから、原因不明の痛みと不安を抱える患者にもしっかりと寄り添い、適切な治療へと導いている。頼れる地域のかかりつけ医をめざす丸石院長に、同院の特徴や診療の際の心がけ、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2019年8月14日)

入院設備を備え、整形外科分野を幅広く診療

こちらを開業したのはいつですか?

Df1

父が私の生まれる前に開業したので、もう40年以上前になります。私自身は大学を卒業後、愛媛大学の整形外科に入局し、いくつかの病院で臨床経験を積んだ後に、ここに来て院長職を継ぎました。診療内容は骨折、神経痛、腰痛などの治療や、リウマチその他の関節痛のケア、リハビリテーションなどを行っているので、主に近隣の高齢者の受診が多いですね。

施設や設備の特徴を教えてください。

手術室と入院設備があり、日帰りや短期入院での手術に対応しているのが大きな特徴です。また腰痛、肩こり、関節の痛み、手足のしびれなどの慢性的な症状や、骨折・脱臼・捻挫の原因を正確に調べるため、エックス線、MRI、エコー検査などの各種機器を備えています。こちらで対応するのが難しい治療に関しては、松山赤十字病院などに紹介することが可能です。リハビリテーション科には運動機能回復のための温熱療法、低周波によるケア、運動などを行う機材をそろえ、定期的に通院する患者さんのために送迎サービスも行っています。患者さん一人ひとりのニーズに応じた医療・看護を提供することが当院のモットーです。

先生が得意とする治療は何ですか?

Df2

広島の三原の病院に8年くらい勤務していまして、その時師事していた先生が手の外科がご専門だったので、手の骨折、腱鞘炎、リウマチなどは数多くの症例を診てきましたね。今も手の症状を診るのは得意ですが、その先生がよくおっしゃっていたのは「手を専門として診るのは当たり前。その他もすべて診ることができなければ整形外科の医師ではない」ということ。ですから私もあえて専門だけにこだわることはせず、体のしびれや痛みに関しては広く何でも診られるように経験を積んできました。当院にもさまざまな症状の患者さんが来られますし、中には体のあちこちに痛みが出て症状が安定しない、あるいは検査をしても原因が特定できなかったという方の相談も受けますね。

正確な診断を心がけ、早期回復へ導きたい

診療の際に先生が大切にしておられることは何ですか?

Df3

基本としているのは、きちんとした診断をつけて早期治療・回復に努めることです。一般的には「肩こり」「腰痛」とひとくくりにされていますが、肩こりの中にも首の神経が圧迫されている場合や、胸郭出口症候群といって、鎖骨のあたりの神経と血管が圧迫されている場合など、さまざまなケースがあるんです。腰痛に関しても、内臓疾患が引き金となっている場合、関節や椎間板に不具合が生じている場合など、複数の原因が考えられます。それなのに漫然と薬を飲むだけ、注射を打つだけでは、早い改善は見込めないと考えます。まずは原因を突き止めることが大切。痛みはご本人にしかわからないので、医師が100%理解するのは難しいのですが、正確な診断がつけば無駄な治療をしなくて済むはずです。

こちらで受けられる治療法について具体的に教えてください。

痛みを緩和することを目的とした一般的な物理療法や薬物治療、手術療法が可能です。一つ大きな特徴として挙げられるのは、ハイドロリリースという治療法を取り入れていることでしょう。これは筋肉や筋膜、神経の周囲などに液体を注入して潤いを与え、痛みの原因となっている患部の癒着をはがすことを促すという新しい治療法です。「筋膜リリース」という名で知っている人もいるかもしれませんね。筋肉の痛みが原因で腰痛が起きている場合などには、ハイドロリリース注射を行うと痛みが和らぐことが期待できます。最近メディアでこの治療法が話題になったこともあり、遠方から来られる患者さんも増えました。詳しくはご相談いただければと思います。

仕事のやりがいや、心がけておられることを教えてください。

Df4

やはり、患者さんが笑顔で帰って行かれるのを見るのはうれしいですね。中には検査を受けても痛みの原因がわからず、精神疾患によるものだと言われて余計に不安になられている患者さんもいらっしゃいます。そんな患者さんに対しては、はっきりとした診断を出してあげたり、話をじっくりと聞いて差し上げたりするだけでも気持ちはずいぶん楽になられるんですよ。だからこそ早期に、正確に診断をつけることはたいへん重要だと考えています。心がけているのは、患者さんになるべく早く元の生活に戻ってもらうこと。ご本人の希望も大切にしつつ、将来の生活のことも考えて、医師としてベストな提案をしなければと日々考えています。

個人の医院ならではの強みは何でしょう?

患者さんに時間をかけて寄り添えることではないでしょうか。多くの患者さんを抱える大規模な病院の場合、どうしても1人にかけられる時間が限られてしまいがちです。実際、大きい病院で気を遣って質問できず、「この手術について詳しく教えてほしい」と当院へ相談しに来られる患者さんもいらっしゃいますね。そのあたりのフォローをするのも私たちの役割かもしれません。患者さんには医学用語を並べて説明してもピンとこないのは当然だと思いますので、なるべくわかりやすく、伝わりやすいように考えながら話しています。

患者の心に寄り添う地域のかかりつけ医に

リハビリテーションについてはいかがでしょう?

Df5

手術の後などは患部を動かすと痛みを感じる人も多く、できれば安静にしていたいと思う方も少なくないでしょう。しかし整形外科の分野では、手術後はできるだけ早く動かすというのが鉄則です。例えば高齢者に多い大腿骨頸部骨折の場合、手術して1週間くらいおいたら早めにリハビリを開始して、寝たきりにならないように治療を進めていきます。つらいので動きたくないでしょうが、動かなければ回復には向かわないので、そのことを知っていただき、地道に取り組んでもらえるようにサポートしています。患者さんが少しでも早く回復できるよう、さまざまな角度から支えていきたいです。

手術をきっかけとしたうつ病発症が、最近話題になっていますね。

首や腰の手術においては、切開して筋肉をはがさなければならず、一度はがした筋肉は癒着しやすいため、どうしても術前よりも動きが悪くなります。そうすると患部の痛みが引かず、頭痛やめまいを併発することもあり、不安を感じられる方もいらっしゃいます。それを避けるためにも、事前に術後の経過について丁寧に説明しておくことが何より大切です。患者さんご本人に症状を理解してもらい、不安を解消するように努めるべきだと思います。

お忙しい毎日かと思いますが、休日のリフレッシュ法はありますか?

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プライベートではもっぱら釣りを楽しんでいます。最初はアジ釣りから始めたのですが、一度大きなハマチを釣り上げたことがありまして。それから夢中になってブリなどの大物を狙うようになりました。釣りを通じて仲良くなった人もいて、交友関係が広がりましたね。近場なら三津浜、時間があるときには佐田岬まで遠出することもあります。釣りをしている間は何も考えなくていいので、良い気分転換になっています。釣った魚は自分でおろして調理もするんですよ。他には、子どもを連れて遊びに出かけるのも楽しみの一つです。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

地域の皆さんに頼りにしていただける「きちんとしたかかりつけ医になりたい」というのが私の願いです。正確な診断を出して、ここで手術ができなければ適切な医療機関に紹介し、その後のフォローもきちんと行う。そんな医院になっていければ良いと思います。体に痛みがあれば、とにかく早く医療機関を受診していただきたいですね。早く治療を始められるのが一番ですし、面倒でも一度診せて何もないことがわかれば安心できますから。お気軽に何でもご相談ください。

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